二年後の「それ」
一昨日、「それ」でいってほしいモンだと書いたら、ほぼ「それ」で行ってくれました。内弟子Y、テクニカルプライズ合格です!
この日の薬師スキー場は、朝から湿気を含んだ小雪が降り続き、ほぼ終日止みませんでした。そのため、検定バーンはキレイに圧雪をかけた上にうっすらと重い新雪が載っている状況でした。受験者は事前よりやや減って32名。
最初の種目はフリー。これは得意種目なので少し貯金してほしいと思っていました。ところが、二ターン目で溜まった新雪に右外足を持って行かれそうになり、一瞬、車山初日の「不運」が頭をよぎったのですが、上手く立て直して何もなかったかのようにリズム変化を入れてゴール。雪だまりに一瞬つかまったことをどう見るかだけど、まあまあですかね。
二種目目整地大回り、三種目目整地小回りは無難にこなしました。ほぼ、昨日の事前講習通りだったんだと思います。四種目目不整地大回りは、三種目行った後のバーンを不整地とみなしての実施となりましたが、整地小回りの前に一度デラを入れていた関係で、どうやら、整地大回り以上に滑りやすかったらしく、この日一番の出来でした。
不整地大回り終了後、ジャッジに先導され全員のトレーンでコブを作りました。少し大きめのリズムと小さ目のリズムの二本のラインが出来ました。受験者はどちらかというと大き目のリズムを選択する人が多かったと思います。内弟子Yは、ローテーションの関係で最後から二番目の滑走でした。
コブの嫌いな人だとこの滑走順はコブが深くなってイヤだと思うのですが、この女は、なにしろ初心者の時からの「コブ好き女」なので、最初から遅い滑走順だったら良いなーと言っていました。この滑走順は彼女にとってラッキーです。
事前でホメられていたので大き目のリズムのコースを選択して、順調に滑り出したのですが、中盤で掘れた箇所にハマって守りに回ったズリズリターン。ヤバい、去年の石打パターンかと思ったのですが、終盤、持ち直しました。さて、あのズリズリの二、三ターンをジャッジはどう見たのか。
滑り終わった内弟子Yはションボリしています。昼食時にはビデオを見てはタメイキばかり。「どーしてアタシ、こうなっちゃうんでしょう」「あんなコブじゃ受かりませんよネ」「発表見ないで帰りたいデス」。どんどん弱気になります。
なかば無理矢理、発表を見に行かせました。それだけに名前を呼ばれた時は何がなんだか判らなかった模様。結果は、大回り二つが76。他が75の二点余しての合格でした。どうやら、二つの失敗をバーンの荒れによるものと大目に見てくれたようです。
一級取得から三年経たないテクニカル合格は、筋力の劣る女子のことでもありホメて良いと思いますが、この日の合格は、出産後の復活の日からほぼ二年目だったんです。あの時のヨチヨチした滑りから二年後にこうなってくれるとは・・・。~o~
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コメント
内弟子さんのテクニカル合格おめでとう御座います。
師匠が良いと、内弟子さんも短期間で実力者。驚いています。
次は、クラウンですか!
次の合格が楽しみです。
投稿: taiji | 2013年2月 4日 (月) 09時18分
ありがとうございます。
taijiさんと一緒に滑っていた頃から比べると、本当に滑りが変わりました。見たらビックリしますよ。~o~
投稿: Mumyo | 2013年2月 5日 (火) 10時39分