仏に拾われた日
父親の病状に心配がなくなったので、昨日から八海山に来ています。昨日の八海山は曇り時々雪。週の前半に暖かい雨が降ったそうで、積雪は少し減っていましたが、冷え込んでいるため、雪質はそれほど悪くありませんでした。
内弟子Yは一級を再受験することになり、昨日は一日中小回りの練習でした。検定の時のビデオを検討した結果、いくつかのハッキリした欠点があぶりだされたので、そこを強制するための練習です。
上手くいっている時はあまり出ないのですが、状況が悪くなると、右ターンで腰が外向して入り内膝が外足の動きを邪魔してしまうこと、その反対に左ターンは内向内倒しやすいため右外足のテールが軽くなってテールを振り出しやすいこと。まあ、よくある欠点で、ワタシも同じ癖があります。
ワタシの場合、右ターンは意識的に内足の膝を割ることで強制しました。そこで内弟子Yにも右内膝を割るエクソサイズをさせ、右ターンはある程度改善されました。ところが、本人は、左ターンでのテール振り出しが気になるらしく、ビデオを見てはそればかり気にしています。そんなに一度には良くならないし、全部良くならなくても一級くらい取れると説明してあげるのですが、納得しません。
「こんなんじゃ一級受かりませんよね、また落ちちゃいますよね」なんてかなり悲観的になって。落ち込んだ気分で滑ると、また余計に癖が出ます。悪循環。わー、こりゃマズイなあ。八海山SSも罪深いことをやってくれたモンだと恨めしくなっていた時でした。
ちょうどゲレンデで講習をしていた八海山SSのベテランI先生に声を掛けられました。「○○さん、何を失敗したの?」
「今年の滑りを見てると、テールを上手く動かせるようになったから、一級は大丈夫だと思ってたんだけどねえ。上手くなったよなあ」
この一言で内弟子Yの顔色が一気に変わり、ニコニコしだしました。「うわー、I先生に初めて褒められちゃいました~」
捨てる神あれば拾う神あり。普段はコワモテのI先生の顔が仏に見えて、思わず拝んじゃいました。これだから八海山の常連はやめられません。見てる人は見ててくれるんですねえ。~o~~O~
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コメント
まさにその時(放牧中)I先生の班にいました。
大回りだったので,いつMumyoさんに背後から抜かされるかビクビクしながら滑ってましたが(笑)Yさんの講習中で助かりました
I先生はなかなかはっきりと大丈夫とまでいわないと思うので,これは自信になりますね!
投稿: Tanaka from Tsukuba | 2010年2月14日 (日) 00時23分
書き込みありがとうございます。
ども、講習中にお邪魔しました。~o~
I先生、怖い人だと思ってたので、あんなに優しい人だと思いませんでした。また、タイミングが絶妙だったので。
内弟子Yも自信回復してくれて、ホント、助かりました。
投稿: Mumyo | 2010年2月14日 (日) 08時00分
今年もI先生は検定員ですか?
だとすると次回は期待できますね。
次に、今日のTP/CPテストには、変なおじさん、嵐を呼ぶ男、吉野家の店長?、新潟在住の皆さんはCPに参加でしょうか?
それとTP参加者の合格結果も知りたいのですが、これは3月末まで秘密では無いですよね!
投稿: taiji | 2010年2月14日 (日) 11時46分
CPは再来週ですが、来週のTPには隠し玉がいます。ウチの嫁ではありません。Taijiさんもよく知っている人です。でも、かなり可能性があると思います。
実は、この人のことが驚くべきニュースの一つです。~o~
投稿: Mumyo | 2010年2月15日 (月) 00時15分