モチベーション続く幸せ
いやー、テクニカルプライズって難しいですねー。~o~;;;
昨日の石打は雪が降ったり止んだりでした。朝のうちは小止みになっていたので、娘(仮称ケミ)を背負ってチロルゲレンデに上がり見学&ビデオ撮り。雪がひどくなったらレストハウスに入る予定だったのですが、結局最後まで見てしまいました。途中、ちょっと吹雪になり心配したのですが、ケミさんは背中で大イビキでした。この子逞しくなるわー。~o~
検定開始の少し前に着いたのでアップのために検定バーンを二三本滑らせました。あれ?!なんだか、内弟子Yの動きが変です。なんだってあんなにゆっくり滑ってるんだろ。もう少し直滑降を入れてスピードを出すようにアドバイスしました。この時は、内弟子Yの中で何が起こっているのか、ピンと来ていなかったので・・・。
最初はフリーでした。この種目は事前講習で大変上手くいったので、期待していたのですが・・・。アレ?!なんか動きが硬いなぁーーー。ゴールしてワタシの前まで滑ってきたYの顔色を見てちょっとオドロキました。顔面真っ青で、唇が紫です。ヤバい。
「今のおかしくなかったですか、どうだったですか」としきりに気にするのですが、正直に、事前の時より数段悪いとは言えず、悪くない出来だからガンバレ、と言って送り出しましたが・・・。
種目が進むに従って、少しずつ緊張が取れ、少しずつ体が動くようになってきたのでちょっと期待。特に種目の合間の時間にコブラインを滑らせたところ、上手くトップを落として滑らかに滑ってきていたので、最後のコブで逆転合格・・・を期待したのですが。
いざ本番になったら、二ターン目から思いっ切りズリズリ。なんで、あんなに安全に降りてきちゃうんだー。
イヤハヤ、小心者というのは、どうしようもないものなんですね。内弟子Yの検定には何度も付き合っていますが、今回が一番ビビりまくってました。でも、あんなに顔面蒼白になっちゃう人間に、普段通りの滑りをしろって言っても、そりゃ無理ってモンですよね。~o~;;
発表後、たまたま帰り際にジャッジの方にお会いし、「昨日は良い滑りだったのに、残念だったね」と声をかけていただきました。それでなんとなく救われた気がしました。後でビデオを見比べたところ、事前講習ではゆったりと切り替えて軸が出来ているのに、本番の大回り系は、左ターンの切り替えを急ぎ過ぎて、股関節から折れる悪いクセが出ています。そのため、左ターンの谷回りが短く、ターンが左右不均等になっています。
これは以前からの悪いクセだったのですが、ここのところ、上手く修正出来て、出なくなっていたのに・・・。やっぱり緊張すると悪いクセって出ちゃうんです。内弟子Yにはビデオを見せて納得させました。
結局、彼女の場合、76点以上の滑りをコンスタントに出来なければ、本番で75点の滑りは出来ないということなんでしょう。
コレはずいぶん損な性分にも思えるのですが、ただ、考えようによっては、検定をスキー上達のモチベーションとして長く使えるのは、幸せだとも言えます。プライズテストなんて取得したところで何の利益があるわけでもなく、スキー上達の目安でありモチベーションを与えてくれるものに過ぎません。だったら、人より長く、それを利用できるのは、幸せかなと。
つまり、普通の人なら、75点以上の実力になればテクニカルが取れてしまうのに、彼女は76点以上の技術を習得するまでテクニカルという刺激を利用できるわけです。まあ、これを幸せと考えてもらうしかないですね。
本人も夕食時にはすっかり納得し、前向きになってくれました。今回の検定で良かったのは、内弟子Yにこの打たれ強さが出てきたこと、それに、ケミさんの逞しさを確認できたことかな。~o~
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