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2010年4月27日 (火)

オキテを破りたくなる頃

 以前は自宅では冷酒しか飲まなかったのですが、ここ二、三年ほど、時々、電子レンジで燗をします。特に、ここのところ、古川さんの本で刺激を受けたこともあって、ウチにある酒を燗して飲んでいます。ウチにある酒ってのは、尾瀬岩鞍にある吟奏の会の酒屋「アサヒヤ」さんで買ってきた「松盛 大吟醸 2006」と、近所の加枡屋さんで買ってきた「秀鳳 純米大吟醸 生原酒」。

 昔は、大吟醸を燗にするというのは厳禁でした。世間的にもそうだったし、自分でもそう思ってました。今でも、大吟醸酒の裏ラベルには、たいてい「冷やしてお飲みください」と書いてあると思います。あら、「松盛 大吟醸」にも書いてあったりして・・・。~o~;;;

 大吟醸を初めて燗で飲んだのは、八海醸造の宴会にお呼ばれした時ですから、もう五、六年も前だと思います。非売品の純米大吟醸のぬる燗を出されて、ビックリしたもんでした。まあ、ビックリついでにベロベロになるまで飲んじゃったんですが・・・。~o~;;;

 この「松盛 大吟醸2006」も、燗がステキに合います。2006から3年半ほど酒屋さんで貯蔵されていた酒なのですが、熟成された分だけ角が取れて丸くなり、そのためか、冷やだとおとなし過ぎてあんまり面白くなかったんです。んで、試しにぬる燗にしてみたら、これがハマるハマる。ジワっとした酸の刺激と熟成のまろやかさが見事にマッチングして、い~感じだ、こりゃ。~o~

 一方の「秀鳳」は生だけに、いよいよ燗はオキテ破りのはずなんですが、コレも結構イケます。こいつは冷やしたままでも、フレッシュな甘味と強めの酸がギリギリでバランスしていて、美味いのですが、燗にすると、冷酒のままでは強めに感じる酸が、じんわりと広がりを見せて良い具合です。

 まー、こういうオキテ破りは、これからどんどん増えていって良いんじゃないでしょうか。

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