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2012年11月 4日 (日)

回復と追憶の七五三

 ようやく、娘(仮称ケミ)が回復してきました。今朝は普通に起きて朝食を普通に取ってくれました。普通にしてくれていると、この子はホントカワイイです。昨夜まで脚部に残っていた「突発」の赤い発疹も今朝はほぼなくなりました。ヨカッタ。~o~

 午前中に近所の神社に家族で散歩に出かけました。今日はケミさんのお友達のAちゃんが七五三のお参りをするというので。

 近所の八幡様は、着飾った七五三の子供たちと親御さんが何組もお参りに来ていました。普段着で来ているのは我々だけ。秋晴れの絶好の七五三宮参り日和でした。神社の参道脇には椎の実が散らばっていました。

 ケミさんが拾って集め始めました。内弟子Yは、田舎の子のクセに椎の実を知らず、「あら、ケミちゃんドングリ拾ってるの」などとノンビリしたこと言っています。ワタシゃ、子供の頃、コレがこの季節のお楽しみだったので、意外でした。親子三人で食べるのに適当な数を拾って帰りました。

 帰宅後、ケミさんは疲れたのか、ややグズグズ。「ケミ、手あらうの~~」と言うので、手が届くように台を用意すると、それには上らず、「あらうの、あらうの~~」と泣きわめきます。手を貸そうとすると、「パパ、あっち行って」。

 仕方ないので、ワタシと内弟子Yは知らん顔して食事を取りました。我々が食べ終わった頃にようやく、ケミさんは台の上に上がってくれました。昨日までに比べればどうってことはありませんが、それでも三十分以上はかかったかな。

 ケミさんのお昼寝の後、内弟子Yが椎の実を炒ってくれました。香ばしくてなんとも懐かしい風味があります。これを田舎で食べていたのは、物心ついてから小学校卒業くらいまでだから、十年ほどなんだけど、なんだか田舎ではずっと食べていたような気がします。田舎の父が元気だった頃は、木に登って揺すり、子供たちのために実を落としてくれたっけ。

 実に、四十年ぶりでしょうか、今度は娘の拾った椎の実を食べることになろうとは。もしかすると、これが我が家の恒例行事になるのかもしれません。娘が、今日のワタシと同様、椎の実の味を懐かしく思い出したりするのは、いったい何十年後なんだろう。ワタシゃその時・・・。~o~;;;

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