馬と鹿の狂演およびレボリューションⅡ
昨日は特別授業もなく、執筆も一段落。となると、当然、我が家はかぐらに日帰りということになります。「かぐらにまだ雪があるのに、何もせずに家にいるなんて胸が張り裂けマス。」とはかぐらフリークの内弟子Yの言い分です。~o~
朝四時半起床で五時半出発。みつまた駐車場には7:40分到着なのですが、もう駐車場の前で車が行列してます。入口から左側に入ってすぐのところに駐車させられました。うへーー。マイッタ。
ロープウェイは40分待ち。かぐらのゲレンデについたのは駐車場到着の二時間後でした。ゴンドラ降り場を出たら、もうそこは、スキー馬とスキー鹿で大混雑です。まず、ワタシが滑らせてもらったのですが、営業している三本のリフトは、いずれも5~10分待ち。一時間ほど滑って、三本しかリフトに乗れませんでした。こんな混み方はワタシもあまり経験がありません。マイッタ~~。
恐ろしいことに、この日の混雑は、我々が帰る午後三時半頃まで続きました。ここんとこ何年か、春の日曜のかぐらというと、混雑するけど引きは早いという印象だったのですが、この日は、昼時になってもリフト空かないし、午後三時半でもリフトの行列はなくなりません。ちょっと異常です。「今日来てる人は、みんな頭オカシイです」とはYの言葉ですが、みんなオマエにだけは言われたくないだろ。~o~
一昨日の土曜は、みつまたで雨、ゲレンデには雪が降る天候だったそうですが、日曜は快晴で暖かくなりました。多分、天候のこともあっての混雑なんでしょう。それにしてもスゴかったけど。
さて、ワタシは朝一時間ほど滑ったところで、内弟子Yと交代し、子守りに専念しました。なにしろ、今日は、「世界を変える一本」を定着させて確実なものにしなければなりません。ひたすらYさんを滑らせました。と言っても、ゲキ混みだったので、午後三時までの間に九本しか滑れなかったそうですが。
でも、ゲキ混みの中で一本一本集中して滑ったんだそうです。昼過ぎにワタシが娘(仮称ケミ)を背負って上り、ビデオ撮影した時の滑りは、以前とはまるで別物でした。お見事に革命的に滑りを変えてみせました。「まるで別の競技をしているようです」とはYの言葉です。
そりゃ、これだけ見て違うとそうだろなー。師匠の欲目で見ると、スピードだけだったら、この日、同じラインをレッスンで滑っていた金子あゆみデモと遜色ないくらいでした。もちろん、スピード以外の点は全く段違いですけどね。
Yによると、ずっと以前、ワタシにスキーを教わり始めた頃に近い感覚なのだそうです。無謀なスピードでかぐらのコブに突っ込んで行って、見ている人に後ずさりされていたあの頃と、確かにスタートするスピードの点で似ているかもしれません。
でも、あの頃は必ず、三、四ターンで大爆裂でした。今は、コブライン一本を余裕持って抑えきって滑り降りてきます。だから、見ている人達も後ずさりどころか、感心して見てくれているようです。
そう考えると、ちょっと感無量です。2007年に始まったワタシのコブレッスンが、五年経って、ようやく完成に近づいたってことです。まあ、コブ以外はまだまだだけどネ。~o~
内弟子Yは、「あの時に近いってことは今まで何年も何をやってたんでしょう」なんて言ってますが、その数年があったから、あんな安定感を手に入れられたんだろーに。
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