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2012年7月27日 (金)

世界を驚かせた鼻の孔

 いやー、驚きました。U-23日本代表。

 正直、スペイン相手に引き分けに持ち込めたら大殊勲と思ってました。それが堂々の1-0勝利。しかも、ほとんど危なげなし。ポゼッションはスペインの65%だったらしいけど、まったくそんな気がしませんでした。

 ゲームの最初からオドロキの連続でした。永井、大津、東、清武の前線四人が、ものすごいハイプレス。ワントップ永井なんて犬のように走り回り、DFだけじゃなくGKまで追いかけまわしてたモン。こいつら、バスケットと勘違いしてるんじゃないかと思いました。

 でも、あれは、多分、関塚さんの指示なんでしょう。今回のスペインU-23に唯一弱点があるとすれば、CBの二人がスピードに弱いとされていたことだったので、徹底してCBと日本のFW陣との勝負に持ち込ませたってことですか。

 それをゲーム開始時からフルパワーでやらせることで、スペインにペースをつかませませんでした。圧巻は前半41分にCBイニゴ=マルティネスを退場に追い込んだ永井のプレー。いやー、スゴイぞ、永井!

 後半も、永井はちょっとヨレながら、清武、東とからんで抜け出し、何度もスペインゴールをおびやかしました。一回走り終わるたびに、永井君の鼻の孔が膨らむ膨らむ。

 いやー、世界は、確実に永井の鼻の孔に驚いたに違いない!~o~

 この一勝はただの一勝ではありません。これでグループステージを一位通過する可能性が高まりました。D組一位なら準々決勝の相手はC組二位なのでブラジルと当らずに済みます。準決勝もA組一位のイギリスかウルグアイでしょうから、チャンスあり。決勝までの道が見えてきたかも、という大きな一勝でした。

 さて、一昨日の夜中にはなでしこも無事に第一戦を勝ち切りました。正直、沢さんのことは心配していましたが、急所に必ず顔を出すいつもの沢さんでした。なんとか間に合ってくれたようでホッとしました。

 でも、沢さんが今の状態でもフランスと互角、アメリカには4:6で分が悪いでしょう。なんとかもう少しトーナメントまでに調子をあげてほしいモンです。もしかして、今回は男女アベックメダルがなるかもしれないから。

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