十二日目の相撲とそれぞれの進歩
また車山に来ています。都技選終了後、一旦、東京に帰ったのですが、宿に積み残しの荷物があるし、車山のシーズン券はあるし、ってことで、フリーで滑りに来ました。
落語『阿武松』に「十日の相撲を十二日見る」という言葉が出てきます。江戸時代、相撲は十日興行だったのですが、初日が始まる前日に、明日からの相撲を思って場所を見に行き、千秋楽後、十日間の相撲を思い出して場所を見に行くほどの相撲好きを、「十日の相撲を十二日見る」というのだそうです。昨日のワタシなんかは、さしずめその十二日目。~o~
昨日一日は内弟子Yに滑ってもらい、ワタシは育児、の予定だったのですが、昨日の車山は、都技選の時のコンディションがウソのように一日吹雪でした。強風と視界不良で上部へ行くリフトは止まったまま。
さしもの滑りたがり屋のYさんもジェッターリフトまでしか上がれず、しかも強風で押し戻されてスピードは出ず、という状況では一日滑り続けるのはツライかと思われたのですが、ちゃんとリフ終了まで滑り続けました。コイツ馬鹿だ~。~o~
一時間だけ託児をして一緒に滑って、こういう状況で使えそうなバリエーショントレーニングを教えたのですが、ちょっと感心したのは、内弟子Yが、「そのメニューはどういう意味があるんですか」と聞いてきたこと。この女も少しは考えてスキーするようになったんですね~。
Yは、都技選で上手い人の滑りをたくさん見たこともあり、また、練習の過程で自分の滑りをたくさんビデオ撮影して見たこともあって、ようやく「どう滑ったら良い滑りになるのか」がおぼろげながら判ってきた模様。この女にとって大変な進歩です。
なにしろ、今まで、まるで頭を使わずただ感性の赴くままに滑っていた野生児のような女だったので、一度良い滑りが出来るようになっても再現性が極めて低かったんです。
一方、ワタシも今年の都技選ではちょっと進歩しました。技術的には、大回りの時のエッジを外す動きがある程度意識的に出来るようになったこと、小回りの時に体の落とし方を覚えたことの二つかな。それと、いくら丁寧に滑っても、ジャッジへのアピールを忘れると高得点出来ないってことも身に沁みました。
でも、都技選期間に我が家で一番進歩したのは、やっぱ、娘(仮称ケミ)でしょう。ケミさんは、ちょっと前からおじぎをして御礼することを覚えたのですが、都技選期間中に、ウンチしたのを教えるようになりました。
最初は、お祖母ちゃんに向かって、自分のオマタを押さえるような仕草をしたんだそうです。今では我々にもしてくれますが、これがまた、カワイイっ!~o~
オイタをして散らかした物も、(気が向くと)お片付けできるようになりました。我々の言葉を聞き取ることが、ほぼ出来るようになり、話す方も、「ばあ~(バナナ)」「おったった(落ちちゃった)」などなど日々語彙が増えています。
この調子で賢くなっていったら、十年後にはどうなっちゃうんだ?! などと最近の親バカ夫婦は心配しています。~o~~O~
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