久々のイロモノ試乗と「スキー」記念日
昨日の丸沼は雨まじりの雪でした。一日中悪天候の予報だったので、娘(仮称ケミ)は表に出さず、内弟子Yと交代で滑りました。
午前中はまずワタシが滑ることにしました。実は、ちょっと前から目をつけていたイロモノ板に試乗するためです。
ワタシゃ何年も前からスキー板の試乗マニアなのですが、あんまりメジャーな板は好きじゃありません。人気のメーカーは試乗会でもなかなか順番が回ってこないし、そもそもみんなと同じ板は乗りたくない、まあ、つまりへそ曲がりってことですか。
それで、皆さんが乗らないようなメーカーの板があると、つい手が出ちゃうんですね。「イロモノ板」と言っては失礼かもしれないけど。~o~;;
今回、ワタシが目をつけたのは、MEGAWAVEというブランドの板です。実は、日本のSwallow Skiで作っています。Swallow Skiと言えば、ワタシがスキーを始めた頃はけっこうその辺で売っていて、履いてる人もいたんですが、今では、レンタルで目にすることも珍しく、ましてショップからはほとんど消えているメーカー。それが2010年に新ブランドを立ち上げたというのは聞いていたのですが、実物は見たことがありませんでした。
んで、丸沼のレンタルコーナーで試乗モニターをやってるのを発見して、さっそく飛びついたと。~o~;;
・MEGAWAVE Alpha Super Titanal 173cm 120-75-110 R=17.2
持ってみると、やや軽い印象。履くとさらに軽く感じる。履いてみて驚くのはトップ部の短さ。リフトで隣の人の板と比較すると、F社Progresser165cmやB社S-Power167cmとトップ部の長さがだいたい同じ。F社もB社もセンターの設定が前目のメーカーなので、これは異常なことである。あおると、トップ部が非常にしなやか、テール部はシッカリしている。
ややグサった雪で大回りしてみると、時々つんのめる。少し荒れた硬い小回り道では、ガタガタ撥ねまくって、こりゃヒドイ板だなぁー。と思ったのだが、意識的に後ろに乗り、ターン前半からかかとを使うようにすると、ピタリと安定し、しかも、かなり走る。ラインコブに入ってみると、ラインをトレースしている時は素晴らしい。短く軽いトップ部は先落とししやすいし、溝での走りも最高。しかも、しっかりしたテール部でスピードコントロールも容易。軽いのでリカバリーもしやすい。ところが、直線的に滑ろうとすると、とたんにジャジャ馬に変身。全てのコブで撥ねまくり、抑え込むのに必死。
要するに、板に適したバーンで板の要求する乗り方をしてやれば、かなり能力の高い板である。硬いキレイなバーンに行ったら、もっとピュンピュンの快適なカービングマシンになるだろう。しかし、この板のポジションを掴むまでが大変だし、この板に適さない乗り方をすると、ジャジャ馬に振り落とされる。長いこと試乗マニアをやっているが、こんな個性的な板は初めてである。
大回りよりは小回り、柔らかい雪よりは硬い雪、ズラしよりはカービングに適した板だと思う。硬い雪の整備の良いスキー場やラインコブの中でピュンピュン滑りたいエキスパートスキーヤーにはかなりおススメできる。前後の動きが出来てトップ部とテール部を使い分ける技術を持っていることが使いこなせる条件となるだろう。
午後は、内弟子Yが滑りワタシは子守りでした。午後の最後にYと交代して、ちょっと自分のStockliなんちゃってGSで滑ってみたのですが、やっぱ、落ち着くし楽ですね、自分の板。~o~
さて、帰り際、送迎車の中で内弟子Yがケミさんをあやしていた時のこと。ケミさんは最近、いろんな言葉が話せるようになっています。特に、我々の話した言葉をオウム返しする時には、アッと驚くような言葉まで話すのですが、昨日はとうとう、内弟子Yの「スキーする?」という問いに、「スキーする」とハッキリ答えました。あははは。~o~ ~O~
というわけで、4月14日は「スキー」記念日です。~o~
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