ふたたびホット問題
昨夜は町田での仕事の後、町田の居酒屋「さんかつ」さんで夕食でした。こちらはかなり古くからある町田の銘酒居酒屋。今の場所に移転するまではよくお世話になっていました。日本酒の品揃えも豊富だし、従業員さんたちも本当に地酒のことを判っている人ばかりで頼りになります。
んで、またまたタイムリーな酒を飲んでしまいました。栃木県島崎酒造さんの「東力士 熟露枯 山廃純米 BY17」と「東力士 熟露枯 純米吟醸 山田錦 BY15」。
島崎酒造さんは洞窟貯蔵をかなり大規模にしている蔵元さんで、この「熟露枯(うろこ)」は、洞窟の安定した温度を利用して熟成を進めたお酒なのだそうです。そのためか、どちらも古酒にしてはキレイな酒で、品の良さがあります。山廃の方が熟成香があり、酸も強くしっきかりした味。純吟の方は、ほとんど熟成香がありません。
ワタシ的には、この熟成香なるものは苦手です。そのために古酒に対して評価が厳しくなります。今回の「熟露枯」は両方とも品の良い熟成香だったのでOKなのですが、それでも、熟成香がプラスアルファになるとは思えません。多分、古酒好きの人ってこの熟成香が好きなんでしょうねえ。そこのところで熟成に対する考え方が分かれるんじゃないかと思います。昨日紹介した古川さんなんて、ホント、熟成が好きみたいですから。
山廃と純吟を常温で飲んだ後、山廃の燗を頼んでみました。うーーん、こりゃ燗の方がんまい!常温だと多少尖がっていた酸が、丸くなっているのが判ります、やっぱ、熟成した古酒って燗に向いてるんですかねえ。
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