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2010年10月 6日 (水)

産ませ大国への楽観と悲観

 実は、恥ずかしながら、最近、育児雑誌を買っています。半年前には出産雑誌を購入して愛読してました。いわゆる『た○ひよ』。これってよく出来てます。出産と育児に関して、ホントに痒いところに手の届く情報が判りやすく整理されていて、某リクル○トってたいした会社だなぁと思いました。

 出産と育児に関して、ベビーショップなんかでも、これに類する感心をしてしまいます。アカチ○ン本舗とか西○屋とかって、出産と育児に関しては何でも揃うし、店員さんも商品知識が豊富で頼りになります。

 こういう赤ちゃん産業って、昔であれば、母親や地域が担ってきた妊婦サポートを肩代わりしているんだと思うけど、良いところに目をつけてますよね。

 核家族化による親からの情報の減少は、まあ、かなり前からですが、今や少子化にともなって、妊婦の母親の世代だってそんなにたくさんの出産経験がありません。だから、伝わってくる情報量が少ないんです。ところが、出産ってヤツは本当に人それぞれでディテイルが異なっているので、ちょっとやそっとの個人的経験は、聞いてもそれほど役に立つわけではありません。

 たとえば、内弟子Yの妊娠中に、友達の奥さんなんかに話を聞くと、確かに役に立つこともあったけど、人それぞれだなぁと思わされることも多かったです。早い話、悪阻の仕方なんて十人十色。他人の悪阻の経験なんて聞いても、あんまり役に立ちませんでした。出産時のことも、話を聞くと本当に十人十色って感じで、右往左往、オロオロしながら、結果として何とかなったなぁ、という感じ。

 だから、出産雑誌の情報って貴重でした。いろんなパターンの中から、大事な部分を抽出して教えてくれるので。

 でも、こういうのって、もうちょっと公的サポートがあっても良いのかなぁと思います。確かに市役所でも母子手帳とともに、いろんな情報の載った冊子をくれたりしたけど、もっとあっても良いと思います。やっぱ、初めての出産は夫婦ともども不安だらけなので。

 でも、公的なサポートが充実してきているんだなあ、とも感じました。出産費用の援助とか、出産後の育児のサポートなんて八王子市の方でもある程度考えてくれるみたい。今回の子供手当なんかだって、バラ撒き政策と言われるけど、以前の「ふるさと創生」だとか一人頭一万二千円のバラ撒きだとかに比べれば、はるかに気が利いてる気がします。つか、助かりますよね。

 そんなこんなのせいか、最近、周囲でおめでたの話を聞くことが多いです。町を歩いていても、小さな子供を連れている人、目につくし、もしかして、少子化ってストップが掛かりつつあるのかもなどと楽観。

 でも、妊娠出産ってホント大変なことなので、もう少し、少子化打開への公の努力があっても良いかも。分娩できる産院なんて、まったく不足してるらしいですからね。本気で少子化対策を考えるなら、大きな市町村ごとに公立の産院があっても良いですよね。産婦人科のお医者さんや助産婦さんを優遇して育てるというのも、必要だろうし。まだまだ「産ませ大国」への道はキビシイってとこかなと悲観してみたり・・・。

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