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2009年6月 9日 (火)

逃げ切る文化に進歩はあったか

 ようやく、昨夜、サッカーWカップ最終予選ウズベキ戦の録画を見終わりました。結果としてはコングラッチュレイション以外の何者でもなく、素晴らしく価値のある勝利でした。

 でも、このチームは、Wカップベスト4を目標として公言しているチームなので、ちょっとアラをさがしてみました。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」にも同じような論調が目立ちましたが、やはり、Wカップ本番に向けて、「おめでとう」一色ではいけないでしょうから。

 この試合、早い時間に一点取って、逃げ切る試合でした。かつて、フィリップ=トルシエは、「日本には逃げ切る文化がない」と言っていましたが、そういう意味では、こういう試合を逃げ切れたのはたいしたものです。日本サッカーの進歩ですかねえ。

 しかし、細かく見ると、やや逃げ切り方に不安があります。「エル・ゴラッソ」では、88分にこちらのショートコーナーの後、一旦中盤の遠藤がボールキープした時に、ゴール前に四人ものアタッカーが詰めて、結果、ウズベキのカウンターを食ったプレーを槍玉にあげていました。確かに、ちょっと不用意な攻撃だったかもしれません。折角ショートコーナーにして時間を掛けているのだから、あんなに前へ前へと出て行くことはなかったかも。

 しかし、もっとマズいのは、ウズベキのカウンターでピンチになった後、長谷部退場、監督退席というドタバタがあり、阿部が交代で入ったのですが、その直後、日本のカウンターから左サイドを攻めて岡崎がファウルをもらい、ボールは矢野の足元へ。アドバンテージを見ていたのでプレー続行中なのですが、矢野君は、そこからあまり可能性のなさそうなロングシュートをポンと打ってしまいます。

 いかに精神的にドタバタ落ち着かなかったとは言え、あそこは、キープでしょう矢野君。落ち着いてキープし、後ろに回すなりコーナーフラッグまで持ち上がるなりすれば、一分は稼げます。すでにロスタイムに入っていることを考えれば、当然だと思うんですが・・・。

 あそこは、ドーハの悲劇の時の、ロスタイムのFW武田修宏の攻め急ぎを見る思いがしました。実際、矢野君のロングシュートの後、ウズベキは最後の反撃に出てフリーキックを含めて二本シュートしてます。そのうち一本がコーナーキックにでもなって、ショートコーナーでタイミングがズレて、シュートが楢崎の手をかすめてネットを揺らしていたら・・・。

 日本サッカーはドーハから進歩してないって言われたんでしょうね。~o~;;;

 結局、ああいうところでナイーブになり、人の良さを露呈してしまうってのが、フィリップ=トルシエ言うところの「逃げ切り文化の無い日本人」ってことなんでしょうかねえ。

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