ハズレ酒と日本酒振興策
昨日は池袋で会議でした。会議自体はスムーズに進行、スムーズに済んだのですが、この季節、なかなか一日全部休みという日がありません。ウサ晴らしというワケじゃありませんが、会議に行ったついでに池袋東武デパートで日本酒を購入してきました。
被災地の酒ということで宮城県金の井酒造さんの綿屋純米大吟醸と、もう一本、珍しい酒ということで群馬県松屋酒造さんの平井城桃色薫酒。んで、早速、昨夜、平井城を開けてみました。
この桃色薫酒という酒は、特殊な酵母の働きで桃色発色した発泡系の酒ということだったので慎重に開栓したのですが、なんと、ハズレでした。
日本酒の発泡系の場合、まだ、発泡系を作る技術が安定していないためか、時々、ハズレて全く発泡しないことがあります。今回のがまさしくソレ。開栓しても、グラスに注いでも泡一つ立ちません。あははは、まー、しゃーない。~o~;;
味は、上澄みを飲む限り、ワイン系、それもちょっと安っぽい赤ワインって感じなのですが、濁りと混ぜることによって、いくらかコクと風味が出てきます。でも、まあ、この酸は日本酒とは思えません。アルコール度数が13度と低いこともあって、ゴクゴクとワイン感覚で飲んじゃいました。
んで、このハズレ酒を飲んでみて思ったのですが、日本酒って何故1.8lと720mlなんでしょう。
この平井城は、ハズレてしまったということもあり、日本酒としてイマイチだったのですが、低アルコールだったので大変飲みやすかったのです。飲みやすいというか、処理しやすいんですよね。四合瓶が無理なく空きました。
ワインは、アルコール度数から言って、瓶一本が無理なく空きます。一人で飲んでも二人で飲んでも、なんとなく良い感じで開けられます。しかし、日本酒は、四合瓶を一人で開けることは出来ないし、まして、一升瓶は・・・。
おそらく、日本酒は一合二合を燗にして飲むというのが基本的な消費パターンだったために一升瓶と四合瓶という現在の形になったのでしょう。しかし、大吟醸や生酒という開けたらすぐに消費しなければならないものが出てくると、もう少し、違う入れ物がほしいんじゃないでしょうか。また、旅館やペンションなどでも、もう少し、別の容量の器の方が消費しやすいはず。一人でペンションに泊まっている時に、四合瓶は頼みにくいです。
ワインや、今回の低アルコール酒の消費しやすさを考えると、普通の日本酒の場合、アルコール度数からいって今の四合瓶の三分の二くらいの容量が消費しやすいんじゃないかと。480mlくらいの瓶があったら、自宅や宿などでの消費を促すことになって、究極の日本酒振興策になるかなと思いました。
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