四苦をめぐる三日
火曜水曜は、仕事でした。仕事の合間に自宅のスキー雑誌を整理しました。つか、まー、捨てさせられたとゆーか。~o~;;
昔のスキー雑誌を整理していると、時々とても興味深い記事を見つけることがあります。最初の二連覇の後、全日本技術選で勝てなくなった柏木さんが、自分の滑りを改造する話などは、今、ワタシもちょうど滑りを変えようとしているところなので、思わず読みふけってしまいました。ナルホド、ヨッチもオレと同じだなー、なんてちょっと勘違い野郎になっちゃったりして。~o~;;
そんな中で、2004年頃の田和夫さんのエッセイに目を奪われてしまいました。田さんが前年に亡くなったグッギーの墓参りに行く話です。田さんは、語学に堪能な方で、旅行社を取り仕切りスキーのキャンプやオーストリアデモのマネジメントをして、グッギーとは家族付き合いの御友人だった方です。
グッギーの墓参りの後、グッギーの奥さんと娘さんに会ったことを書いています。その娘さんのいたいけな態度に涙した田さんも、今はすでにこの世の人ではありません。
水曜の仕事後、姉からメールをもらいました。連絡してみると、なんと父が救急車で搬送され緊急入院したとのこと。父もすでに87才です。何があってもおかしくないと覚悟しました。
ところが、翌日、病院に見舞いに行ってみると、病院のベッドの父は元気でした。驚くほどによくしゃべります。なんだろ、この元気さわっ。
実は、姉の娘がこの四月に出産します。生まれる子は父にとっては曾孫にあたります。「87になって、もう十分生き過ぎて、何時死んだって構わねえけど、四月までは生きていなきゃならないことになったからな」だそうです。~o~;;
仏家では、人間の根源的な苦しみを「生老病死」の四苦と教えますが、この生老病死が身の回りに渦巻いた三日間でした。
つーわけで、ブログ更新どころじゃなかったと。~o~;;;
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コメント
お父様がお元気のご様子良かったです。
大変だった事とお察し申し上げます。
NYCは寒くて最近私は「五蘊盛苦」です。
それと師匠が僅かなClueすら提供して下さらないので残り四苦の内の「求不得苦」?それとも「五蘊盛苦」?を味わっている状態です。
By the way, 若いClassmateと一緒に授業を受けていると煩悩が活発になる(刺激される)のを感じます。
頭を冷やして勉強・勉強。
投稿: taiji | 2010年2月13日 (土) 04時41分
おおおー、煩悩ですか。良いですね。
まだまだ、Taijiさんもお若い。~o~
投稿: Mumyo | 2010年2月13日 (土) 07時44分
日本中世文学を読んでいると、仏教の理解が必要になってきます。英文学がキリスト教理解を必要とするように。「老少不定」「生死一定」、日々思い当たります。
投稿: 侘助 | 2010年2月14日 (日) 08時52分
>侘助さん
本当にそうですね。
我々古文の教師も、もっと仏教を勉強せにゃいかんなあ、としばしば痛感させられます。
もっとも、痛感するのは一瞬で、次の瞬間に熱さを忘れちゃってるんですが。~o~;;;;
投稿: Mumyo | 2010年2月15日 (月) 07時41分