今日も娘(仮称ケミ)は、午前中、ご機嫌で歩き回りました。ところが、昼食時に、何故か用意したパンを食べませんでした。ちょっと前までパンは大好物だったのですが、ここのところ、オニギリやウドンが好きになり、パンはイマイチ。おかずだけ食べて、パンを全く食べません。
困り果てた内弟子Yは、冷凍してあったご飯を解凍し、ちょっとお汁を掛けてスプーンを付け、ケミさんが自分ですくって食べるようにしてみました。
最近、大人の真似をしたがるケミさんは、スプーンを手に握って、お椀に突っ込んでみるのですが、全くすくえません。どうも、手首を返してスプーンにご飯を載せるという作業は、一歳一か月の子には、とてつもなく難しいらしいです。ただお椀の底をつつくだけ。「物をすくう」という回路がつながってないんですね。
それでも、スプーンについてくる飯粒を口の中に入れようとはしているので、途中から我々がスプーンにご飯が載るように手を貸してやったところ、幼児用茶碗一杯のご飯の半分ほどを自分の力で口に入れました。スゴイ!
もちろん、残りの半分は、辺りに散乱し、大半は手と顔と前掛けについたままだったんですけどネ。~o~;;
顔中飯粒だらけにしているケミさんを見て、内弟子Yが一言。「こうしてみると、アタシってスゴイですよねー。ご飯でもスパゲティーでも食べられちゃうんデスヨ」。
当たり前だーー、大バカモーン。~o~
考えてみると、内弟子Yのような極端にブキッチョ女でも、一旦、回路がつながってしまえば、ある程度、自在に手足を扱うことができます。これはやっぱりスゴイことなんですかね。
それと同じようなことを、最近、サッカーのゲームを見ながら感じています。11-12シーズンFCバルセロナは圧倒的なポゼッションと3-4-3の超攻撃的システムでリーガエスパニョーラを席巻しています。
ここ何試合かのゲームを録画して見たのですが、バルサの3-4-3は異常です。ザックジャパンでも3-4-3に取り組んでいますが、アレは、機動力のあるCBを三人並べて、サイドのMFにSBタイプを置き、守備時にはこのSBのどちらかが下がってフォーバックを構成するというもの。ところが、バルサの3-4-3は、DFラインの中央に本来MFのマスチェラーノを置き、左右にはSBのアビダルとダニエウ=アウベスを配するのですから、事実上、CBタイプの選手はゼロなのです。
もちろん、リードして守備を固める場合には、本来CBのピケやプジョルが入ったりしますが、基本は、ゼロCBシステム。こんなシステムでリーガエスパニョーラの多くのゲームを失点ゼロで乗り切っているというのは、異常にポゼッション率が高く、ボールを奪われた場合にも前線からの守備でボールを回収してしまうからです。つまり、相手がボールを持ってゴール前に攻めこんで来る機会がほとんど無いから成り立っているシステム。
あんなことが出来るなら、あれが理想のサッカーでしょう。なにしろ、相手に攻めさせず、こちらが一方的に攻めまくるわけだから、負けるはずがありません。
あんなことが何故可能なのか。もちろん、バルサにはメッシを初めとして素晴らしいタレントが揃っていてるのですが、タレントがいればアレが出来るなら、とっくに何処かのチームでやっていたはず。
この間のマジョルカ戦なんて、シャビ、イニエスタ、セスクというスペイン代表の中心メンバーを休ませて、20才のクエンカと17才のデウロフェウを使っても5-0の完勝です。他のチームと大人と子供みたいな差があります。
バルサでは、何か他のチームではつながっていない回路がつながっているんじゃないかという気がします。ちょうど、内弟子Yとケミさんのように。
このスーパーバルサに対抗するのは、最終的にはモウリーニョのレアルなんだろうけど、とりあえず、今晩、"ロコ"ビエルサのビルバオがどう戦うか、興味のつきないところです。
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