筋肉と関節の入れ替わり
昨日は、夜だけ仕事の日だったので、内弟子Yと娘(仮称ケミ)を連れて富士見パノラマに日帰りしてきました。まぁ、ケミの具合が良さそうだったし、内弟子Yがやる気だとしてるもんで。~o~;;
実のところ、月曜日に石打で教わってきたことの確認もしたかったんです。特に大回り用のR=27の板で、飯酒盃流が出来るのかどうか心配だったので。結果、まあまあ出来ました。
まあまあ出来るということを確認してすぐ、内弟子Yと交代してYに滑ってもらいました。この日は、どちらかというと、Yに長時間滑ってもらうのが目的でした。ケミは大変良い子にしていて最後はワタシの腕の中で熟睡してくれたので、Yは二時間連続滑り続けることが出来ました。
レストハウスからYの最後の急斜面の滑りをビデオに撮ったのですが、うーーん。まあ、あれだけブランクがあったんだから、よく滑れた方なのかなー。
とこちらは思ったのですが、Yは大変不満だったようです。「なんだかスピードが出ませーん!」ブランク明けなのでセーフティで良いんじゃないかと思ったんですが、気持ちだけはスキーヤーに復帰してしまったYには、トロトロした自分の滑りが許せなかった模様。
帰宅後、昨年の検定の時撮ったのビデオとこの日のビデオを見比べてみたのですが、この日の滑りは大回りも小回りも、右ターンの後半、外向傾を過剰に強めてブレーキを掛けにいってます。これがスピードが出ない原因ですね。
もともと、内弟子Yは骨格的に右ターン時に外向傾が強く出やすいのですが、昨年は右ターンの切り替えで意識的にお尻を持ち上げさせてそれを防いでいました。ところが、今年は切り替えで間が取れず、いきなり外向傾に入って板をズラしに掛かります。多分、スピードが怖いんでしょうね。
Yに話を聞いたところ、昨年の検定では何をやっても転ぶ気がしなかったそうです。実際、かなり雪の状態の悪い不整地での大回りをやらされているのですが、お見事に安定してます。その理由は、前脛骨筋を使えているので足首の関節が伸びてしまわず、板に対する体のポジションがキープ出来ているからだと思われます。
それに対して、この日の滑りでは、足首がしばしば伸びてしまいます。これでは怖くてスピードは出せません。スピードが怖いので楽に減速出来る方法を体が自然に選んじゃってるんでしょう。
多分、コレってブランク明けにスキーが下手になっている典型的なパターンなんじゃないでしょうか。普段の生活で使わない筋肉が弱まって、関節の悪いクセだけは残って強く出ちゃうということ。筋肉の強さと関節の悪癖が入れ替わっちゃたんですね。
さーて、これをどう直してあげたもんだろー。筋力の回復を待つしかないのかなー。
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