マジックの仕掛けとパパと呼ばないで再び
昨日は、ワタシが山田卓也レッスンに入りました。卓也さんのレッスンが別の企画で木金にもあったので、申し込んでいたんです。
一日目は、簡単な説明があって何通りかの練習メニューがあり、それをビデオに撮って夕食後のミーティングで各自の課題を確認という流れでレッスンが進んだのですが、最初の説明の段階で、もう、ちょっと「マジック」でした。あら、目からウロコが・・・。~o~
レッスンが進行していくと、「うんうん」とうなづかされることばかりです。言われた通りにやってみると、アレレ、なんだか小回りが上手くできるような・・・。レッスンの最後はセンターハウス前のイエローコースで小回りでした。この日は一日中快晴で暖かく、かなりグズグズになった雪だったのですが、良い感じで小回りできました。
最後の卓也さんの説明を聞いている時のこと。いきなり、ゲレンデ中に可愛い声が響き渡りました。「パッパ~~、パッパ~~」。
内弟子Yが娘(仮称ケミ)の手を引いてセンターハウス前まで出て来ていたのでした。この日の丸沼はガラガラに空いていて、他のお客さんがあまりいなかったということはあるのですが、それにしてもケミちゃん大きな声です。こうやって、大きな声で娘に「パパ~」と連呼されるというのは、嬉しいような恥ずかしいような・・・。~o~;;
そういえば、ケミさんが初めて「パパ」と呼んだのは、去年の12月の丸沼だっけ。~o~
宿にもどって夕食後、ビデオミーティングがあり、卓也さんの解説とアドバイスがありました。他の人に対するアドバイスを聞いていて思ったのですが、この人、単にスキー理論を理解しているというのではなく、こうやったら板がこう動いてこんな失敗をする、という下手な人間の失敗パターンをたくさん知っている人なんですね。
イントラやデモと呼ばれるような人達でも、自分がもともと出来てしまうがゆえに、下手な人間が失敗する仕組みをどうしても理解できない人がいます。そういう人が指導すると、スキー理論を一通り説明して、「やれ!」で終わってしまったりします。でも、「やれ!」だけでその通り体の動く人間なんてほんの一握りなんですよね。
実は、ワタシの本業の受験指導なんかでも同じことがあります。予備校屋さんでも本人が優等生だった人は、出来ない子が何故出来ないのかという仕組みや出来ない子の気持ちが理解出来なかったりします。そういう人はちょっと話しただけでハッキリ判ります。実は、ワタシゃ受験時代、古文の全く出来ない人間だったもんで。
もしかすると、卓也さんも、あれこれ考えて苦労して上手くなった人なのかもしれません。あるいは、それがマジックの仕掛けなのかもね。
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