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2012年2月29日 (水)

おんぶ日和と背中の快感

 昨日は午前中快晴でした。「もう滑らなくても良い」などと言っていた内弟子Yですが、朝にはそんなことをはスッカリ忘れた模様。~o~

 快晴で寒くもないしお客さんも少ないので、娘(仮称ケミ)をおんぶしてロープウェイを上がりました。一昨日から朝にかけて降った新雪で木々は純白に輝き、青空が鮮やかです。全てがキラキラして見えます。

 昨日の朝はまた、バーンの整備も何故か素晴らしく、八海山とは思えないほどの快適バーンでした。特に通称林間コース(今年から「テクニカルコース」)は一年に一度かというようなベストコンディション。ケミさんを背中にしょっての六割ほどのスピードでのクルージングでも十分に楽しめました。

 ところが、背中のケミさんも気持ち良かった模様。ダウンヒルレストランに降りるまでに寝てくれました。午前中、ケミさんにはダウンヒルレストランにいてもらい、内弟子Yと交代で滑りました。

 第三リフトが止まっていたのでロープウェイをグルグル回ったのですが、チャンピオンのオフピステも圧雪された林間もその下のダウンヒルコースも、今シーズン一番のコンディションだったんじゃないでしょうか。背中に何もないと体が軽くてスピードの快感もまたひとしおデス。~o~

 午後、ワタシは雑用を足しに町に下り、内弟子Yの練習タイムでしたが、最後の一本だけ再びケミさんを背負ってロープウェイを上がりました。午前中の快適バーンから一転、夕方はやや引っかかる雪にゴロゴロが散乱するやや滑りにくいコンディションでした。

 ところが、どういう訳か、あんまり快適じゃないコンディションでも、背中のケミさんは寝ます。ロープウェイ山頂駅まで起きていたはずなのに、う回路を回って林間コースへ滑り出す頃にはもう寝入っていた模様。普段、昼寝を二度するようなことはないんですけどね。

 最初は、あまりの振動に気を失ったんじゃないかと心配したのですが、このゴツゴツガタガタした揺れがまた、眠りを誘うんでしょうかねへ。~o~;;;

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2012年2月28日 (火)

祝!初やっかみ

 昨日、「これからに期待」などと書いたら、本当に昼間ドカドカ降りました。午前中は降ったり止んだりだったのですが、昼頃からかなり降ったようで、午後、ワタシと交代して出て行った内弟子Yは、かなーり楽しんだ模様。特に、エキスパートコースは、コブの上に適度な新雪がのって良い具合だったらしいです。

 よほど満足したんでしょう。レストハウスに帰ってくるなり、ニッコニコして、「ワタシ、もう明日滑らなくても良いデス!」などと宣言しました。

 まあ、そんなこと言っても、今日、ゲレンデに出て行けば、当然、滑りたがるんですけどね。~o~

 昨日は、昼頃に、元八海山常連のO夫妻が息子さんを連れてやってきました。息子のS君は生後11か月。うちの娘(仮称ケミ)よりも半年ほど月下です。この子が実にポチャポチャして可愛いんです。

 最初のうち、ケミさんは恥ずかしがっていたのですが、夕食後、O夫妻に連れられてペンションYに遊びに来たS君を迎えて、ちょっとご機嫌ナナメになりました。

 どうも、自分より月下の子供がチヤホヤされるのがお気に触った模様。ペンションYに置いてある子供用のボールや風船を独占して、S君がハイハイで近づいてきても渡してあげません。全部自分で抱え込んで逃げてしまいました。あはは。~o~

 内弟子Yによると、こんなことは八王子の育児施設でもなかったとのことで、初めてらしいです。Yはちょっと驚いていたようですが、ようやくケミさんも人間的な感情が芽生えてきたということなのかな。もう少し経つと、子供なりに理性が働くようになり、社会性を獲得するんでしょう。

 しかし、そうしてみると、昨日ケミさんが示したような負の感情の方が、人間の根源的な感情なのかもしれませんね。

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2012年2月27日 (月)

難しく平穏な日々

 一昨日夕方から、恒例の某東北大解答速報でした。今年はありがたいことにマトモでした。ホッ。~o~

 しかし、マトモに難しいです。特に字数制限付き説明問題が字数内にまとまりません。毎年組んで仕事をしているT先生と、何度も推敲を繰り返して、なんとか納得のいく答案をひねり出しましたが、あんな作業、受験生が一人で時間内に出来るわけないゾ。~o~;;;

 仕事の後、定年退職する職員さんの送別会に出席、帰宅は十一時半だったのですが、すぐに就寝。翌朝六時には自宅を出て越後に向かいました。いやー、タイヘンでした。タイヘンだったけど、まぁ、今年度の仕事が全て終わって平穏な日々の始まりってことです。~o~

 八海山では、折しもクラウン検定の日でした。娘(仮称ケミ)を背負ってダウンヒルレストランまで上がり、そこで見学していたのですが、雪の降り続く中、受験生の皆さん、タイヘンでした。

 ペンションYの常連客からも三人受験しましたが、見事全員玉砕。みんな、それなりに上手く滑ったと思うんですけどね~。

 他人の受験を見ているとしみじみ思うのですが、テククラって難しいですね。自分の技術だけでなく、天候や雪質やその日の調子に左右される部分がかなり大きいから。本当にドンピシャリ全てが揃わないとなかなか合格しないモンなんですね。

 自分で言うのもナンですが、ワタシゃよくぞ受かったモンです。~o~;;;

 結局、すでにクラウンを所持しているという噂の人がお二人合格しました。しかし、すでに所持しているのに、こんな難しいものを再受験するというのは、モノズキというかご立派というか、ワタシゃとてもそんな気にはなれませんけどねえ。

 昨日は、一日雪が降り続き、昨晩も降ったり止んだりだったので、ちょっと期待していたのですが、それほどの積雪はなかった模様。今朝のペンションY駐車場の車の上で10~15cmほどでした。今日はファットスキーを履けると思ったのですが・・・。まあ、これからに期待。

