様々におどろかれぬる日々
ここんとこ数日、風がすごいです。もともと風通しの良い我がマンションだけでなく、八王子の町全体をビュービュー吹きぬけている感じです。秋風なのかと思い、暦を調べてみたのですが、まだ旧暦六月の下旬でした。今年は8/7が立秋で8/10が旧暦七月一日、秋の始まりです。道理で、風は吹いてるけど暑いわけだ。
もっとも、旧暦の初秋というのは、まだ相当暑さが残っていてる時期なわけで、『古今和歌集』巻第四秋上の巻頭歌、
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」
は、立秋の日に詠んだってことだけど、夏と全く変化のない気候自然の中で、風の音に秋の訪れを感じてハッと驚くという歌だから、まさしくここ数日のような天候を詠んでいるのかもしれません。
今日は、八日間続いた講習も一休み。ほぼ完全にオフの日です。昨日までの吉祥寺での文章のつまらない高二講座は、最終日に上手くしゃべれたこともあって好評でした。苦労しただけにちょっとビックリなくらい。ウチの講習は初めてという子に「授業の雰囲気がなごやかで、居やすかった」なんて書いてもらったり、商売敵の某大手に通ってる子から、「また来ますのでよろしく」と書いてもらったり。~o~
暑い日々ですが、なんとなく夏が過ぎていきます。ふと気づいたら秋風というさっきの歌じゃありませんが、ふと、気づいたら来期の板を予約してたりして。~o~;;;
ふと気づくとウチの冷蔵庫の日本酒も充実していて、けっこう良い酒飲んでます。一昨日は山形県秀鳳酒造さんの「秀鳳 純米大吟醸 愛山 無濾過生」をいただきました。華やかな上立香、生らしく爽やかな含み香と酸、品の良い旨甘味。あー、贅沢だなー。
先日、車山の麓で買って来た長野県大澤酒造さんの「勢起 純米大吟醸 槽しぼり」は、開栓した日はやや硬い印象だったのですが、数日経って旨味が乗ってきた感じ。また、昨日、近所で買ってきた鳥取県千代むすび酒造さんの「千代むすび 純米吟醸 強力 おおにごり」は、夏らしい発泡の刺激がタマリマセン。発泡が収まった後も爽やかな旨味があって、ついつい過ごしてしまい・・・。
昨夜は夜中にPCの前で、「おどろかれぬる」ことになったりして。~o~;;;;
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