復興と前進の日々
先週金曜日に、ちょっと時間があったので、板をチューンナップに出しがてら相模原の酒屋さん「酒のおおぶち」に行って来ました。こちらは土地柄、神奈川県久保田酒造の「相模灘」が揃っているので、それが狙いの一つだったのですが、もう一つ、狙っていたものがありました。宮城県平孝酒造さんの「日高見 震災復興酒 希望の光」です。
先週の火曜日、某朝日新聞朝刊に平孝酒造さんの記事が載っていて、ちょっと興味をひかれました。震災後、電気が止まり、温度管理出来ていない蔵に酒を仕込み中のタンクを二週間放置せねばならず、すっかり諦めてダメ元で二週間後に絞ってみたら、今までにない力強い酒に仕上がっていたというんです。
日高見と取引のある「酒のおおぶち」なら置いてあるだろうと見当をつけて行っみたら、果たしてありました。ネットで調べてみると品切れの所が多いので、単なる偶然なのでしょうが、まだ何本か一升瓶が並んでいました。
一昨日からいただいているのですが、確かに、今までの「日高見」とは違います。というか、今までの宮城の酒とはかなり違います。宮城県というと、綺麗でフレッシュな感じの酒を思い浮かべてしまうのですが、これは飲んだ瞬間にドッシリとした甘旨味があります。かなり酸度も高いらしく、常温になじむにつれてジワーっと酸の刺激があります。確かに力強い美味さです。多分、岐阜県所酒造の「房島屋」あたりの酒質に近いのではないかと思いました。
二日間、あれこれと試した感じでは、冷やよりも少し常温になじんだくらいの方が、酸の刺激があって美味いです。燗も試してみましたが、燗だとやや穏やかになり過ぎ、しかも独特の風味が消えてしまってややもったいたないかも。
さて、復興と言えば、ここのところ、ミュージックセキュリティーズというちょっと変わったファンド会社のやっている被災地応援ファンドが気になっていたのですが、今日、申し込んでしまいました。被災地の食品会社や海産物の会社に義捐金かたがた投資をするファンドです。このファンドの良いところは、某日本S十字などを通さず、直接被災地の会社を支援できるということ。しかも、投資者特典として三陸の海産物を送ってくれたりします。我が家は魚もワカメも大好物なので・・・。~o~
被災地支援というと、某日本S十字を通すしかなかったのが、最近になってようやく様々な形式のものが出てきたようです。これで少しでも被災地復興が前進してくれれば、という願いを込めて、わずかな金額ですが、振り込んできました。
さて、前進と言えば、ウチの娘(仮称ケミ)です。とうとう本日、ケミは前進を始めました。まだゆっくり一歩一歩確認しながらですし、時々イグアナのようにお尻を上げたりしますが、間違いなく前方へ向かってハイハイを始めました。さてさて、明日以降、どうなることか。楽しみなような怖いような・・・。~o~
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