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2012年2月25日 (土)

年年歳歳の日々

 昨日は、娘(仮称ケミ)を連れて、田舎の母の見舞いに行きました。田舎の母が家の中で転倒して、右肩の関節をはく離骨折してしまい、生活に不自由だからと介護施設にショートステイで入所してしまったためです。

 母はケミさんが元気に育ってくれているのを喜んでくれました。ケミさんは病室中歩き回った末に、お土産に持って行った苺のほとんどをペロッと食べてしまい、母を驚かせていました。多分、しばらくの間、母の部屋を訪ねた人は、何度もその話を聞かされることでしょう。まあ、少しは元気が出てくれて何より。~o~

 今日は夕方から、毎年恒例、某東北大の解答速報の仕事が入っていますが、それまで暇なので、思い立ってケミさんの雛人形を出しました。昨年は飾り付けを人形屋さんがやってくれたので、自分たちでの飾り付けは初めてだったのですが、昨年の写真を元にして、意外と簡単にできました。

 昨年、人形屋さんが来て飾り付けてくれた時に、写真を撮っておくようにアドバイスされ、一つ一つの人形について、箱から取り出して飾り付ける過程を写真に撮り記録しておいたのですが、それがモノを言いました。

 ついでにその時のケミさんの写真を見て、内弟子Yと二人で大ウケしてしまいました。なにしろ写真の中のケミさんは、ぼよよーんとした表情でほっぺがタブタブポチャポチャ。こんなだったんだー。可愛く撮れている写真は可愛いんだけど、そうでない写真は・・・ただのデブかも。~o~;;;

 本人に見せたところ、自分だということが、なぜか判るらしく、ちょっと興奮気味でPCの画面を食い入るように見ていました。~o~

 人形の飾り付けを終わった部屋で、人形と現在のケミさんを見比べると、なんだか感無量です。あれからもう一年経ったんですねえ。

 これからも毎年、人形を飾るたびにこんな感慨に打たれるのでしょうか。雛祭りというのは、親のための年中行事でもあるんですね。

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2012年2月23日 (木)

それなりに思った通りの日々

 昨日今日と、昼は例年通りの解答速報、夜は高校生の授業です。

 某W大のS経学部とS会学部の速報だったのですが、両方とも全くワタシが授業中にコメントした通りでした。S経学部はここんとこ何年かの傾向を踏襲して、ひたすら長大な本文に比較的平易な設問。数年前に頻出であった和歌修辞は出題されませんでした。一方、S会学部は現古融合問題で、引用された本文は『源氏物語』。

 授業中にこうなるであろうという話はしているので、教え子さんたちはそれなりに準備できたのではないかと思います。

 まあ、この程度の「言った通り」ではそれほど有利ってわけでもないし、S経学部に関しては、昨年に続いて簡単すぎて差がつかないかもしれず、一方、S会学部はちょっと無理目の設問などあり、簡単に良い結果につながるとは言えないかなぁ・・・。~o~;;

 思った通りと言えば、昨日は、サッカーU-23のオリンピック予選の日でもありました。この間のシリアに対するまさかの敗戦で、グループ二位に転落、オリンピック出場も危ういなんて報道になっていたのですが、まあ、まさか予選を通らないなんてことはないだろうと楽観していたら、やはりその通りになってくれました。

 昨日のマレーシア戦は、是非大量得点が欲しいところ、なんて言われていたけど、まず確実に勝つことが大事な一戦だったと思います。だから、四点取ったことよりも、前掛かりになり過ぎて失点などということがなかったことを誉めてあげたいです。案外、関塚監督も選手も冷静だったってことかも。

 これでよほどのことが無い限りオリンピックは大丈夫でしょう。最後のホームのバーレーン戦で勝つか引き分ければ予選通過です。この場合、バーレーンにまだ予選通過の目があるというところがミソで、バーレーンは大量得点差で日本に勝てば、予選通過の可能性を残しています。それゆえ攻撃的に来てくれるはずですが、日本とマトモに攻め合ってくれれば、日本が負ける可能性は非常に低いはず。

 まあ、サッカーじゃ何が起きるかは判りませんけどね。

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2012年2月21日 (火)

テクニカル検定の感想およびパパが娘に望むこと

 昨日、八海山から帰ってきました。昨日の八海山は快晴で暖か、しかも、ガラ空き。の~~んびりと八海山を楽しめました。特に、一昨日までのことがあったので、ワタシが多めに滑らせてもらったりして・・・。~o~

 ペンションYの常連さんが一昨日の検定受験者ほぼ全員のビデオを撮ってくれていたので、昨日は何度か見せてもらったのですが、皆さんの上手さにオドロキました。受験生のレベルを見誤ってたかなぁ。ワタシがテクニカルを取った時は、こんなに上手くなかったですヨ。もっとも、ワタシがテクを取ったのはカービングスキーが普及し始めた頃なので、まだステップターンなんて種目があったんですけどね。~o~;;;

 全受験生上手かったと思いますが、当然のことながら合格者三人の方の上手さは光ってます。特に、トップと二番目の合格者は両方とも十代の女性だと聞いています。スゴイっ。

 でも、この二人の滑りの技術的な方向性は正反対です。トップ合格の女の子は、今年のSAJの方針である「谷回り系」の滑りを見事に表現しています。特に、大回り系のエッジの緩め方は本当に上手いです。正直、この要素だけなら、ワタシなんかよりはるかに上手いです。まるで、スキー教程の連続写真を見せられているようです。もっとも、ワタシゃスキー教程なんて見たことないけどネ。~o~;;;

 十代でこれほど完成した技術を持っているということは、多分、ご両親が基礎スキーに熱心で、娘をどこかのスクールに入れて、みっちり教えてもらったんでしょうね。

 最近、草技術選などでも、飛び抜けて上手い基礎滑りの子供を目にすることがあります。もしかすると、こういうお子さんのご両親は、スキーバブルの頃の技術選や華やかなデモの活躍に憧れていた人達なのかもしれません。そういう意味では、スキーバブルが産み出した子供達なのかも。

