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2013年3月12日 (火)

去るもの近づくもの

 昨日は大震災からちょうど二年目だったのですが、一昨日は父の三回忌でした。父は大震災の五日後に、地震とは無関係の心筋梗塞で息を引き取ったので。

 一昨日はひどく暖かい風の強い日でした。当然、八王子は花粉ジゴクでしたし、相模湾沿いの田舎町でも、箱根からの花粉がかなり飛んでいた模様。三回忌の出席者の方が目をしょぼつかせていたのは、故人を偲んでいただけではなかったような・・・。~o~;;

 三回忌が終わると、次の法事は七回忌ということになります。「去る者は日々に疎し」とは言いますが、父の死は徐々に遠ざかって行くんですね。

 大震災から二年の昨日は、急激に気温が下がり、花粉ジゴクも一息ついた日でした。花粉が一息ついたからってわけじゃないけど、昨日、我が家は娘(仮称ケミ)の通うことになる幼稚園を訪れて手続きをしました。娘は、この五月から幼稚園のプレ入園のクラスに入ることになったんです。

 二年前、ようやく「お座り」出来るようになったケミさんも、今では幼稚園の遊具で遊べます。すべり台、ブランコは勿論、タイコ橋のような物まで上ることが出来ます。もうすぐ、この幼稚園の園庭を元気に駆け回ることになるんでしょう。

 昨日、大震災の頃のブログを読み返してみました。改めて、アレは大変な出来事だったなあと思いました。特に、あの頃感じていた原発事故に対する不安の大きさを最近の我々は忘れているなあと痛感しました。

 なにしろ、父の葬儀の頃は、あちこちでまことしやかにデマがささやかれていました。あの頃のブログには「そのうち笑い話として紹介できる」などと書いていますが、「皇族はもう九州に避難しているそうだ」「米軍が家族を避難させていたらしい」「茨城にはもう人が住めないそうだ」なんてみんな言ってたんですね。あははは。~o~

 ワタシも海外在住の親しい方からメールをいただいて、マジメに海外脱出を勧められたりしましたからねえ。アレ、実行していたら今頃どうなっていたやら・・・。~o~~O~

 まあ、今だから笑い話になりますが、あの頃の放射能への恐怖は、こんな話に真実味を与えていたんですよね。いくら「去る者は」などと言っても、あの時の喉元の熱さはいつまでも忘れてはならないんじゃないでしょうか。

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