教え下手教わり下手、その二
昨日、八王子に帰ってきました。
内弟子Yのスキースクール二日目。Yを八海山麓スキー場まで送りながら、朝、S先生にお会いしたら、何て言おうか考えていました。
「僕は教師生活があなたより長いので言わせてもらいますが、生徒の様子を見て説明を変え、練習を変えることが出来なきゃ教師とは言いませんよ。それが出来ないなら、本やビデオの方がマシです」「もう『浦佐』の看板はないんですから、少しは教え方を工夫して新しい生徒に来てもらわなきゃいけないんじゃないですか。常連でなきゃ我慢できないレッスンなんてしてたんじゃ先細りですよ」「折角、スキーに来てるのに自分は二日間全く滑らずに子守りして、挙句の果てに、もうこのキャンプ止めたいなんて言われる夫の情けなさも察してくださいよ」
もう、頭の中はS先生への言葉がどんどんエスカレートしていきます。ヤバいなぁ、オレ。
ところが、ゲレンデに着いてS先生の顔を見たら、何も言えませんでした。悪い人じゃなさそうだし、今日こそは上手くまとめてくれるんじゃないかしらん。
Yをレッスンに送り出し、三本ほどソリ遊びをさせてからケミさんを連れて西松屋まで買い物に出かけました。買い物を済ませてもどろうとすると、ワタシの携帯型リモコン(携帯電話ともいう)にYからの連絡が入りました。「アタシ、もうダメです~」。
S先生、午前中は緩斜面のリフトに三本乗っただけで、二日目だってのにひたすらパーツ練習だったそうで、その間、Yはひたすらダメ出しされ続けた模様。「みんなお昼食べてるけど、アタシ、もうあの先生と一緒にいたくないから別のレストハウスにいマス」。泣き声になってます。
練習上手くいかないからって泣くヤツも泣くヤツだけど、生徒が泣くまで基礎練やらす先生も先生です。この人達、徹底的に教え下手教わり下手なんだよね。困った人達だなー。
ゲレンデに駆け付けてみると、Yは意外に平静にもどっていました。昼休みに急斜面をグルグル滑って欲求不満を解消したとのこと。なんとか練習に送り出しました。
午後は小雨模様だったので、ケミさんを連れて宿にもどり、再びYからレッスン終了の連絡が入って迎えに行きました。迎えの車に乗せてすぐにケミさんは寝てくれたので、ケミさんを車に残してYのもとへ。今度はさすがにYの顔も暗くありません。二日目の午後は普通に滑らせてくれたんだそうです。「パーツ練習で出来なかった荷重の移動が、パラレルにすると出来ますねえ」と驚かれたとか。んなこたぁ、レッスン開始前に確認してくださいよ~。
やんなっちゃうなあと思いながら、Yを滑らせてビデオ撮影してみてちょっと驚きました。前日の朝ビデオ撮った時に比べて、明らかに上手くなってます。今まで、Yは右ターンで外傾を取り過ぎるクセがあり、右ターンの軸を作れなかったてのすが、ちゃんと右ターンの軸が出来てるじゃないの。
レッスン前に見た雑誌の記事の効果なのか、それとも我慢して受けていたレッスンの効果・・・ですかねえ。
教え下手教わり下手などと思っていたのですが、もしかして、この二人、ホントは教え上手教わり上手だったのかもね。~o~
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コメント
私も昔レッスンをSAJでは無いWSAJという所でレッスンを受けてて先生はへたでした。
次ぎ何を教えたら良いか、先輩に聞いていたりしてました。
これ程スキーがつまらなくいやな日はは無かったです。
すぐ帰りたった事を憶えています。
最近もつまらないレッスンを体験してしまいました。
これって大事な事だと思います。
そのs先生には言った方が良いんじゃないですか。
投稿: はや | 2012年3月 4日 (日) 22時01分
どもです。
多分、もうあそこのスクールにかみさんを入れることはないと思うので…。
でも、常連の人が帰りがけに、
「S先生に教わって、二日間、頭から煙が上がりっぱなしだった」なんてボヤいてたから、誰か言うんじゃないですか。~o~
投稿: Mumyo | 2012年3月 5日 (月) 06時59分