テクニックの切り替え野生との切り替え
昨日の車山は一日雪が降ったり小止みになったり。いつもの車山らしからぬ暖かさに湿気の多い新雪で、「ここは八海山かヨッ」と突っ込みを入れたくなる天候でした。
そんな中、今年も気合の入ったスキー馬、スキー鹿達が車山に集まってきました。昨日は、いろいろな所で、練習会やらキャンプやらが行われた模様。
我が家は、どうしても総滑を確認したいという内弟子Yの要望を入れて、まずYさんにヴィーナスで大回りしてもらい、その間、ワタシが育児。その後、娘(仮称ケミ)を背負って、スポーツマンで小回りのビデオ撮りでした。
スポーツマンは何時になく柔らかい雪で、最初のウチ大変に楽だったのですが、次第にボコボコし始め、おまけにガスが出て、最後には、ちょっと競技会の練習というコンディションではなくなってしまいました。
昼食後、午後はケミさんを託児所に預けて小回りの練習。本当はスポーツマンの急斜面小回りも練習したかったのですが、視界が悪い上に下部にコブが出来てしまい危険と判断。ジェッターリフトを使っての中斜面小回りの練習となりました。
ジェッター沿いも、上部の斜度のある部分はボコボコで使えないので、仕方なく、そこは大回りで降りたのですが、この「仕方なく」で、急にYが生き生きし始めました。もともとYは八海山やかぐらのコブ斜面を大回りするのが大好きな野生児なので、すっかり野生に帰りやがって、尋常ではないブッ飛ばし方をしてきてニッコニコ上機嫌でした。
もちろんニコニコの後は、ジェッター下部の緩斜面での種目練習で少し冷水を浴びせてやりましたが。~o~;;
一日の練習後、同じく練習に来ていた畏友H氏に遭遇。疲れ切った表情でした。今年はあちらこちらで、新スキー教程に沿った「谷回り系」の滑りでないと点が出ないと言われています。ワタシなどもなんとかテクニックを切り替えて大会に臨もうとしているのですが、ベテランほどテクニックの切り替えは難しいんですよね。
いろいろな所で教わったことをワタシなりに噛み砕いてみると、「谷回り系」のポイントは、
・エッジングを早く緩める重心移動を心掛け、内足主導の切り替えを行う。
・加重抜重を控え、板に重みを載せ続ける、そのためにいわゆる板を踏む、板を走らせる動作はご法度。
何年か前からいろいろなところで言われていたことですが、今年の大会はこの基準を徹底する模様。我々ベテランスキーヤーは、ずっと、「外足主導」と「踏んで走らせる」をやってきたのでねえ。テクニックの切り替えは、ホント難しいです。
Yのような自分のテクニックを確立していないスキーヤーの方が、新基準への対応は楽なんですよね。もっとも、彼女の場合、野生との切り替えの方が大変みたいだケド。~o~
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