実力のうちの不運
昨日は、東京都スキー技術選手権の初日でした。例年、硬いバーンと快晴を提供してくれた車山でしたが、今年は、朝起きてみると、しんしんと降る雪。まあ、朝のうちだけだろと思っていたのですが、降っては止み降っては止み。
そのため、競技開始を三十分遅らせ、スポーツマンコースには選手がデラを掛けたのですが、ヴィーナスはとうとうそのままで競技開始となってしまいました。
我が家は内弟子Yの急斜面小回りから始まり、ちょうど交互に競技をするスタート順となってくれたので、お互いのビデオを撮ることができました。それで、どんな滑りだったか全て詳細に判るのですが、うーーーん、結局、今日のタイトルが全てを言い表す結果となりました。~o~;;;
内弟子Yの最初の種目、急斜面小回りは、25番という絶好のスタート。ところが、女子のこの種目の頃は、まだ小雪が降って視界が安定せず、ジャッジ席付近から上部が見えない状況でした。バーンは悪くなかったので、内弟子Yは今年のそれなりの滑りをしてきたのですが、得点イマイチ。うーーん、悪くなかったはずなんだけどねえ、よく見てもらえなかったのかしらん。
続いて、ワタシの大回りでした。ヴィーナスのバーンは、開始当初の新雪が徐々にはがれているものの、所々に溜まっている状況。すでに滑った前の班の人間から、左サイドから真っ直ぐ下りると、雪だまりが無いというのを聞いていました。まさにワタシの予定のコース。ラッキー!
のはずだったんですが、二ターン目で雪だまりに左外がもぐり、そこから上手く切り替えられずに三ターン目の左ターンが雑になって、四ターン目は左サイドに残る新雪ゾーンに突っ込み・・・。なんとかゴールしたものの、得点イマイチ。うーーーーーむ。
続いて、内弟子Yの大回り。徐々に視界が良くなっています。内弟子Yは、普段、ワタシと一緒に練習して同じコースを取ってくるはずなので、少なくとも最初のターンまでは雪だまりは無い・・・はずだったのですが、スタート地点で舞い上がったYさんは、いつもの左サイドからスタートせず、真ん中から出てきました。そこは、何かあるんじゃないか・・・と思って見ていたら、最初の左ターンで雪だまりに右外足を取られ・・・はちゃはちゃはちゃ。最低の得点でした。
続いて、ワタシの小回り。最終班なので、バーンはかなり荒れています。いろいろ情報収集はしたのですが、どこを通ってもそれなりに荒れていそうだったので、当初の予定通り右サイドを選択。滑り出して二ターン目、今年、病気の治った右ターンを見せてやるぜっ・・・と思った場所には、一抱えもある雪の塊が転がっていました。ぐげっ。
そこは、なんとかクリアしたものの、結局下部の荒れにもつかまり、得点イマイチ。やべー。
我々二人とも、どうもあまり運の良い日ではありませんでした。しかし、ビデオで詳細に調べてみると、不運から失敗していると思っていた箇所は、いずれも単なる不運ではありませんでした。
ワタシが大回りで失敗した左ターンから右ターンへの切り替えは、今年の練習でも時々失敗していた箇所。小回りも右ターンの病気が治ったのが直前過ぎて、熟成が足りませんでした。内弟子Yの大回りには、もともと左ターンに欠点があり、年末の丸沼でもそれは判っていました。
結局、スキー競技における不運というのは、自分の欠点を拡大して見せてくれる鏡のようなものなんでしょう。例えば、内弟子Yの大回りの失敗は、欠点のある左ターンの場所にちょうど雪だまりがあったのは不運でしたが、右外足が軽くなる欠点を持っていない人なら、何とか足を取られずに通過していたはず。やはり、不運も実力のうちです。
しかし、その欠点を拡大する不運が立て続けに起こったのは、やはり、バッドデイだったということでしょう。ついてなかったゼ、我が家。~o~;;;;
ワタシは、またまた初日の成績が予選通過ギリギリになってしまいました。なぜかのお定まりです。でも、 今年は、落ち着いていられます。今年の滑りなら、コンディションさえ良ければ、挽回できるはずという自信があるから。今日のコンディションに期待です。
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コメント
運も実力の内というが、運は運だし実力は実力だろ。なぜ混ぜるのか?実力主義を唱えつつも実質は結果主義だからだろう。良い悪いを結果でしか判断しない。そういう俗物根性の塊だからだ。
投稿: | 2014年2月25日 (火) 04時08分
すみませんが、人のブログに何か書きこむときは、名前(ハンドルネームでかまいません)を名乗ってください。何とお呼びしたら良いのかわかりません。
何とお呼びするのか判らないような方に、これ以上返事をする義理もないと思います。あしからず。
投稿: Mumyo | 2014年2月25日 (火) 07時06分