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2012年9月18日 (火)

疲れるしたがりしてもらいたがり

 ここのところ、娘(仮称ケミ)は、お利口さんの顔と魔の時の顔を交互に見せます。魔の時ばかりじゃないと判っているのですが、時々、甘やかしパパのワタシでもちょっとムカッと来ます。

 例えば、今朝の歯ブラシ後のうがいの時、いつもなら、パパと一緒のうがいを喜んでくれるのですが、今朝は、口に含んだ水を、すぐにべーっと吐き出してこちらに向かってニヤリと笑います。「ケミさん、マジメにやろうね」というと、「わかったー」と答えるのですが、水を口に含むと、またすぐに、べーっ、ニヤリ。「ケミさん、ちゃんとしなさい」また、べーっ、ニヤリ。

 うーーーーーーーん、パパは完全にナメられてる。~o~;;;;

 なるほど、これでは三ポイの内弟子Yがキレそうになるのも無理はありません。おまけに自分で何でもしたがり、今朝も牛乳をコップに注いであげたら、「ケミやゆの、ケミやゆの~~」と何時までも泣いています。うーーーん、困ったちゃんだなぁ。

 そんな自分でしたがりの娘に手を焼いて仕事に行ったら、今度は自分でしたがらない子に疲れさせられました。

 予備校ではそろそろ冬期講習の申込みの時期なのですが、授業後、「冬期講習期間に過去問の練習をするか古文の講習を取るかどちらが良いでしょうか」という相談を受けました。うーーん、困ったねー。

 こんなの予備校屋の所に相談に来たら、両方やんなさいと言われるに決まってます。場所は予備校の講師控室なんだから、「講習なんて取らなくていいから過去問やってなさい」などという答えは、例え本当に思っていたって口に出すわけがないでしょう。

 ましてや、そんなことは絶対に思いません。だって講師というものは自分の教科にできるだけたくさん時間を掛けて勉強してほしいと思っているものです。講習とらなくて良いなんて言うはずないでしょ。

 こういうプライベートな学習計画の判断を人にしてもらいたがる子が、この何年か増えています。冬期講習なんて時間のない時期だし、その子の得意教科不得意教科のこともあります。第一志望の大学に対して、その子がどういうプランで勉強しなければならないかなんてことは、自分自身以上に判っている人間なんていないはずです。なんで、講師に相談しちゃうかなぁ。

 我々を、受験に関して何でも知ってるエキスパートだと勘違いしてるんですかねえ。

 結局、「他の教科との兼ね合いがあるから、そういうことは君自身で決めなきゃならないことだよ」と言って帰しましたが、もっとその子の喜ぶような、一見親身の相談、実はただの営業トークでもしてやれば良かったのかなあ。そういうワザは苦手なんですよねー。~o~;;

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