 一方、二番目合格の子はかなりワイルドなスピード派です。全てのターンで膝下三角が出ますが、そんなことはお構いなし。ガンガンのスピードで押し切ってしまいます。レーシングのトレーニングをかなり積んでいるのかもしれません。

 これは、まあ好みの問題なのですが、どっちかつーと、ワタシゃこの二番目の子の滑りの方が好きです。ウチの娘(仮称ケミ)には、こちらを目指してほしいなあと思いました。

 もちろん、これからこの二人がどう育っていくのかは判りません。だから、十年後には前者の子がトップデモンストレーターとして活躍しているかもしれないし、「スキーバブルの子供達」が基礎スキーの世界を席巻しているかもしれません。

 でも、子供の時からあんなにズラしてコントロールすることが上手いってのは、なんだかスキーの楽しみの一つが最初から与えられていないような気がしないでもありません。これは多分、内弟子Yも同じことを言うでしょう。なにしろ、我々夫婦は、コントロール出来ない不安定さに楽しさを感じてしまうタチなので。~o~;;;;

 ケミさんには、技術的完成なんて後回しで良いから、まずスキーをトコトン楽しんでほしいなあと、暴走好きのパパは望んでいるのでした。~o~

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2012年2月20日 (月)

小さき者よの日々

 金曜まで39度近い熱があった娘(仮称ケミ)ですが、土曜朝にはスッカリ平熱にもどりました。土曜は内弟子Yの事前講習の日。したがってワタシはまたまたペンションYに籠って育児でした。ケミさんは、すっかり元気になり、機嫌よく遊んでくれました。

 昼時に、ケミさんを連れてスキー場へ昼食を取りに行きました。今日のゲレンデは雪。一日降り続きました。内弟子Yに講習の様子を聞いたところ、比較的機嫌よく説明してくれたので、内容よりも言葉の調子で彼女が好調であると判りました。これならまぁ心配ないかな。

 昼食後、ワタシはペンションYにもどりました。ケミさんは午前中、昼寝をしなかったので、午後は寝かせなければと思い、二時頃から添い寝で寝かしつけたら、ナント、三時間近くも寝続けてくれました。普段、こんなに昼寝することないのに・・・。ちょっとイヤな予感はしたのですが、まあ、病み上がりだからと理由をつけて、夕食後、普段と同じように就寝。

 したのですが、この夜のケミさんは手強かった。寝つきも悪かったのですが、夜中に何度も目を覚まして泣き、なかなか寝てくれません。これほどまでの夜泣きは久々です。

 ワタシとしては、翌日が試験の内弟子Yには睡眠を取ってもらわねばならないのですが、焦って寝かしつけようとしてもケミさんの泣き声は止まず、一旦起こして仕切り直し。夜中のお風呂場へ遊ばせに行ったり、いろいろ二人で手を尽くして、なんとか寝かせたのですが、どうやら、Yはかなり寝不足だった模様。ヤレヤレ。~o~;;

 日曜。雪は降ったり止んだり。しかし、視界は悪くないし、八海山の検定としては悪いコンディションではありません。内弟子Yは先にペンションのバスでゲレンデに上がり受付をせねばなりません。ワタシは、後からケミさんを連れて車でゲレンデへ。

 上がるはずなのですが、荷物をまとめて車に乗せようとする頃からケミさんがグズり始めました。やっぱ、この子も当然寝不足なわけで。~o~;;;

 嫌がって泣く娘を無理やりベビーシートに縛り付け、ゲレンデに上がってみると、げげっ、今日の八海山混んでます。レストハウス前には駐車できず、ロープウェイ乗り場からもかなり離れた場所に駐車させられました。

 ケミさんは車のシートでひたすら泣き続けていますが、ワタシは降り続く雪の中、無料休憩所にケミさんのための荷物を運び込み、自分の板とブーツをセッティングせねばなりません。

 結局、なんだかんだで三十分以上は泣かせ続けてしまいました。ケミさん、スマン。ようやく全てをセッティングし、抱っこ紐でケミさんを固定した直後にケミさんはコテンと熟睡してしまいました。はぁ、ヨカッタ。けど、パパはもう疲れちゃったヨ。~o~;;

 午前中、雪が降ったり止んだりだったので、ワタシはロープウェイ山頂駅の休憩所でケミさんを背負って待機。ケミさんは良く寝てくれましたが、結局、検定は、最後の不整地小回りしか見られませんでした。ところが、ワタシの見ている前で内弟子Y転倒。~o~

 合格発表後、得点を見てみたら、コケたコブ小回りが72点なだけでなく、整地種目も74点止まり。ビデオを見せてもらったところ、見事にビビった滑りでした。確かにキレイに滑ってるんだけど、欠点を見せないようにするあまり、まったくアピールするものがありません。練習の時の、ゆったりした切り替えも内傾角もスピード感も全く出てません。

 柔らかい雪に対する対応が難しかった点を割り引いても、こりゃ小心者って言わなきならない滑りだなぁ。もう少し、アグレッシブに滑らなきゃ、テクニカル検定じゃ75点は出ませんゼ。

 得意のはずの不整地種目でも体ガチガチで動いてないし・・・気が小さいというのは、どうしょうもないモンなんですねえ。

 まあ、彼女なりに欠点を克服しようという意図は読み取れる滑りなので、そこを評価してあげて、次のことを考えるしかないですね。

  前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
  行け。勇んで。小さき者よ。  ~有島武郎『小さき者へ』

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2012年2月18日 (土)

受験前夜にやってはいけないこと

 昨日は、一日育児でした。熱のある娘(仮称ケミ)を昼寝させるために添い寝したのですが、ケミさんの目がパッチリ開いているのに、ついつい自分の方がうつらうつらと先に寝てしまい、ふと目を覚ますと娘の方が寝ています。隣で寝ているパパにつられて寝ちゃうんですね。

