人知れずささやかに、復活の日
昨日、車山から帰ってきました。
一昨日の予選二日目の一種目目は、ワタシが中斜面小回り、内弟子Yは総合滑降でした。中斜面小回りは、今年のレベルアップ講習会でどう滑ったら良いか理解できて、力を入れて練習してきた種目だったのですが・・・。得点イマイチでした。
ビデオを見ると、特に失敗もないけど、特に高い評価が得られそうな理由もない滑りになってます。うーーん。
一方、内弟子Yは、朝の練習時から完全に自分の滑りを見失い、もやもやしたまま滑走時間になって、スッキリしない結果となりました。本来大回り系は得意のはずなのですが、得意ゆえに力みも入りやすいということでしょうか。
二種目目、ワタシは総滑、Yは中斜面小回りでした。総滑のスタート地点から選手の滑りを見ていると、スタート地点からフォールラインに向かって直滑降してスピードをつける選手があまりいないのに気づき、前日の大回りよりももう一漕ぎ漕いでからターンに入りました。ところがこれが功を奏したらしく、なんだかワタシらしい滑りが出来ました。下で見ていた友人にも好評。やっぱ、ワタシゃスピード野郎なんでしょうか。~o~
内弟子Yは、中斜面小回りも冴えず、結局、予選落ちの46位でした。「あんなに失敗の滑りだったのに、まだ下の人がいてくれたんですね」という屈折した喜び方をしてました。
さて、決勝の日。娘(仮称ケミ)は、ほぼ平熱に戻ってくれたし、お祖父ちゃんお祖母ちゃんが面倒みてくれます。心配なく競技に集中できる環境。よーしっ!!
一種目目は急斜面小回りでした。曇り時々晴れで気温も低く、バーンは良いはずです。決勝はゴールの全く見えない地点からのスタートになりますが、それは例年のこと。バーンが良いことを信じてスタートしました。今年、練習した谷回り系の滑りでゴールッ!・・・したはずなのですが、得点はイマイチ。アレっ?!
後でビデオを見ると、特に体の落とし込みに気をつけて練習した右ターンは谷回りが見えるのですが、左ターンで板を振り出しちゃってます。うわー、悪いクセが出ちゃった。
考えてみると、どうも、ここまでの種目は、丁寧に練習したことを出そうとする余り、ジャッジへのアピールに欠けているようです。ジャッジにアピールするとしたら・・・やっぱスピードだろなぁ。
つことで、大回りは誰よりも長くクローチングを組むと決めました。スタート地点は全く斜面やゴールの見えない道の上。ここから思い切り漕いで出てクローチングは正直怖いけど、腹をくくるしかありません。まあ、こんなのは野沢SGの廊下クローチングに比べりゃたいしたこと無いサ。
えいゃっつ!と出てみたら、スゴいスピードになりましたが、かまわずデコ下で第一ターン。以下、なんとかなり、ゴールッ。割りとステキな大回りが出来、まあまあ納得の得点。よしっつ、これだよオレの滑りわっ。
続く総滑も同様にスタート。わずかにクローチングを我慢しきれず早くターンに入ってしまったので、デコ最上部でのターンになり、ちょっと飛ばされてコートの右端まで行っちゃいましたが、他には不満もなく納得の滑り。あー、コワ面白かったっ。~o~
得点は自分の満足度に比してイマイチでしたが、本人としては、今大会で一番楽しい滑りでした。
さて、最後のコブです。コブ斜面は、前日練習で良いラインを見つけ、練習を重ねて自信があったのですが、なんと、前日ネットを張ってあったのは、女子のスタート地点で、男子はそれよりはるか上ですとぉ。~o~;;;;
男子のスタート地点からだと、どうやってもエッジングできないツルツルのアイスバーンが数か所。しかも前日ネットを張ってあった関係でラインに入る所がグチャグチャの不規則。何もこんなに難易度上げなくたって良いのに。ワタシゃ一歳四か月の娘がいるんですゼ。
と泣き言を言っても仕方ないので、ネット際の狭いけれどアイスバーンの少なそうなラインを選択。上部は上手く刻んだターンが出来たのですが、アイスバーンを一つ踏んだところでラインが判らなくなりウロウロ。ほとんど止まりそうになったところで昨日のラインを発見。よしっここからイケッ、と昨日の通りラインを滑ってゴールッ。得点はっ・・・。
ひえー、イマイチでした。ビデオを撮っていた内弟子Yからは「口も利きたくありマセン」などとキビシイ一言。~o~;;;;;
でも、後でリザルト見たら、あんな滑りでも種目68位でした。いかに、他の選手も苦労したかってことですね。今年のコブはホント厳しかったっす。
結局、74位でした。06年から、62位、56位、70位、89位、103位、107位と右肩下がりだったので、ワタシとしては2008年以来の70位代です。ここ数年、地盤沈下、大底、二番底なんて景気の悪いことばかり書いてたので、今年の結果はちょっと嬉しいです。まあ、ワタシゃ、年の数がランクの目標なので、もう少し若返らないとイカンのですが、とりあえず、人知れずささやかに復活の日でした。~o~
| 固定リンク
コメント