テクニカル検定の感想およびパパが娘に望むこと
昨日、八海山から帰ってきました。昨日の八海山は快晴で暖か、しかも、ガラ空き。の~~んびりと八海山を楽しめました。特に、一昨日までのことがあったので、ワタシが多めに滑らせてもらったりして・・・。~o~
ペンションYの常連さんが一昨日の検定受験者ほぼ全員のビデオを撮ってくれていたので、昨日は何度か見せてもらったのですが、皆さんの上手さにオドロキました。受験生のレベルを見誤ってたかなぁ。ワタシがテクニカルを取った時は、こんなに上手くなかったですヨ。もっとも、ワタシがテクを取ったのはカービングスキーが普及し始めた頃なので、まだステップターンなんて種目があったんですけどね。~o~;;;
全受験生上手かったと思いますが、当然のことながら合格者三人の方の上手さは光ってます。特に、トップと二番目の合格者は両方とも十代の女性だと聞いています。スゴイっ。
でも、この二人の滑りの技術的な方向性は正反対です。トップ合格の女の子は、今年のSAJの方針である「谷回り系」の滑りを見事に表現しています。特に、大回り系のエッジの緩め方は本当に上手いです。正直、この要素だけなら、ワタシなんかよりはるかに上手いです。まるで、スキー教程の連続写真を見せられているようです。もっとも、ワタシゃスキー教程なんて見たことないけどネ。~o~;;;
十代でこれほど完成した技術を持っているということは、多分、ご両親が基礎スキーに熱心で、娘をどこかのスクールに入れて、みっちり教えてもらったんでしょうね。
最近、草技術選などでも、飛び抜けて上手い基礎滑りの子供を目にすることがあります。もしかすると、こういうお子さんのご両親は、スキーバブルの頃の技術選や華やかなデモの活躍に憧れていた人達なのかもしれません。そういう意味では、スキーバブルが産み出した子供達なのかも。
一方、二番目合格の子はかなりワイルドなスピード派です。全てのターンで膝下三角が出ますが、そんなことはお構いなし。ガンガンのスピードで押し切ってしまいます。レーシングのトレーニングをかなり積んでいるのかもしれません。
これは、まあ好みの問題なのですが、どっちかつーと、ワタシゃこの二番目の子の滑りの方が好きです。ウチの娘(仮称ケミ)には、こちらを目指してほしいなあと思いました。
もちろん、これからこの二人がどう育っていくのかは判りません。だから、十年後には前者の子がトップデモンストレーターとして活躍しているかもしれないし、「スキーバブルの子供達」が基礎スキーの世界を席巻しているかもしれません。
でも、子供の時からあんなにズラしてコントロールすることが上手いってのは、なんだかスキーの楽しみの一つが最初から与えられていないような気がしないでもありません。これは多分、内弟子Yも同じことを言うでしょう。なにしろ、我々夫婦は、コントロール出来ない不安定さに楽しさを感じてしまうタチなので。~o~;;;;
ケミさんには、技術的完成なんて後回しで良いから、まずスキーをトコトン楽しんでほしいなあと、暴走好きのパパは望んでいるのでした。~o~
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コメント
だいじょうぶ!間違いなくDNA受け継いでます
投稿: おじきく | 2012年2月21日 (火) 23時01分
あ、やっぱそうですか。~o~ ~O~
内弟子Yに聞いたところ、「そりゃそうですヨ。誰と一緒に滑ったら"あっち"になってくれるって言うんデスか」とのことでした。ごもっとも。~o~
投稿: Mumyo | 2012年2月22日 (水) 07時42分