 

 そんなことを午前午後夕方と三度も繰り返してしまいました。おかげさまで、娘はともかくワタシは休養十分で絶好調!~o~

 

 夕方、最終の送迎バスまで滑っていた内弟子Yが帰ってきました。なんだか暗い顔しているので聞いてみたら、「もーなんだかわからなくなっちゃいました。二級からやり直したいデス」だと。

 

 なんでも、昨日のチャンピオンコースは、一度圧雪した後、急に気温が下がったため、硬くしまった上にゴロゴロが散乱する最悪の状況だったとか。そこで小回りをやって暴走し、いろんな人にアドバイスをもらって考えているうちに、自分の滑りを見失って、検定バーンでも上手く滑れなくなったとか。もー、馬鹿だなーコイツ。

 

 チャンピオン上部の急斜面がそんな状況になったら、誰だって上手く滑れるわけないんだから、慌てることないのに。だいたいそもそもそんな所を、たかがテクニカル検定の小回りで使うわけがないのです。

 

 いろいろもらったアドバイスだって、よーく聞き直してみれば、普段ワタシがコイツに向かって言っていることを別の表現にしただけ。普段、「内足の力を抜いて内足を畳みなさい」と教わっているところを、「外足を伸ばせ」と言われたとか、普段、「ターン弧が深くなるまで一タイミング待って、スピードコントロールしなさい」と教わっているところを「自分の前まで板を回せ」と言われたとか、よーく考えりゃ同じことだろーに。

 

 コイツは本当に検定に弱いヤツなんですが、その理由がよく判ります。これを大学受験に例えるなら、試験近くになって本番で出るはずのない超難問を解いて自信を失い、慌てた挙句に今まで使ってなかった参考書を見て普段の授業と違う説明に驚き、こんなこと知らなかったーとアタフタするようなもの。

 

 受験生の皆様、受験前夜に絶対こんなことやっちゃいけませんヨ。~o~

 

 今までやってきたことを信じて、自分が上手く滑れた時のことをよーく思い出し、そのイメージの滑りを繰り返し練習して定着させ、自信たっぷりで試験に臨む。

 

 それが出来りゃ、少なくとも実力は出せるはずなんですけどねへ。~o~;;

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2012年2月17日 (金)

にんじゃはまいにちいそがしい

 火曜、八海山で半日滑って帰京。夜は吉祥寺で仕事でした。

 水曜、お義父さんが来て確定申告を手伝ってくれるというので、昼は内弟子Yが税金に掛かりきりになっている間、ワタシが娘(仮称ケミ)の面倒を見ていました。なんとか今年も確定申告のヤマは越えた模様。夜は町田で仕事。

 木曜、朝から来期テキストの演習テストの執筆。どうにか終わらせて、テキスト本体の初校も済ませました。夜横浜での仕事に出かけ、そこでテキスト監修のO先生からご意見をいただき、帰宅してからO先生のご意見を反映させる形でテキスト本体の手直しを終わらせ、演習テスト原稿も提出。これで今年度の執筆の仕事は全て無事終了です。ホッとして床に就いたのは12時。

 今日、金曜は、朝5時に起床。今、八海山に来ています。今日のタイトルはEテレ番組「みいつけた」で歌われる歌なのですが、いやー、東京に二日半しかいないと、忍者ならぬスキーヤーも毎日忙しいです。

 でも、忙しく過ごしているうちにデスクワークも終わったし、確定申告もほぼ終了。これからは、スキー三昧だー!

 と意気込んで八海山に来てはみたのですが、こちらに着いてみたらケミさんが妙に熱っぽい・・・。もしかして、風邪ぶり返しちゃいましたかね。内弟子Yは明日からお受験なので、滑らせなきゃいけないし・・・。

 つーわけで、ワタシは今、日の当たるペンションYのプレイルームで、超のーんびりと育児三昧です。~o~;;;;

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2012年2月14日 (火)

やさしさにつつまれたなら

 昨日の八海山は朝のうち快晴。久々に晴れた朝だそうです。気温も低くなくて娘(仮称ケミ)を連れてダウンヒルレストランまで上がるには絶好の日和でした。まずワタシが背負って、ダウンヒルまで下ります。

 ワタシも八海山を滑るのは久々ですが、雪がやわらか~い。天気も良いし、どんな格好で滑っても寒いってことがないし。毎年、車山の都技選が終わって八海山に帰ってくると、ホッとします。越後は人も雪も気温も、すべてやさしいな~。~o~

 としみじみ思っていたら、内弟子Yも同じことを感じたそうです。コイツもスキーは越後育ちなので。

 長野や尾瀬や北海道の雪の硬い所でスキーを始めた人は、この中越のスキー場に来ると、雪が重くて滑りにくいというのですが、我々にしてみりゃこれが普通なので、滑りやすいし全く疲れません。

 そのせいかYさんは絶好調。大回りも小回りも、ターンのつなぎめが実に滑らかになり、変なクセも出ません。この滑りが車山で出来ていればねえ。

 ケミさんの方も、絶好調に戻りました。昨日は何度計っても平熱。食欲も徐々に戻ってきて、昨日の夕飯など、完全復活と言って良いほどよく食べました。ペンションYには、オーナーのお孫さんのお嬢ちゃんが二人いるのですが、ケミさんよりもちょっとお姉ちゃんなので、良い遊び相手になってくれます。一緒に食堂を駆け回っているのをみると、まるで三姉妹のようです。

 ケミさんが元気になってくれてなによりです。やっぱ、一月は寒い所へ連れまわしたので、それなりにストレスだったんでしょうかね。ここの居心地の良さをケミさんも感じているのかもしれません。なにしろ、この子は八海山の神様の申し子なので。~o~

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2012年2月13日 (月)

