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2010年5月12日 (水)

試乗レポートな日に技術の種類を思う

 昨日は、昼間仕事のない日なので、昼は、友人A氏のサイトに投稿するスキー板の試乗レポートを書いて過ごしました。GWの奥只見で試乗したBlizzardの板のレポートを、まだまとめてなかったもんで。

 Blizzardは、10-11シーズンにIQパワーシステムという新システムの板を売り出します。これは、Atomicのダブルデッキのような細長いカーボンブースターでエッジグリップを強化するシステムなんですが、コイツを搭載したG-Powerシリーズというのが評価の分かれる板で・・・。

 板自体のしなやかなフレックスを残してエッジクリップが強力になるという結構ずくめの板のはずなのですが、その代償として・・・板が重くなっちゃったんです。

 ワタシゃこのグリップ感は好きだし、ことにG-power FullSuspensionという上級機種のしなやかさと抜けの良さを評価しているのですが、どうも、友人A氏のサイトではこの板の評判はあまり芳しくありません。また、G-Power Suspensionというセカンドモデルも、雪が硬い時は高評価なのですが、噛みやすい雪になると、「操作不能」という評価なってしまいます。

 友人A氏のサイトでこれらの板の試乗レポをした人達は、いずれも技術的には申し分のない人たちのはずで、ワタシとの技術レベルの差はそれほどないと思われます。にもかかわらず、こんなに評価が違ってしまうとは・・・。だって、G-Power Suspensionに「操作不能」という評価がされた同じ日、ワタシも同じバーンを試乗していたのですが、別に違和感なく滑れちゃったんですよねー。

 多分、この評価の違いは、技術レベルの問題ではないような気がします。レベルよりは、使っている技術の種類が板の個性にフィットするかどうかってことなんじゃないかと思います。

 察するに、このG-Powerシリーズの板は、その重さがマイナス評価につながってしまうんじゃないでしょうか。板が重いため、上下軸の動き(板をひねって回旋)や左右軸の動き(トップを下げる)がしにくく、それらの動きをターン始動時に使う割合が高い技術、つまり、指導員系の技術を持つ人達には、「硬過ぎる板」「操作しにくい板」という評価になるような気がします。

 それに対して、ワタシの技術は、どっちかというとターン始動を前後軸の動き(板を傾ける)で始めるタイプなのでしょう。だから、比較的、板の重さや過剰なグリップをマイナスに感じにくく、むしろ、プラスの評価になるのかも。

 ワタシゃホントんとこ、なんちゃってレーサーなんですが、技術の種類としてはレーサーっぽい技術ってことになるのかもしれません。前々から薄々感じていたのですが、ワタシゃターン始動時にひねって回旋の操作が少ないんです。

 このG-Powerシリーズに関しては、それがプラスに働くのかなぁ、と思いつつ、んでも、ちと複雑な心境です。だって、ひねり操作の少なさは、、小回りでしばしば暴走気味になる原因なんでねへ・・・。~o~;;;

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