ゴー・トゥー・スィー・ヒポポタマス
昨日は朝から横浜で授業でした。いつまでも暑さが残る昨今ですが、二学期は着々と進行して、第三週目がほぼ終わりました。雑務も着々と進行して、赤本の間違い探しも、第一弾某J智、第二弾某W大でウチが傾向と対策本を出していない学部と続き、第三弾R教も準備が終わりました。
今年は、二学期開始早々から、注文生産を受け付ける告知をしています。二学期終わり間際に言われても対応できないので。特に、マイナーなところや関西の大学を受ける人は赤本持ってきてください、とも言っておきました。例年、赤本を入手するのが困難な大学をリクエストされて苦労するので。
んで、昨日、赤本持ってリクエスト第一弾の子が来たのですが、ナント、B衛大学。
今までの長い予備校屋稼業で、「B衛医大」を受けるという子は何人も見てきました。しかし、「防E大」を受ける子は初めてだなぁー。思わず、「君、文系だよね」と聞いてしまいました。
その子の説明によると、B衛大は、定員は少数ですが文系の学科があるのだそうで、将来のG衛隊幹部候補生を養成するらしいです。しかも、今、B衛大受ける子ってけっこういるんだそうで、倍率10倍くらいあるらしいです。
もっとも、定員に対して合格者を何倍か取るのは、合格した後、他に逃げちゃう子が多いかららしく、本気でG衛隊を目指す子は少ない模様。しかし、ここ数年受験者が増加しているのは、長引く不況のためだとか。確かに、職業として安定はしてるわな。
しっかし、職業としての安定を目指してる人に幹部になんかなられたら、元G衛隊のスキー友達Tさんは何て言うだろ・・・。仮にも防人(さきもり)ですからねえ。~o~;;;
んで、受験問題は『万葉集』か何かからかいと思ったら、意外に近世が多くて、『折たく柴の記』『新花摘』『庚子道の記』などなど。難易度的にはそれほどでもなさそうだけど、ちゃんと記述問題も出ます。やっぱ、幹部候補生だから、文章は書けないとってことですかね。
閑話休題。そう言えば、ここ何年か、学芸大の教師になる学科を志望する子が目立つのも、不況の影響なんでしょうね。世の中の不況って、我々の所には直接的に影響することが少ないのですが、思わぬところで、不況の影を垣間見てしまいました。
ちなみに、タイトルは、小林信彦だったか筒井康隆だったかの英訳(?)「海ゆかば」。
| 固定リンク
« 恋ぞつもりて | トップページ | 重さを知った一日 »
コメント