よみがえる理由

 昨日は結局、Aちゃんファミリーとのご一緒スキーが延期になり、さてどうしようかと思ったのですが、朝食後に体温を測ってみると、どうやら娘(仮称ケミ)はほぼ平熱に戻ってくれました。まだ、ちょっと不安はあるけど、えーい、行っちゃえ。

 というわけで八海山へ出かけました。昼過ぎに八海山着。八海山のあたりはモノスゴイ雪です。昨日までの積雪が半端じゃないところへ、今朝から吹雪なんだそうで、我々が着いた時には風はそれほどでもなかったけど、兎に角ドカドカ降ってます。

 内弟子Yをゲレンデに送り届けて、ワタシとケミさんは宿へ。いつものペンションYで半日育児でした。

 午後四時半の送迎バスの最終便でYが帰ってきました。髪の毛は雪まみれでしたが、目がキラキラしてます。「スミマセン。楽しかったです~~」だそうで。~o~

 ここんとこ、Yさんは、らしくないほど珍しく頭を使い過ぎたそうで、どんよりしていたのですが、一気によみがえりました。新雪の八海山は、とにかく柔らかいボコボコの連続だったのだそうです。この人の一番得意なシチュエーションです。

 ここんとこ、硬い雪ばっかりだったから、久しぶりで楽しかったんでしょう。まあ、元気が出てなにより。

 八海山ペンションYは、日曜帰りの常連さんも多かったのですが、古い常連さんが何人か日曜も泊まっていました。そんな中をケミさんはトコトコ歩き回って皆さんに愛嬌振り撒いていました。この子もよみがえっちゃったなあー。

 賑やかな中で可愛がってもらえるのは、一歳四か月ながら嬉しいんでしょうね。食欲も出てきたし、昨夜は夜泣きもせず良く寝てくれたので、今日には完全復活でしょう。

 さて、よみがえると言えば、数日前、宅急便が届きました。例のミュージックセキュリティーズで出資していた菱屋酒造さんからの出資者特典のお酒でした。P10101961 「フェニックス」という名前は、被災後、蔵の中に奇跡的に残っていて「復活」と名付けて販売された酒と同じスペックで仕込んだからなんだそうです。

 一昨々日の口開けでは、糖度の低いスッキリした辛口ながら、ふくらみを感じる酒だと思ったのですが、開栓後一晩置いた一昨日は、そのふくらみが旨味に変わってくれて、んまい!かなりんまいです。

 ぬる燗にしてみたら、さらにイケます。どちらかというと燗が合う酒かなと思いますが、良い酒です。

 まだまだ2006年の衝撃の熟成酒のレベルではないかとも思いますが、蔵に活力がもどったからこその、これほど早い復活なのでしょう。まずはめでたしめでたし。~o~

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2012年2月12日 (日)

ケミ三昧の日~自己主張とカボチャスープの惨劇と

 この週末は、いよいよおんもへ出てスキー!

 の予定だったのですが・・・。娘(仮称ケミ)の具合が今一つ良くなりきりません。熱は下がって来てるし、食欲も徐々に戻ってきているのですが、平熱一歩手前のところで昨日は一日推移しました。

 実は、今日から、同じマンションに住んでいるスキーフリーク一家のAちゃんファミリーと初めてご一緒スキーするはずだったので、昨日はなんとかケミさんに治ってもらわねばと、内弟子Yも私もかなり焦っていたのですが、我々スキー馬鹿夫婦が鳩首して善後策を思案するのを尻眼に、ケミさんのお熱は37度台の半ばから38度の間を行ったり来たり。ケミは平熱が37度一分か二分ほどなので、もうちょっと・・・。なんですけどねー。~o~;;;

 というわけで、ケミさんをおんもに出すわけにはいかず、一日、部屋の中で育児三昧でした。まー、こういうのもたまにはノンビリしてて良いかな。~o~

 一日観察していると、ケミさんの最近の進歩がよく判ります。ケミさんは、最近、めっきり自己主張が上手くなりました。食べ物に関しては少し前からかなり自己主張してきたのですが、昨日は、やって欲しいことをワタシに指示するようになりました。

 例えば、子供用クッキーがもっと欲しい時には、まず、子供用クッキーの傍の椅子をポンポンと叩いてワタシをそこに座らせます。それからおもむろに子供用クッキーの袋を指さします。ケミさん賢ーい!~o~

 ケミさんが退屈しているだろうと、Eテレ番組「みいつけた!」のCDを掛けてあげると、最初の曲を聴いたところで、おもむろにTVの方向を指さします。TVを付けてほしがってるのかと思ったら、指さしているのはTVの横のラックでした。そこに同じEテレ番組「いないいないばぁ」のCDが載ってるんです。そっちに掛け直してほしいと。

 ケミさんかしこーい!!~o~ ~O~

 ケミさんは、最近、子供用スプーンの使い方が上手くなり、一昨日は、内弟子Yの作ったカボチャスープを少量、我々の手助けを借りて飲みました。それにかなり気をよくしていた内弟子Yは、昨日の夕飯時、ケミさん用にカボチャスープを用意して、大人用の皿に大人用のスプーンを添えて、「さぁ、どうぞっ!」

 次の瞬間、一すくい目のカボチャスープがケミさんの左肩のあたりに炸裂。二すくい目で顔中がカボチャまみれになりました。

 いくらお利口ってたって、一歳四か月の子に大人のスープはハードル高過ぎだろー。~o~ ~O~

 まあ、ちょっと行き過ぎはありましたが、おおむねケミさんは、親馬鹿夫婦の予想を超えて進歩し続けています。これで、今日、お熱が下がっていてくれたらねえ。~o~

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2012年2月11日 (土)

注釈書への疑問その二~「たび」と「ひき」のあわい

 先日の『蜻蛉日記』の話の続きです。

 先日の侘助さんのご指摘にあった岩波書店の『新古典文学大系』(今西祐一郎校注 1989)ですが、やはり、今西さんは掛詞を認めつつ、脚注で「あなただけを娘の庇護者として頼りにして旅立つ私には、あなたの庇護がこれからの旅の道のりのように長いものであることを願う」と、この歌を解釈しています。

