知らない人は怒る人~ジョンの訃報を見た日
最近、デスクワークの合間に、つか逃避としてネットを見ることが増えているのですが、ちょっとネット的世間様の動きで気になったことを二つほど。
大津のイジメ自殺事件のことで、一部、反人権派の方がイジメの加害者をネットで吊し上げるようなことをやっているようです。TV局の不手際で実名が出ちゃったとか、調子にのって売名行為をやってる人達とか、なんだかいろいろ出ているようで、仕事の片手間ではカバーできないです。
まあ、もちろん、そっちメインってわけに絶対いかない締切日なわけで・・・。~o~;;;
最近、朝日の朝刊にもいろんな人が自分のイジメ体験を載せてたりして、こういうのは、ちょっと良いと思っていました。ところが、人は知らないといろんなことに怒り出すもので、ネットを見ていると、こういうイジメ体験談にまで、「オマエ等の体験なんて大津事件とは違う!大津事件は犯罪だ」などと怒り出す人がいるんですね。ちょっと、オドロキ。
こういう社会正義のようなものを振りかざす人って、自分が子供の時、イジメたことはあっても自覚のない人なんでしょうね。イジメた側は、案外自覚がないか忘れてるんだろうと思います。だから、今でもネットというものを使ってイジメに走っているわけです。加害者吊し上げは、明らかに社会正義と言う名のイジメですからね。
内弟子Yだったら、「イジメ百まで踊り忘れず」とでも言うところでしょう。~o~
有名人のイジメ体験が新聞紙上に載ったりするのは、大津事件の被害者とその人が同じだと言っているのではありません。イジメられても生きている人間がたくさんいるんだということを、今現在イジメられている子供たちに知らせて、イジメ自殺を防止しようとしているんです。
大津のイジメ加害者のことをマスコミが大々的に取り上げても、それは、社会的にたいしてプラスにならず、むしろこれから先の自殺の連鎖を煽りかねないんですね。このブログでもそんな話を、昔書いたことがあります。
さて、イジメとは全く関係のないレバ刺し禁止の話。なんだか、これも怒ってる人がいるようです。自分が好きな物を禁止されるというのは、確かに怒りたくなる気持ちも判らないではないけれど、怒り方のピントがズレてることが多いような気がします。
「あたしはちゃんとした店でしか食べないから関係ないのに、どうしてトバッチリうけちゃうの」「食べて死ぬのは自己責任なんだから、禁止にするのはお門ちがいだ」なんて怒っている方たち、ピント外れてます。
つか、新聞読んでないんじゃないのかな。今回の禁止は、レバー内部に危険な腸管出血性大腸菌が見つかったからなんでしょ。レバー内部にいるということは、どんなに新鮮な食材を、どんなにちゃんとした衛生環境の店で仕入れ、どんなちゃんとした処理をしようと、ある一定の確率で「大当たり」を引くってことです。そんなこたぁシロートが考えたって判ります。
しかも、この腸管出血性大腸菌てヤツは人から人への二次感染まであるって話。カキ毒なんかと同じです。加熱用カキを生食することが許されていないのは、人から人への二次感染があるからです。早い話、モノズキなおとーさんが食べて幼い娘が当たったりするワケで。そんなのワタシゃ許せません。~o~
まあ、押しなべて人ってヤツは事情を知らないと怒るわけです。
てなことを書いて逃避していたら、なんと、ジョン=ロードの訃報がっ!!うげーっ。詩人タリエシン、ロイヤルハーモニック、紫の肖像だぜー。
つわけで、ただ今、Who Do We Think We Are!をヘビロテしながら仕事してます。
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