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2011年3月23日 (水)

濃密な終わりの日々

 日曜は父の火葬の日でした。寒い日でしたが、火葬場の中は妙に暖かく、不思議な肌合いの空気でした。父は、一時間半ほどで白い骨だけになって出てきました。骨上げの係の人が、「骨のしっかりした方ですね」とホメてました。

 父は、確かに良い骨格をしており、骨密度も高そうでした。なにしろ、鯵の干物くらいなら頭からバリバリいっちゃう人でしたから。喉仏がキレイに残っていました。喉仏って、本当に仏像のような形をしているのだと初めて知りました。

 日曜のうちに相模湾に面した漁師町から八海山へ五時間かけて移動しました。移動してみると、八海山のペンションYではシーズン打ち上げ宴会の真っ最中。本当のシーズン終了は月曜なのですが、今年はペンションの都合で日曜に第一次打ち上げなのでした。

 皆さんに追いつけるように短時間で飲みまくり食べまくり、短時間で燃え尽きて12時過ぎには就寝。はあ、イソガシ。~o~;;

 翌月曜は、今シーズンの八海山クローズドの日。今年はこの日に八海山技術選が行われました。ワタシ的にはちょっと八技選どころじゃないコンディションでしたが、八海山に居ながら八技選に出ないわけにもいきませんから。

 出場するからには頑張るぞー、と張り切ってゲレンデに向かったのですが、スタート地点に選手が集まる頃からゲレンデをガスが覆い始め・・・。

 あまりに濃密なガスのため、大会コートを下げてセパレートAの急斜面で行うことになったのですが、そこに選手が集合すると、今度はセパレートAをガスが覆って・・・。ガスの中で小回り種目だっていうんですが、いくら滑って行ってもジャッジが見えず、ゴールゾーンに入ってからようやくジャッジの姿を確認。てことは、ジャッジも我々選手の姿を確認したのはゴールゾーンの中なんでしょうね。~o~;;;

 このコンディションで大回り種目はあまりに危険ということで、さらに大会コートを下げ、なんと、第一リフト沿いの緩斜面で残り三種目を行うハメになりました。

 多分、事情を知らない人が見たら、何をやっているのか理解出来なかったでしょうね。何かの大会にしては斜面緩過ぎるし、一、二級検定にしては参加者みんな上手すぎ。選手が必死で漕いで出て行ってもすぐにスピードの死んでしまう軟雪の緩斜面を、上級者が懸命に滑ってるんですから、他人事だったら、ワタシでも笑っちゃいます。

 でも、まあ、これはこれで楽しかったかな。この低速の中で、どうしたらジャッジに上手さをアピール出来るか、かなり頭を使いました。

 んで、まあ結局、これは負け惜しみなのですが、今シーズン、まだ一回もホットワックスを掛けていない板で大会に出るなんて、ナメたことをしちゃいけませんね。~o~;;;;

 火曜は八王子の自宅に帰ってきて、マンションのディスポーザーの清掃をしてもらい、今日の水曜は朝から富士見パノラマに出かけました。例によって、内弟子Yと交代で滑っている最中に、内弟子Yの母から連絡がありました。

 「東京の水道から乳児の安全基準を超えた放射性物質が検出されたから、急いで水を買いなさい!」

 これはさすがに慌てました。すぐにスキー場から撤収してカーラジオに必死で耳を傾けたところ、八王子では当該浄水場の水を使っておらず、おまけに検出されたのはヨウ素131。ヨウ素131の半減期は8日しかないので、事実上、どの地域であっても長期摂取は不可能です。さらに、おまけに完全母乳の母親は関係ないとのこと。なーんだ、どういう角度から見てもウチは無関係です。

 ちょっとホッとしましたが、同時に、子供を持つってことは大変なことだと思い知らされました。それにしても、この数日、いろいろあり過ぎです。疲れた~。~o~;;

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