 つまり、「旅=度」という掛詞は認めるが、それを解釈には反映させていないということ。これは、『講談社学術文庫』の上村さんの態度と同様です。

 ちなみに、新潮社の『古典文学集成』(犬養廉校注 1982)は、「旅=度」の掛詞を認めた上で、「このたび、あなたお一人を頼みに旅立ってゆく私は、陸奥までのはるかな旅路さながらに、娘を末長くとひたすら祈る心地です」と解釈しています。つまり、柿本説支持ですね。

 諸注の説を整理すると、

1.「旅=度」の掛詞を認めて、「この度の旅」と解釈に反映させる。 柿本全注釈、集成

2「旅=度」の掛詞を認めずに、「この度の旅」と解釈する。 古典全集、新編古典全集

3「旅=度」の掛詞を認めるが、解釈には反映させない。学術文庫、新大系

 となります。このうち1がおかしいのは先日論じた通りです。また、2の、掛詞を認めないで「この度の旅」という解釈にはかなり無理があります。一方、3の立場を取ると、「掛詞」とはそもそも何なのだという問題に直面してしまいます。

 「掛詞」とは、一般的に、同音異義語を用いて和歌に二重の意味を含ませる技法と定義されます。3の立場では、掛詞の両義のうち、「旅」は解釈の中に生かされていますが、「度」の意味が和歌にどのように含ませられているのかが説明できないのです。

 その意味では、侘助さんが先日の書き込みの中で示された「あなただけを頼りにして旅立つ・・・」「あなただけだと頼るたびに・・・」と「旅」と「度」の両義を解釈の中に反映させるお説は極めて魅力的です。少なくとも、前掲のどの注釈書の解釈よりも明快で優れていると思います。

 このお説に従うと、この和歌の解釈は、「あなただけだと頼りに思う度に、任地への旅をしている私の心には、旅の行く末が遠く思われるとともに、あなたと娘の末永い夫婦仲が思われることです」くらいになるでしょうか。判りやすく明快な解釈だと思います。

 閑話休題。私見では、掛詞とは、両義が解釈に反映されるか、片方が解釈に反映され片方が縁語を構成するか、片方が解釈に反映され片方が隠し題になるかの、いずれかの形を取るものだと思います。

 いったい、3の立場を取る注釈書は、「掛詞」というものをどのようなものだと考えているのでしょうか。この歌の注釈を読む限りでは、それがまったく伝わってきません。

 さて、このように、掛詞の両義が生かされていないものを、訳もなくむやみに掛詞と認めてしまうと、困るのは我々教育現場の人間であり、受験生です。例えば、今年のセンター試験における問五の問題が解けなくなってしまうからです。

 今年のセンター問五では、「一筋に思ふ心は玉琴の緒によそへつつひきや伝へむ」という和歌の「ひき」の部分に、琴を弾くの「弾き」と引き立て優遇するの「引き」が掛詞になっているかどうかがポイントになっています。この掛詞を認めた選択肢②を消すためには、どうしても、引き立てるの「引き」が和歌中に生かされていないから、この掛詞は認められないと考えて解くしかないのです。

 ワタシは、別に和歌の専門家ではないので、前掲の注釈書に対して自分の学問的な正しさを主張する気はありません。しかし、このように、訳もなくむやみに掛詞を認めたがる学者さんが多数いらっしゃるなら、センター試験で掛詞の認定を出題するべきではないでしょう。3のような注釈書に基づいた授業を受けてしまったら、その受験生は、センター試験で無条件に8点を失うことになるのですから。

 要は、掛詞の定義を漠然とさせたままでむやみに掛詞を認めるのなら、受験問題にしなければ良いし、どうしても受験問題にしたいのなら、掛詞の定義をもっとハッキリとさせるべきだと思います。受験生の一生がかかった試験なのですから。

 「たび」と「ひき」の間で苦しむ人間のことを、学者さん達には考えてほしいのです。

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2012年2月10日 (金)

二月十日はウンチ記念日

 一日二度投稿は原則しないのですが、ちょっと嬉しいことがあったので。

 今日、昼食後、ウチの娘(仮称ケミ)がいきんでるので、もしかしてウンチかと我々が見ていると、ケミさんは我々の方に向き直って、「ウンチッ」。

 開けてみたら、実に立派なものをなさっていました。~o~

   一歳の娘が知らせてくれたから二月十日はウンチ記念日

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おんもへ出たい父娘の日々

 一昨日昨日と、夜だけ仕事で昼は来期テキストの作成で過ごしていました。自宅でほぼ自主的カンヅメ状態。フラストレーション溜まるけど、仕方ありません。

 そんな一昨日の夜、ワタシが町田に授業に出ている最中に、娘(仮称ケミ)が内弟子Yのところにトコトコやって来て、体温計の入った袋を差し出すんだそうです。まさか、と思って計ってみると、ナント、39゜の熱がっ!

