スキー合宿拾遺
昨日から直前期の講習が始まっていますが・・・、ワタシゃ全身ダルく階段を昇るのが苦痛ですし、内弟子Yは寝ている間スキーの夢ばっかり見てるとか。我が家は相変わらずスキーヤーモードから抜けられませんねー。~o~;;
んで、今回のスキー合宿中考えたこと感じたことで書いてなかったことを二三。
今回は三連休が絡んでいたので、舞子高原は大変な混雑でしたが、どうやら19歳リフト無料の効果はかなりハッキリ出て来ている模様。混雑嫌いの内弟子Yは不満顔でしたが、これはスキー業界にとっては久々に明るい話題です。
リフト券無料でもウェアや小物や板はいつまでもレンタルじゃ物足りなくなるので、必然的にモノが売れるようになります。今回、19歳無料なのかなと思うボーダーさん達も、ウェアは新しかったりしました。そういうお金が回りまわって、スキー業界全体を潤してくれるはず。
なので、我々もゲレンデの混雑くらい我慢してあげないとね。~o~;;
その混雑したゲレンデを滑りながら思ったのですが、SAJ教育本部さん、方針転換して良かったですね。というのは、昨年までの谷回り系小回りなんかやってたら、初心者ボーダーが座り込んでいる間をすり抜けて滑るなんて出来なかっただろうから。
SAJは、2000年頃から小回りにカービング要素を加えようとしてきました。最初のうち、それはカービング小回りという種目の中だけで行われたものでした。したがって、技術選上位選手やデモに話をうかがっても、「アレは種目としてやらされているだけ」というご意見が多かったように思います。
というのは、アレをゲレンデでやろうとすると、当時の用具や技術ではかなり無理があったし、また、当時はゲレンデにたくさんのスキーヤーがいたので、カーコマなんてやってたら事故も起こりやすかったからです。当時、故グッギーが故TOK先生に、「あのカービング小回りというのは、危険だから何とかならないのか」とコボしていたとTOK先生からうかがったことがあります。
ところが、その後、カービング要素の小回りに関して技術が向上し、それと反比例するようにゲレンデは空いて行きました。そのため、カービング小回り以前の逆捻り系小回りは、コブ以外では必要がなくなり、SAJ教育本部さんが検定や競技会で推奨する小回りの弧はドンドン大きくなって行きました。その行き着く先が、昨年までの谷回り系の小回りだったと。
それで、今ではかなりの上級者でも、逆捻りで細かいターンを刻むことは苦手です。我が内弟子Yもテクニカルプライズのクセに、逆捻りの細かいターンが全く出来ませんでした。
ところが、今年、SAJ教育本部は大方針転換をして、逆捻りや外向傾にスポットライトを当てようとしている・・・らしいんです。んで、それは、もしかして、初心者ボーダーの座り込みが増えるこれからのゲレンデにマッチしているのかもしれませんね。実際、内弟子Yは、そういうゲレンデを滑るために、どうにか逆捻り系の細かい小回りを覚えたし。
まあ、時代の流れとSAJ教育本部内の権力闘争が、たまたま上手くシンクロしてくれたということなのかもしれませんが。
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