見えてきた底と再出発への誓い
本当のことを言うと、今日はあまりブログを書きたくない気分なのですが、これを書き留めておくことが再出発への誓いなのだと自分に言い聞かせて、出来るだけ正確に書きます。
今日は、車山東京都技術選の決勝。天候は曇りのち小雪。かなり風のある日でした。昨日までの状況から、今日、ちょっと頑張れば、十分盛り返せると思っていましたし、正直に言って、ルスツで行われるテクニカルコンテストへの出場も十分狙えると考えていました。
最初の種目は整地小回り。予選で上手く行った種目、しかも、朝の状況の良い中でのスタートだけにかなり自分に期待していました。スタート地点は例年通り予選より少し上がり、落ち込み手前から。従って、スタート地点からコートの斜面はほとんど見えません。しかし、朝イチなので、滑り易いのではないかと思っていました。
予選と同様にターン弧を小さく、回しこむ滑りと思ってスタートしたのですが、どこかに良い雪のはずだという思いがあったかも。ところが、スタートしてすぐに意外に硬い斜面だということに気づきました。
ビデオの映像を見てみると、予選の時よりも板が回り込んでいません。こうなると、ワタシの暴走癖が顔を出します。おまけにゴールラインを見間違えて、ゴール手前からストップに入ってしまい・・・。
結果、暴走してスピードを抑えきれず制動をかけながらゴールしたような滑りになってしまいました。最悪の得点。
二種目目はヴィーナスコース最上部からの大回り。上部が細い廊下状になっているため、デコの上でターンを始めるとターン弧が小さくなってしまい、面白くならない状況。そこで、細い廊下状の急斜面をクローチングの直滑降して、クローチングターンしながらデコの下へ回り込むコースを取りました。これは、先週の富士見のシニア大会総滑でクローチングターンから入る入り方に自信を持てたからです。
しかし、スピードへの不安からクローチングを解くのが早すぎ、おまけにデコの下へ回り込むことを意識するあまり右ターンを引っ張り過ぎて、体が正対してから左ターンに入りました。当然、板は走らず、無理矢理の左ターンなので、体が内側に入りすぎ、右足に手ごたえがなく、板が返ってきません。そこを、無理矢理右ターンに入り・・・。悪いリズムのままゴール。得点はまあまあなのですが、ここは、もっと稼げたところ。
休憩時間をはさんで三種目目はヴィーナスコースでの総滑。この種目は、本来得意種目なのですが・・・。
スタート地点は、大回りよりも少し下。前日の練習で試したあたりでした。前日良いフィーリングだった構成を使えると意気込んでスタート。クローチングで直滑降し、デコの下へ回り込み、大回りからギルランデを入れた後、中回りでスピード感をアピールしてゴール、のはずだったのですが。
とにかく1ターン1ターンが雑です。たまたま同じ構成を、元東京都代表のK選手が取っているので、ビデオで比較してみたのですが、K選手が1ターン1ターン、股関節のタメを作って丁寧にターンし、大きく体を使うギルランデをしているのに対して、ワタシの方は・・・。その逆でした。狙ったスピード感はK選手同様に出ているのですが、ターンの正確さが全く違います。得点を見て愕然としてしまいました。
最終種目、キャプテンコースの不整地小回り。昨年、「逆襲」の決った種目です。今年も、一発やってやると思ってました。実際、ここで昨年と同じ得点なら、昨年より少しは良い順位だったのですが・・・。
前日の練習中に、硬くて深いけれど車山には珍しいリズムの良いコブで楽勝だろうと思ってました。ところが・・・。
前日良いフィーリングだったネット際のラインを選択。スタート直後、ラインに入るまでコブの無いアイスバーンを細かく4ターン。無理矢理ラインに入りました。ところがラインへの入り方に無理があったせいか、コブラインに入ってから余裕がありません。6ターン目で深いコブにつかまりあわや発射というところをやっと持ち直して、斜度の変わり目のリズムの変化するところに入った瞬間に左足が硬い斜面に引っかかってスタンスが割れ、コブに乗り上げて、ハチャハチャ。
転倒した勢いで立ち上がってはみたものの、もう見せ場のコブはなく、なんとなくゴール。うわー、最低の得点です。
結果、予選の順位よりも26位落として103位。眩暈の病気をした05年以来の百位台です。寒い中をビデオ撮影してくれていた内弟子Yに合わせる顔がありません。「師匠の滑りはふがいないので、来年は私が出ます!」などと言われてしまいました。あははは。~o~;;
ただ、技術的な問題点は洗いだせました。今年の滑りにも、昨年までと比較して改善されつつある点がいくつかあります。良いターン良い滑りがいくつもありました。そこを洗練させていけば必ず、もう一段レベルアップするはず。光明はあります。
今年がワタシの「底」です。必ず、来年はやります。幸い、内弟子Yがすっかり都技選参加モードになってくれました。やっぱ競技会は見るより参加する方が楽しいということに気づいてくれたようです。来年は、師弟参加。やるしかありません。
この年になって、こんなモチベーションを与えられるとは・・・。内弟子を取って良かったかも。~o~;;;;;;
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