 ケミさん、なんてお利口なのーー!~o~

 と感激している場合ではありません。帰宅したワタシと相談、ケミさんは二三日前から鼻水が出ていたので、風邪であろうということになりました。

 そこで昨日は、ケミさんをおんもへ全く出さなかったんですが、普段、お外で遊ばせているので、狭いマンションの部屋は退屈と見えて、我々の所へ自分の上着を持ってトコトコやってきて、外出の催促をします。ケミさんキミはなんてお利口なのー。

 と半分は嬉しい。でも、半分以上は不憫で、何とかしてあげたいのですが、なにしろ熱が下がらず、それだけではなく、頼みの綱であった食欲もイマイチ。昨日は、昼食夕食ともマトモな食事をしていません。昼は少量のヨーグルトと普段の半分ほどのウドン。夕食は、子供用のお菓子とリンゴジュース程度。おんもへ出たいのは判るのですが、どうにもなりません。

 ワタシゃ仕事をせねばならないので、自分の部屋でPCに向かい、内弟子Yがもっぱらケミさんの面倒を見ているのですが、フラストレーションが溜まるらしく、時々、暴発の矛先がこちらへ向かって来たりして・・・。我が家的にはちょっとピンチでした。~o~;;;

 ようやく、昨日の午後、テキスト本体の作成終了。一息つけました。ホッ。~o~

 来期の高一のテキストなのですが、自分なりに良い物ができたと思います。これをあと二三年かけて熟成させれば、本当に使いやすく生徒さんのためになる教材が出来るんじゃないかな。かなり満足感高いです。

 でも、今回は仕事の満足感よりも、とにかくオンモへ出たい!新潟じゃドカドカドカドカと大雪ですゼっ。~o~

 ケミさんも、昨日病院で検査してインフルエンザではないことを確認。今朝、ちょっと寝ている額に手を当てたところでは、熱も下がった模様。これで、食欲さえもどってくれたら・・・。

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2012年2月 7日 (火)

落ち着かない朝~人生いろいろなのかー

 今週は夜授業があり、しかも、来期のテキスト作成の締切が過ぎているため、ほとんどスキーに行けません。日曜から、なるべく自分をカンヅメ状態にして執筆を続けています。

 特に娘(仮称ケミ)の寝ている早朝は集中して執筆できるので、早起きしてPCに向かっているのですが、今朝、PCを開いて予備関係のサイトを見たところ、オドロキの発見がっ。げげっ、Kさん移籍ですとぉ。

 ウチの予備校のカリスマ講師だったKさんが、学校法人ではない会社組織の準大手に移籍したとのこと。Kさんが来年のテキスト模試関係から降りるという話は、少し前から聞いていたのですが、それは健康面を考慮してのことと思っていました。まさか、来期のパンフにも入っていないとは今朝まで気づかなかったなぁー。

 この会社組織の準大手さんは、以前から、ウチの予備校の先生を何人か引き抜いたりしていたのですが、引き抜かれて「看板」になった人達はそれなりにワケアリっぽい方たちだったので、まあそんなモンだろうと思っていました。ハッキリ言えば、「看板屋」さんが似合う人達だったと思います。しかし、Kさんはちょっとショックだなぁ。

 個人的には彼の数少ない友達の一人だと思ってたし、仕事的には頼りになる仲間だと思ってたからこそ、彼が入院した時には少し無理してでも雑用の肩代わりをしていたのですが・・・。

 あちらの準大手さんには、某有名講師Aが授業をしなくなって古文の看板がいなくなったことや、もともと国立対策の授業を出来る古文講師が全くいなかったって事情があったので、Kさんのような人材は喉から手が出るほど欲しかったんだろうけど・・・。

 彼は、TV局のADをやっていて虐められ、いたたまれなくなって大学院に入り直し、某大手の人気講師になったのですが、そこも人間関係のトラブルでいたたまれなくなり、ウチに移籍してきたという変わり種で、ちょっと変わった人でしたが、ウチの古文の先生達のとは結構仲良くやっていて、ウチでやっと落ち着く場所を得たというような人だったのに・・・。

 人に気を使い過ぎて十二指腸潰瘍になるような人だから、なるべく雑用から解放してやって授業に専念させてやらなきゃいけないとは何年も前から思っていて、今年の夏の雑用の肩代わりなども、そんなつもりだったのですが・・・。

 派手な外見、派手な授業の割には、マジメで小心者の善人なので、「看板屋」なんて商売は務まらないと思うんだけど・・・。

 なんだか、「・・・。」が多くなってしまいます。~o~;;;

 彼に何があったのか判りませんが、人生いろいろなんですかねえ。落ち着かない気分の朝です。デスクワークしなきゃいけないのにね。

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2012年2月 5日 (日)

丸沼ファミリースキーのオドロキ

 昨日は、内弟子Yが佐藤麻子さんのレッスンを受けていたので、ワタシゃ一日育児でした。

 この季節の土日に丸沼を滑るというのは、実はめったにないことないのですが、丸沼、混んでますねえ。オドロキでした。丸沼って、シーズン最初と最後しか混まないのかと思っていました。ハイシーズン中も土日なら第二駐車場が満杯になるんですね。おみそれしました。

 しかし、お客さんのほとんどはボードかファミリースキーらしく、メインゲレンデは空いていました。これじゃ、娘(仮称ケミ)がいなければ、どれほど混んでいるか実感できなかったかもね。

 丸沼は十二月以来だったのですが、前回、無料休憩所が土足OKになって残念と思っていたら、ナント、無料休憩所の奥の有料の休憩室を、幼い子供がいる家族に限って開放してくれるようになりました。ここは暖かいし空いてるし、小さな子供といるスペースとしては最高です。ヨカッタ~。

 昼食時、センターハウスのレストランにケミさんに食べさせられるものが無かったので、高原の駅へ連れて行きました。高原の駅には座敷の席があり、子供に食事をあげて遊ばせてるのに良いんじゃないかと思ったのですが・・・。

 ケミさんが背中で寝てくれたので、早めに行って席を取り、そこで仕事でもしようかと思ったら、なんと、十一時頃にも関わらず高原の駅のレストランの座敷部分はもう満席でした。オドロキ。どうやら、家族連れの皆さんが、朝から座敷の席を占拠してしまって、そこに居続けている模様。うーーん、マイッタ。

 子供を持ってみて初めて分かったのですが、こういう場合、親ってものは子供ゆえに公徳心を失っちゃうもんなんですね。土日の混んでいるゲレンデレストランの席を朝から占拠し続けるなんて、子供がいなかったら、誰もしないでしょうからねー。

