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2011年12月 7日 (水)

Leben Sie Wohlの季節

 一昨日、とうとう二学期が終了しました。ホッ。~o~

 実は、台風休講の補講があるので、今日も授業はあるのですが、それで今年度の通常授業はすべて終了。今年もすべてのテキストで正規のセクションを終わらせることができました。テキストによっては補問まで全部こなしたものもあります。

 ここのところ何年も、正規のセクションをこなせなかったテキストはありません。最初のうちはただの偶然で、なんとなく授業を進めていたのにピッタリ終わるというパターンだったのですが、最近の数年は意識してピッタリ終わらせ、できれば補問も説明するようにしています。

 ウチの予備校の古文科は、先生の自由を尊重する美風があり、進度に関して学校や他の先生からとやかく言われるということはありません。そのため昔はテキストが半分しか終わらない名物先生などもいたりして。

 今でも、テキストを全部終わらない先生はたくさんいらっしゃるはずで、全部終わらせる方が少ないのではないかと思います。かなり量的に厳しいテキストもありますから。

 でも、ワタシゃ意地でも終わらせます。というのも、二学期の最終授業でこう言いたいから。

 「これでテキストは全部終わりました。ということは、ワタシは全部伝えるべきことを伝えたということです。だから今、みんなの頭の中には入試問題を解くのに必要なことは全て入っているはず。自信を持って試験場に臨んでください」

 こう言って太鼓判を押すのがここんとこ何年かの習いになっています。ホントは、出題者でもないワタシが必要なことは全部教えたなどと偉そうなことは言えないのですが、生徒さんには少しでも自信を持ってもらいたいので。

 試験場で一人で戦う彼らを支えるのは、自分はやることをやったのだという自信です。その自信を与えてあげるのが、最後の我々の仕事なのかなぁと。

 んで、最後の授業は太鼓判を押すことにしています。

 今日も押してきました、太鼓判。これでワタシの出来ることは終わりです。後は、みんな個人的に頑張ってください。受験生のみなさんとは、冬期直前を取ってている子を除いて、もう会わない宿命です。もう会わないからこそ太鼓判を押してあげるのがワタシの責務です。

 ドイツ語で「さようなら」は、”Auf Wiedersehen”というのが普通で、ちょっとくだけた”Tschues”なんてのもありますが、二度と会わないのを前提にすると、”Leben Sie Wohl”と言います。ワタシと生徒さんの関係はまさしくコレ。

 ”Leben Sie Wohl” 二度と会わない、だから達者でいてくれ。

 そんな今日、例のミュージックセキュリティズのサイトで、”Leben Sie  Wohl”にもなれなかった「サヨウナラ」の記事を見ました。理屈じゃなく涙腺が決壊します。ご用心ください。

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コメント

二学期終了お疲れ様でした。
当分の間スキーに専念で来ますネ!

投稿: taiji | 2011年12月 8日 (木) 03時28分

 ども、おひさしぶりです。

taijiさん、今度は何時帰国するんでしょう。
 日本の八海山関係は、二年半前とは大分変ったよー。一度、帰っておいでよ。~o~

投稿: Mumyo | 2011年12月 8日 (木) 22時19分

12月12日に帰国します。
来年はフィリピン留学です。
もし時間が取れれば八海山に伺います。

投稿: taiji | 2011年12月 9日 (金) 01時30分

 前回八海山にいらした時は会えなかったので、今度は会えると良いですね。
ウチの娘を見せたいから。~o~

 

投稿: Mumyo | 2011年12月12日 (月) 06時36分

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