感謝知らずの女
昨日は一日学校が休みだったので、久々に家族で母の所へ行って来ました。春に、はく離骨折のために介護施設へショートステイしていた母は、すっかりその施設が気に入ってしまい、今はその施設に住んでいます。
相模湾に面した地方都市の駅ほど近い所にその施設はあります。我々にとっては、以前の田舎の家よりも通いやすくなり便利になったのですが、どうやら、母にとってもここへ移ったことが良い効果をもたらしたようです。この数年ついぞ見なかったほど元気になっていました。確かに体力的な衰えはどうしようもなく、歩くのにも不自由な様子でしたが、話すことがシッカリしてきました。
母はこの数年、家の外に出歩くことがなくなり、新しい刺激が全く無い生活をしていたためなのか、話をしていると同じ話を何度も繰り返すようになっていました。「お母さん、少しボケてきたのかも」とは我々兄弟の間の共通認識でした。ところが、昨日は、数時間の滞在ではあったけれど、我々の滞在中、一度も同じ話を繰り返しませんでした。
施設に入って、日々新しい人間関係の中で過ごしているのが良かったのか、あるいは、施設の中でのイベントやサークル活動のような物から刺激を受けているためなのか、ともかく、母の脳の中に望ましい変化が出てきているのは間違いないところのようです。人間の脳は、常に新しい刺激を受けていないといけないということなのかもしれません。
そんな母の回復には、ウチの娘(仮称ケミ)も一役買っているのは間違いありません。なにしろ、ケミさんはお祖母ちゃんに会うたびに激しく進歩してますから。昨日も新しい言葉をたくさんしゃべって母を感激させてましたし、施設に置いてあるバランスボールにじゃれかかったり、いろんな所によじ登って、お転婆振りを呆れられてました。~o~;;
実は、父が亡くなって以来、毎月一度は、内弟子Yがケミさんを連れて母を見舞ってくれていました。この施設を訪問するのもワタシは入所時以来なのに、内弟子Yとケミさんは常連さん。施設の人達とも顔なじみです。
もしかすると、母の回復の一番の立役者は、Yなのかもしれません。感謝しなきゃなあとは思ったのですが・・・、昨日の夕食時、ちょっとした言葉の行き違いから、またもやYさんは「三ポイ」で不機嫌になり・・・。どーも、感謝の言葉を言わせない女だなぁ。~o~;;;;
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