 その他にも、土禁の休憩所に靴はいた子供を上げちゃうお父さんとか、幼い子供連れ家族専用の無料休憩所に、もう幼いとは言えない小学校高学年くらいの子を連れてきて荷物置いて食事してるファミリーとか、ちょっとオドロキ。子供を持ってると、この人達のこともなんとなく理解はできるんだけど、やっぱ、こういうの、我々は反面教師にしなきゃ、でしょうね。

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2012年2月 4日 (土)

スキーヤー家族放浪の日々

 一昨日は、車山でワタシが滑りました。Yは半日育児。一昨日の車山は、曇り時々晴れ。キチンと圧雪された上に軽い新雪がのり、非常に滑りやすいバーンコンディションの上に超空いてました。ヴィーナスコースもこのコンディションならただの楽しいかっ飛ばしバーンです。存分に大回りを楽しませてもらいました。

 今回の都技選では、大回り種目にA社GSのR=27、186cmを使用したのですが、実は、長いこと野沢SGで使っていたF社選手用GS、R=21、188cmを、板が壊れた時の控えとして宿に用意していました。

 せっかく持って行ってたのに全く使わないのももったいないので、コイツを使ってみたのですが、うーーん、こっちの方が良いかも。来年は、コイツでいこうかなぁ。

 車山で昼食後、荷物をまとめて車山を撤収、帰京しました。なにしろ、夜には横浜で授業だったので。

 この時期の予備校屋は、仕事といえば夜の高校生の授業とデスクワークです。この日も夜、50分だけ授業がありました。50分の授業のために八王子から往復三時間かけて横浜は・・・ヤだけど、仕方ないなは。~o~;;

 帰宅後、出来るだけすみやかに就寝。昨日は早朝に起きて、今度は尾瀬丸沼に出かけます。今日、内弟子Yが佐藤麻子さんのレッスンを受けるので。

 昨日の丸沼はレディースデイとあって、Yが滑り、ワタシはもっぱら育児でした。娘(仮称ケミ)は、本当に久々の丸沼だったので、最初のうち、あれほど大好きだったKのみの奥さんを忘れてたくらいでしたが、すぐに思い出して我が物顔でレストハウスを歩き回り、いろんな人に愛嬌を振りまいていました。

 昼食時にYと話したのですが、この子はこんなにいろんな人に愛嬌振り撒き、しかも、意図的にウケを狙ってる節もあるんだけど、いったいどんな大人になるんでしょう。まあ、誰にでも愛されるというのは人間として素晴らしいとは思うのですが。

 午後、天気が良かったので、少しの間だけケミを背負ってリフトを上がり、Yのビデオ撮影をしました。Yさんは最初のうち動きが硬かったのですが、内足の力を抜いて内足を畳んでみろ、とアドバイスしたところ、一発目から、かなり見事な内傾角を取って大回りしてきやがりました。コレが車山で出来ていたらねへ・・・まあ、それが出来ないのがYなんですけどね。~o~

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2012年2月 2日 (木)

十二日目の相撲とそれぞれの進歩

 また車山に来ています。都技選終了後、一旦、東京に帰ったのですが、宿に積み残しの荷物があるし、車山のシーズン券はあるし、ってことで、フリーで滑りに来ました。

 落語『阿武松』に「十日の相撲を十二日見る」という言葉が出てきます。江戸時代、相撲は十日興行だったのですが、初日が始まる前日に、明日からの相撲を思って場所を見に行き、千秋楽後、十日間の相撲を思い出して場所を見に行くほどの相撲好きを、「十日の相撲を十二日見る」というのだそうです。昨日のワタシなんかは、さしずめその十二日目。~o~

 昨日一日は内弟子Yに滑ってもらい、ワタシは育児、の予定だったのですが、昨日の車山は、都技選の時のコンディションがウソのように一日吹雪でした。強風と視界不良で上部へ行くリフトは止まったまま。

 さしもの滑りたがり屋のYさんもジェッターリフトまでしか上がれず、しかも強風で押し戻されてスピードは出ず、という状況では一日滑り続けるのはツライかと思われたのですが、ちゃんとリフ終了まで滑り続けました。コイツ馬鹿だ~。~o~

 一時間だけ託児をして一緒に滑って、こういう状況で使えそうなバリエーショントレーニングを教えたのですが、ちょっと感心したのは、内弟子Yが、「そのメニューはどういう意味があるんですか」と聞いてきたこと。この女も少しは考えてスキーするようになったんですね~。

 Yは、都技選で上手い人の滑りをたくさん見たこともあり、また、練習の過程で自分の滑りをたくさんビデオ撮影して見たこともあって、ようやく「どう滑ったら良い滑りになるのか」がおぼろげながら判ってきた模様。この女にとって大変な進歩です。

 なにしろ、今まで、まるで頭を使わずただ感性の赴くままに滑っていた野生児のような女だったので、一度良い滑りが出来るようになっても再現性が極めて低かったんです。

 一方、ワタシも今年の都技選ではちょっと進歩しました。技術的には、大回りの時のエッジを外す動きがある程度意識的に出来るようになったこと、小回りの時に体の落とし方を覚えたことの二つかな。それと、いくら丁寧に滑っても、ジャッジへのアピールを忘れると高得点出来ないってことも身に沁みました。

 でも、都技選期間に我が家で一番進歩したのは、やっぱ、娘(仮称ケミ)でしょう。ケミさんは、ちょっと前からおじぎをして御礼することを覚えたのですが、都技選期間中に、ウンチしたのを教えるようになりました。

 最初は、お祖母ちゃんに向かって、自分のオマタを押さえるような仕草をしたんだそうです。今では我々にもしてくれますが、これがまた、カワイイっ!~o~

 オイタをして散らかした物も、(気が向くと)お片付けできるようになりました。我々の言葉を聞き取ることが、ほぼ出来るようになり、話す方も、「ばあ~(バナナ)」「おったった(落ちちゃった)」などなど日々語彙が増えています。

 この調子で賢くなっていったら、十年後にはどうなっちゃうんだ?! などと最近の親バカ夫婦は心配しています。~o~~O~ 

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