才能と満足感の反比例~料理とスキーとカガワの場合
昨日、夕食時に内弟子Yがしみじみと、「アタシって、ホント料理上手くなりましたよね~。料理上手の奥さんで幸せだってブログに書いても良いデスヨ」とのたまいました。あはははは。~o~ ~O~
内弟子Yの料理を知らない人のために言っておきますが、これは自慢ではありません。多分、Yの料理を食べたことのある人なら、思いっきり吹き出すでしょう。どうですか?吹き出したデショ、N君、Iさん。~o~
彼女の場合、出発点がおそろしく低かったので、毎日昼食と夕食をコンスタントに作っているだけで、上達を実感して満足するらしいのです。三年前には夕食の準備に朝からドタバタと追われてようやく一食作っていたものを、今や、子供の世話をしながら昼夜の二食作れるわけだから、確かに手際の点では大変な上達なんでしょうね。味は・・・、まあそれなりに安定してきたのかな。~o~;;;;
「スキーは上手くならないけど、料理はどんどん上手くなってますよね」というのが彼女の実感らしいです。うーーん。
彼女は、料理もスキーも出発点が低かったのですが、この数年でスキーの方は間違えなく素晴らしく進歩しています。でも、五年前にワタシが教え始めた時から、彼女は全く常人とは違っていました。フィジカルの才能というよりメンタルの才能に恵まれていたからです。彼女の一番の才能は、スキーが大好きでいくら滑っても飽きず、向上心を抱き続けられることでしょう。
メンタルの才能があるからこそ自分の進歩のスピードがまどろっこしいのかもしれません。でも、一般的にはすごいスピードで上達してるんですけどね。今度、三年前くらいの滑りのビデオを見せて冷水を浴びせてやろうかな。~o~
一方、料理は、嫌々でも毎日やらざるを得ないから、ある程度は手際が良くなるんだけど、嫌で仕方ないらしいんですよね。嫌々やっていると、やっぱ上達には限りがあるわけです。まあ、本人は、嫌いなことだから逆に少しの上達でも満足感があるらしいけど。
結局、努力を継続できるメンタルの才能の大きさは、上達の満足感の大きさと反比例するってことなんでしょうか。大好きな教科の偏差値が20ポイント上がるより、大嫌いな教科の偏差値が5ポイント上がる方が満足するってことですね。~o~
さて、傑出した才能といえばサッカーの香川君です。今朝のニュースでは、ブンデスリーグでまた二得点をあげたとか。YouTubeに画像が出てますが、ものすごいボレーシュートと華麗なヒールパス。ホントーにキラキラ輝いてます。今やブンデスきってのスター選手になってるんじゃないかな。
でも、彼は、今出ているNumber誌のインタビューで、「エリートとか天才とか言われることがあるけど、それは逆に、ムカつきますよね」なんて答えてます。
もしかすると、彼もフィジカルよりメンタルの才能の方が巨大な人なのかもしれませんね。
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