初夏の燗
最近飲んだ燗酒の話です。
今週は、一学期のラス前で比較的順調に仕事が進んでおり、育児の方も取り立てて書くことがないほど順調。それで他に書くことがないというせいもありますが、お酒の話をそろそろ書きたかったので。
ちょっと前に、山形県高木酒造さんの「朝日鷹 本醸造」を義兄からいただきました。「朝日鷹」というのは、簡単に言うと、「十四代」の県内ブランドです。ネットでちょっと話題になっているようで、義兄もネットで購入したのだそうです。んで、まず常温で飲んでみたのですが、うーーーん。
「十四代」とは全く異なるコンセプトの酒です。悪く言えばパッとしないボケたような酒。これがあの高木さんの酒かー。
と思ったので冷やしてみたのですが、冷やすと穏やかながら軽い酸の刺激があって、ちょっと飲みやすくなります。「八海山 本醸造」に少し酸の刺激を加えたような感触。定価(一升二千円弱)で買えるなら晩酌に悪くはありません。
さらにこれをぬる燗にすると、軽い酸が引き立って、そこそこイケます。くどいようですが、定価で買えるならおとーさんの晩酌に最適ってヤツです。
昨日は、この「朝日鷹」と、先日、池袋西武の試飲会で購入した奈良県今西酒造さんの「三諸杉 菩提酛 純米」をいただきました。コイツは、奈良お寺で始まった菩提酛という大変古い醸造法で醸したお酒。菩提酛らしい甘酸っぱさが特徴ですが、甘酸っぱさが軽く、独特の風味があって冷やでけっこうイケます。
ところが、これをぬる燗にしてみたら・・・、うーーーん、エクセレント!甘酸っぱさは特に邪魔にならず、独特の風味が強調されて、こりゃンマイ!なるほど昔はみんな燗で飲んでたんでしょうからねえ。燗の方が合うってことでしょうか。こんな燗酒もアリだなぁ。
と、まあ、マニアックなお酒の話でした、ちゃんちゃん。~o~
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