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2012年3月 8日 (木)

恐ろしい夜と健康の古典的理由

 昨日は我が家にとってとんでもなく大変な一日となりました。

 月曜日には微熱のあった内弟子Yですが、風邪がなかなか治りきらず、水曜には平熱に戻ったものの、ダルそうにしていました。ところが、それがとうとう娘(仮称ケミ)の方にうつってしまいました。

 水曜朝、ケミさんの様子が変なので熱を測ってみると38度台あります。マズいなぁと思っていたのですが、平熱が37度台のケミさんにとっては微熱だし、この感じではインフルエンザではなかろうと病院には連れて行かず、自宅で安静にさせていましょうということになりました。

 しかし、内弟子Yが買い物で外出するたびに自分の上着を持ってトコトコとやって来ては外出をせがむケミさんが不憫で、午後の買い物は一番近いマーケットだからと連れて行ってしまいました。

 ケミさんは近所の道も嬉しいらしく、あちらこちらと寄り道をしては遊んでいます。マーケットでも買い物カゴを持ちたがり、買い物カゴを引きずってトコトコ歩く姿が買い物のオバサン達に大好評だったりしたこともあり、つい、ちょっと買い物ですぐに帰るはずが長引いてしまいました。どうもこれが拙かったかも。

 帰宅してケミさんの様子がダルそうなので熱を測ってみると、げげっ、40度あります!ヤバいなあ~。

 あまりにダルそうなので、夕食はどうだろうと思ったのですが、意外なほどの食欲で、出した物をペロリと食べてしまいました。まあ、これなら安心か・・・。

 と思って油断していたところ、食後十分も経たないうちに、ケミさんの様子が急変します。抱っこするワタシの腕にしがみつき、全身がガタガタと痙攣を始めました。目は開いているのですが、焦点が合わず、見ている間に顔色が土気色になっていきます。

 小心者の内弟子Yは気が動転し、どうしようどうしようとウロウロするばかり。急いで八王子市から配布されている「小児救急のかかり方」という冊子を見ると、どうやらこれは「熱性けいれん」と呼ばれる物らしく、熱の上昇期に起こるもので「通常は良性の病気で後遺症もなく年齢とともに消失します」とあるのを見て少し安心。

 けいれんそのものは二分ほどで収まり、これで一安心と思ったのですが、布団に横にしても、なお、目の焦点が定まらず、呼吸も安定しません。うーーん、これは救急病院に相談しよう。

 Yに電話させたところ、救急車を呼ぶよう勧められたとのこと。小心者のYはすっかり取り乱してしまい、「救急車って何番ですかー?!」などと叫んでいます。

 救急車はすぐに来てくれて、三人で近くの救急病院へ。やはり「熱性けいれん」との診断でした。しばらく様子を見てから帰ってもらってかまいませんと言われましたが、この「熱性けいれん」と言うヤツは、最初の痙攣が収まってからも、周期的に全身が震えます。見てもらった医師によると、こういう意識がはっきりしている震えは「けいれん」ではないのだそうですが、この「けいれん」ではない震えってのが、抱っこしている腕の中で、何度も起こりました。

 救急病院で様子を見ている間だけでも二度起こりました。寝ていた子供が、突然、泣き声を上げて何か憑いたかのようにガタガタと震え出します。しばらくすると収まって、また静かな寝息を立てて眠ります。これの繰り返し。

 正直言って、父親にとってもこれはかなり怖いです。非常に強く全身が震えるし、その時の子供のしがみつき方は尋常ではないからです。もし、医師に言ってもらっていなければ、ワタシも気が動転したと思います。救急車呼んで良かったとホントに思いました。担当の医師も、「けいれんしたら救急車を呼んでもらった方が良いです」と言ってくれましたが、ホント、そう思いました。

 救急病院から帰宅後、ケミさんは何度か「震え」を起こしましたが、十一時前には小康を得て眠ってくれました。今もよく寝ています。熱は夜の間に少し下がってくれた模様。ヨカッタ。~o~

 しっかし、この間の風邪の時も思ったのですが、内弟子Yが風邪をひき、子供がこれだけの熱を出しているにも関わらず、ワタシゃ健康そのものです。なんでだろ?あれだけ近くでケミさんのお咳を浴び続けてるのに、出る物と言えば、花粉症のくしゃみくらい。もしかして、昔から言い伝えられているアレが理由なんでしょうか。

 (スキー)馬鹿は風邪ひかない!~o~

 してみると、スキーに行っていながら風邪をひいた内弟子Yは、まだまだ修行が足りませんねえ。~o~

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