出来ない君たちの幸せ
今年もまた、「出来ない君」たちの季節がやってきました。出来ない子のための特別授業が、今日、立川であったんです。
毎年、この授業は、いかに本物の「出来ない」君を選抜して、少数精鋭のクラスを作るかというところに腐心します。それさえ出来てしまえば、授業の成功は約束されたようなものなのです。さて、今年はどうだったのかというと・・・、かつてなかったほどエクセレントでした~。~o~
当初、五十人ほど受講の希望があると聞いていたので、校舎の責任者に、なるべく人数を絞ってくださいとお願いしたところ、見事に絞ってくれました。結果的に三十人ほど。見事なまでに「出来ない君」が絞り込まれています。
この絞込みの部分で苦労したこともあるだけに、今回は感激しました。ここの校舎長の手腕は本当に見事。講師のやりやすさを、こちらのちょっとした言葉から考えてくれます。
授業が終わった後、校舎長と少しだけ話しをしたのですが、本当に出来ない子供のことをわかってくれています。出来ない子というのは、単に勉強の知識がないだけでなく、ものすごくシャイなんです。今までの人生で、授業中に手なんて上げたことが無い連中なんです。だから、教師に対してまともに質問も出来ないんです。
そういう出来ない子の側の事情を判ってくれている事務方、ウチじゃ意外に少ないんです。やっぱウチの事務方は、自分が学生時代に、優等生だった人が多いんじゃないのかな。出来ない子の気持ちは出来ない子を経験してないと判りにくいんだろなー。
ところが、ここの校舎長は見事なほどにそこんところを判ってくれました。もしかして、本人も受験生時代、よほど「出来ない君」だったのか・・・。~o~
こういう人が校舎のトップであるということは、授業する講師にも、授業を受ける生徒にも幸せなことです。少なくとも、今日、ワタシの授業を受けた「出来ない君」たちは幸せでした。徹底的に判るまで面倒をみてあげられたので。多分、今日集まった三十人は、みんな納得して帰ったと思います。良かったヨカッタ。~o~
| 固定リンク
コメント