心はれゆく日
長いこと懸案事項だった模試の解説が、昨日午前中、ようやく書きあがりました。選択式の問題というのは、それっぽいウソを作り続けなければならず苦労が多いという話を書いたことがありますが、その解説ということになると、自分のついたウソを説明せねばならず、恥ずかしいようなくすぐったいような変な気分になります。
それもなんとか上手く書けました。ヨカッタ。~o~
午後は吉祥寺で、センター試験対策の授業。例の問題を要領よく処理するためのテクニック講座です。毎年、この講座を始める前は気が重く、いったいどーすりゃいーのよ、と悩ましいのですが、講座の最初に「センター試験に『正答を選ぶためのテクニック』なんてものは存在しません」と言い切ることにしています。ウソはつきたくないもの。
「ただし、時間が切迫する試験なので、時間を使わずに解くための考え方はあるから、その話をしましょう」と宣言して授業に入ります。そうすると、少し気が楽になります。
でも、この講座やってるとホントにスッキリしません。時間を切迫させ過ぎだよ、センター。誰がセンターをこんな試験にしちゃったんだか。
昔々、ワタシが現役高校生だった頃、東大は独自に一次試験をやっていたのですが、やはり短時間で問題をたくさん処理させる試験でした。一次でスピーディーな判断力を試し、二次でじっくり考える力を見る、そういう考え方の入試をやっていました。
もしかして、今のセンターの国語を作っている人達もそんな考え方なのかもしれないけど、あの当時の東大入試と決定的に違うのは、参加している大学と受験生が比べ物にならないほど多様であること。早い話、問題文を速読し短時間で問題を処理する能力だけで、一生を決められちゃう受験生がヤマほどいるんですゼ。
あーー、ヤダなぁ、と思いながらもそれなりの授業をしました。まあ、その点では納得。
個人的な車に関する雑事も片が付き、少しずつ心晴れゆく日となりました。今日講座の後半が終われば、とりあえずかいほー。~o~
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