« 早くも来た宿命 | トップページ | 疲れるしたがりしてもらいたがり »

2012年9月16日 (日)

思いやりの奇跡

 今日は近所の八幡様のお祭りでした。それに合わせて八王子西放射線通りでは、東北復興支援イベントと八王子手土産コンテストが行われました。我々のお目当ては手土産コンテストT-1グランプリです。なにしろ、八王子の名店のお菓子を無料試食しまくりらしいんで。~o~

 今日は曇り時々激しく雨、時々晴れという困った天気だったのですが、かなりの人出でした。狙い通りT-1の投票権をゲットしてあちこちのブースで試食。内弟子Yはもちろん、フルに試食したのですが、娘(仮称ケミ)も食べられそうな物はあらかた試食。ワタシは我が家でもおなじみのケーキ店Vanillaの渋皮栗のタルト、内弟子Yは高尾のどんぐりクッキー、そしてケミさんは、手にした瞬間に食べ終わっていた高尾ポテトに投票。

 後でネットで調べたら、高尾ポテトは前年度最優秀だった模様。さすがグルメケミ。~o~

 T-1の帰途、東北復興支援イベントで昼食。なみえ焼きそばとモミジ汁、気仙沼のサンマをいただき、ワタシは福島の地酒、内弟子Yは生ビールでした。福島の地酒は四本出ていたのですが、そのうちの一本が、ナント、「磐城壽」ですとー?!

 「磐城壽」の鈴木酒店さんは浪江町の海岸にあり、しかも、原発から7km。津波に決定的にヤラレた上に、現在立ち入り禁止地区。踏んだり蹴ったりどころではありません。鈴木さんは昨年、福島の「国権」さんに居候状態で酒造りをしたとは聞いていたのですが・・・。

 P10209891 右のようなキチンとしたラベルで、一升瓶が来ていました。飲んでみると、震災前の磐城壽を髣髴とさせる見事な辛口男酒でした。後でネットで調べたのですが、県の試験場に保管されていた蔵の酵母を使って、山形県長井町に場所を借りて酒造りをしているのだそうです。

 磐城壽が飲みたいという浪江町の人達の要望に応えるために徒手空拳から鈴木さんが立ち上がり、酒蔵仲間が鈴木さんの決意に応えて力を貸した結果出来上がった、言ってみれば、他人を思いやる心が生んだ奇跡のような酒です。

 帰宅後、ケミさんはお昼寝タイムでした。ワタシはケミさんの横で昼寝。Yさんは夕食の準備でした。一時間ほど昼寝して、気持ち良く目を覚ました頃にケミさんも目を覚ましました。ところが、今度は昼間ビールが今頃効いちゃった内弟子Yが眠たがり・・・。

 目を覚ましたケミさんの傍らに横になりました。ワタシは、ケミさんがママとともに二度寝してくれるものと思い、仕事場に入りました。しばらく静かにしているので、こちらはデスクワークに集中できました。十五分ほどして行ってみると、Yはグースカ寝ていて、寝ていると思っていたケミさんは、ナント、ママの隣で静かに一人遊びしています。

 「ママは疲れてるみたいだから、寝かせておいてあげてね」と言って、そっと仕事場に戻りました。その後、二十分ほどして行ってみると、ケミさんは依然としてママを起こさないよう静か~に一人遊びをしています。

 結局、三十分あまり昼寝した内弟子Yは、気持ち良く起きて、一人遊びしているケミに驚いていました。これこそまさに「思いやりの奇跡」。ケミさん、エライっ!!~o~

|

« 早くも来た宿命 | トップページ | 疲れるしたがりしてもらいたがり »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 思いやりの奇跡:

« 早くも来た宿命 | トップページ | 疲れるしたがりしてもらいたがり »