近時古書事情
一昨日の10日は、講習の間の休日だったので仕事部屋の本棚を整理して、もう読まない専門書を神田の国文学専門古書店に売りに行きました。
実は、もう何年も前からもう読まない利用しないと見切りをつけていた本が段ボールに一箱あったのですが、最近我が家は整理ブームなので、その勢いでさらに段ボール一箱を追加、国文学系の雑誌段ボール三箱分と合わせて、段ボール五箱分、さてさていくらで売れるだろう。
お盆近いので古本屋が営業しているかどうか確認の電話を入れてみて驚きました。なんと、近年、神田の古本屋は買い入れをあまりやってないのだそうです。雑誌なんて全く扱わないとか。
我々が学生時代には、古い『国文学』なんかは貴重な教材で、専門分野の特集号を古本屋で買ってきては勉強したものでした。そういうのが今でもウチに山ほど残っているのですが、ヤレヤレ、コレ全部ゴミ出しかよ。~_~;;;;;
研究書の類も、あまり積極的に買い入れしていないらしいです。何でも、地方からドンドン本が入ってきてしまう割りに、それが売れず、もう倉庫にしまい切れないほど在庫があるとか。どうも、地方のBook Offあたりから、大量に専門書が入ってきてしまうらしく、しかもそれが少子化もあって売れないと。
うーん、これからどうなるんでしょうねえ、神田古書街。つか、人文系の学問研究って、専門古書店あってのものだと思ってたんですがねえ。どうなるんでしょう。
昔、よく利用していた一軒にすげなく断られ、仕方なく、もう一軒に電話して、売却リストをFaxしたら、ようやくOKが出ました。ヨカッタ。~o~
持って行ってみたらけっこう高値で買ってくれました。やっぱ、倉林正次の名著『饗宴の研究』なんか含まれてたからなぁ。
なんとか、これで内弟子Yに新しいスキーウェアを買ってやれます。~o~
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