二つ目の穴の中の幸い
ホッして昨日から八海山に滑りに行きました。もちろん、滑るのは内弟子Yと娘(仮称ケミ)で、ワタシはもっぱら子守りです。
昨日の八海山は快晴で暖かく絶好のスキー日和・・・に見えたのですが、無料休憩所に入って行ってみると、出会う知り合いの顔は全員あまり明るくありません。「止まる~」「滑らない~」「疲れる~」。どうやら、モノスゴイ悪雪になっている模様。
その悪雪をものともせず、Yとケミさんは午前中、ロープウェイで上がり第三リフトを三本滑ったそうです。滑らない悪雪でも子供は関係ないんですね。なにしろ止まっちゃったらママが背中を押してくれるから。Yだけは疲れ果てて帰ってきました。
午後は、ワタシがケミさんの子守り。疲れ果てたとは言いながら、こういう時に最後まで滑っちゃうのが滑りたがりYさん。常連さんがどんどん上がってくる中を最後まで帰ってきません。ケミさんは、最近お気に入りの「かずかぞえ」の練習帳に飽きて眠くなり、ワタシに背負われてお昼寝中。Yはいったい何時帰って来るんだろう。
と待っていたら、最終ロープウェイの時刻から三十分以上経って帰って来ました。尋常ではない様子。ボロボロ泣いて涙と鼻水まみれになりながら、「あ゛じがい゛だい゛んでず~」。
うわっ、コイツも膝やっちゃったかと一瞬目の前が暗くなったのですが、どうやら膝ではなさそう。左足ふくらはぎを痛がっています。何でも、最後の一本にエキスパートコースに行って、最上部で転倒、外れた板を履き直して滑り出そうとした時にテールが雪に刺さって引っ掛かり、「いや~な伸ばし方をしちゃったんです」とのこと。
パトさんを呼んで見てもらったところ、「多分、肉離れでしょう。整形外科で見てもらってください」
仕方なく、ケミさんをペンションで預ってもらい、車で六日町駅近くの整形外科へ向かいました。Yを介護したのですが、ワタシの怪我が回復してきた時でヨカッタ。不幸中の幸いでした。
車中でのYは、顔の暗いこと暗いこと。なにしろ、コイツ、怪我らしい怪我をしたことがないので。その暗~い顔で自嘲気味に、「先週、○○サンが怪我した時、実は、マヌケなヤツって思ってたんですけど、今度はアタシがマヌケになっちゃいマシタ」だと。
ばっかモーン!そんなこと考えてるから、「人を呪わば穴二つ」になるんだーっ!~o~;;
まあ、コレでYさんも怪我した人間の気持ちが判るでしょう。我が家的には、より夫婦円満になるのかもしれません。それがさらに不幸中の幸いか。
しかも、見てもらった整形外科の先生はちょっと触診しただけで、「軽い肉離れです。シップして四、五日経って痛みが引かなかったら、東京の病院に行ってください」と、いかにも軽症という診断。そりゃホントに不幸中の幸いでした。
ペンションYに帰ってみると、ケミさんは良い子で待っていてくれました。ケミさんのなついている常連のSさんが夕食の面倒まで見ていてくれました。良かったSさんのいる時で。不幸中の幸いだー。
加えて、過去にふくらはぎ肉離れの経験のある常連さんから、寝る時は少し足を高くした方が良いとアドバイスされその通りにしてみたら、今日はだいぶ良いようです。踵はつけないものの、何とか一人で歩けます。
変な言い方ですが、ペンションYが安心して怪我できるペンションでヨカッタ。これも不幸中の幸いでした。~o~
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