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2014年7月10日 (木)

恐怖の支配した朝

 今朝は自宅にいて仕事の無い日だったので、珍しくリアルタイムでW杯を観戦できました。なにせ、我が家は娘(仮称ケミ)の時間で動いてるし、内弟子Yはワタシが長時間サッカーを見ていると機嫌が悪くなる女なので。

 んで、アルゼンチンvsオランダの準決勝だったのですが、うーーん。つまんないゲームを見ちゃったか・・・。

 メッシ以外の選手はみんな忙しく走り回っているのですが、一向に得点の匂いがしてきません。ロッベンがペナルティーエリア内で一度決定機を迎えましたが、亡きディスティファーノが乗り移ったかのように走り回るマスチェラーノにカットされちゃったし。

 そんな中で、メッシだけは一人悠然と歩いています。「その時その場所」にいるためにポジションを移しているかのように。他の選手は、「その時その場所」を待って必死で汗をかいています。

 アルゼンチンは、もともと、メッシ以外のみんなが走り回り、「その時その場所」にいるメッシが決定的な「違い」を作り出して勝ってきたチームなので、こういう戦い方は判りますが、オランダどうしちゃったの。

 どうも、メッシという「恐怖」に支配されちゃったのかな。ファン・ハールは、メッシにボールが入った時に二人の選手を付けようとしていたようですが、そのため、肝心の攻撃の選手が疲弊しちゃったんじゃないかしらん。

 もしかすると、昨日のブラジルの惨敗が、この日のオランダに影響しちゃったんでしょうか。今回のW杯は攻撃的に得点を取りあう面白いゲームが多かったんだけど、ミネイランの惨劇が負ける恐怖を思い出させちゃったのかもね。

 それにしても、ブラジルは・・・。先ほど、内弟子Yが保育園にお見送りに行っている隙に、録画を見ました。最初の方、ブラジルのペースかと思ったのですが、ブラジルどことなく浮ついてます。やはり、地元開催で勝利を求められている中で、エースと主将を欠き、精神的バランスが崩れたのでしょうか。

 後ろの選手が妙に攻撃的になったり、ラインを下げ過ぎたり不安定でした。特に、ボランチは戦犯でしょう。この日のボランチには、マンCのフェルナンジーニョが入ったんだけど、この選手、29歳の割に代表歴が浅く、今回のチームには直前に入ってそれ程合わせてないんじゃないかしらん。二点目は、コイツの不用意なパスカット失敗が原因だし、四点目はコイツがボンヤリしていて後ろからかっさらわれたボールをゴール前に送られてのもの。

 0-5になってからの後半も一生懸命攻めている割には、まったく効果的な攻撃が出来ず、工夫もなくボールを回して、自信なさそうにシュートする様子は、まるで、どこかのアジアの国の代表とギリシアの試合のデジャブーのようでした。~o~;;;

 ブラジルの選手さえも敗退の恐怖に勝てなかったってことなのかなあ。

 と思っているところへ、内弟子Yが帰って来て観戦終了。ワタシも恐怖に支配されている朝なのでした。~o~;;;;

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