小さき者よの日々
金曜まで39度近い熱があった娘(仮称ケミ)ですが、土曜朝にはスッカリ平熱にもどりました。土曜は内弟子Yの事前講習の日。したがってワタシはまたまたペンションYに籠って育児でした。ケミさんは、すっかり元気になり、機嫌よく遊んでくれました。
昼時に、ケミさんを連れてスキー場へ昼食を取りに行きました。今日のゲレンデは雪。一日降り続きました。内弟子Yに講習の様子を聞いたところ、比較的機嫌よく説明してくれたので、内容よりも言葉の調子で彼女が好調であると判りました。これならまぁ心配ないかな。
昼食後、ワタシはペンションYにもどりました。ケミさんは午前中、昼寝をしなかったので、午後は寝かせなければと思い、二時頃から添い寝で寝かしつけたら、ナント、三時間近くも寝続けてくれました。普段、こんなに昼寝することないのに・・・。ちょっとイヤな予感はしたのですが、まあ、病み上がりだからと理由をつけて、夕食後、普段と同じように就寝。
したのですが、この夜のケミさんは手強かった。寝つきも悪かったのですが、夜中に何度も目を覚まして泣き、なかなか寝てくれません。これほどまでの夜泣きは久々です。
ワタシとしては、翌日が試験の内弟子Yには睡眠を取ってもらわねばならないのですが、焦って寝かしつけようとしてもケミさんの泣き声は止まず、一旦起こして仕切り直し。夜中のお風呂場へ遊ばせに行ったり、いろいろ二人で手を尽くして、なんとか寝かせたのですが、どうやら、Yはかなり寝不足だった模様。ヤレヤレ。~o~;;
日曜。雪は降ったり止んだり。しかし、視界は悪くないし、八海山の検定としては悪いコンディションではありません。内弟子Yは先にペンションのバスでゲレンデに上がり受付をせねばなりません。ワタシは、後からケミさんを連れて車でゲレンデへ。
上がるはずなのですが、荷物をまとめて車に乗せようとする頃からケミさんがグズり始めました。やっぱ、この子も当然寝不足なわけで。~o~;;;
嫌がって泣く娘を無理やりベビーシートに縛り付け、ゲレンデに上がってみると、げげっ、今日の八海山混んでます。レストハウス前には駐車できず、ロープウェイ乗り場からもかなり離れた場所に駐車させられました。
ケミさんは車のシートでひたすら泣き続けていますが、ワタシは降り続く雪の中、無料休憩所にケミさんのための荷物を運び込み、自分の板とブーツをセッティングせねばなりません。
結局、なんだかんだで三十分以上は泣かせ続けてしまいました。ケミさん、スマン。ようやく全てをセッティングし、抱っこ紐でケミさんを固定した直後にケミさんはコテンと熟睡してしまいました。はぁ、ヨカッタ。けど、パパはもう疲れちゃったヨ。~o~;;
午前中、雪が降ったり止んだりだったので、ワタシはロープウェイ山頂駅の休憩所でケミさんを背負って待機。ケミさんは良く寝てくれましたが、結局、検定は、最後の不整地小回りしか見られませんでした。ところが、ワタシの見ている前で内弟子Y転倒。~o~
合格発表後、得点を見てみたら、コケたコブ小回りが72点なだけでなく、整地種目も74点止まり。ビデオを見せてもらったところ、見事にビビった滑りでした。確かにキレイに滑ってるんだけど、欠点を見せないようにするあまり、まったくアピールするものがありません。練習の時の、ゆったりした切り替えも内傾角もスピード感も全く出てません。
柔らかい雪に対する対応が難しかった点を割り引いても、こりゃ小心者って言わなきならない滑りだなぁ。もう少し、アグレッシブに滑らなきゃ、テクニカル検定じゃ75点は出ませんゼ。
得意のはずの不整地種目でも体ガチガチで動いてないし・・・気が小さいというのは、どうしょうもないモンなんですねえ。
まあ、彼女なりに欠点を克服しようという意図は読み取れる滑りなので、そこを評価してあげて、次のことを考えるしかないですね。
前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
行け。勇んで。小さき者よ。 ~有島武郎『小さき者へ』
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