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2014年9月30日 (火)

「鬼がどばっ!」で主語が変わると

 今日は、午前中、ちょっと時間があるので、先日、ふくろうさんに質問を受けた件について、今年の入試問題を調べてみました。

 

 つか、調べてみると言うほどの労力もいらず、簡単にヤバい例が出てきました。2014年センター試験『源氏物語』の文章は、このように始まります。

 

 三条殿、「限りなめり」と、「『さしもやは』とこそ、かつは頼みつれ、『まめ人の心変はるは名残なくなむ』と聞きしは、まことなりけり」と、世を試みつる心地して、「いかさまにしてこのなめげさを見じ」とおぼしければ、大殿へ「方違へむ」とて渡りにけるを、女御の里におはするほどなどに対面し給うて、少しもの思ひ晴るけどころにおぼされて、例のやうにも急ぎ渡り給はず。

 

 これ、ちよっと煩雑なので、会話と心内語部分を省略するとこうなります。

 

 三条殿、「 」と、「 」と、世を試みつる心地して、「 」とおぼしければ、大殿へ「 」とて渡りにけるを、女御の里におはするほどなどに対面し給うて、少しもの思ひ晴るけどころにおぼされて、例のやうにも急ぎ渡り給はず。

 

 現代語訳はこうなります。

 

 三条殿は「 」と思い、「 」と、夫との仲を試した気持ちがして、「 」とお思いになったので、父大殿の邸へ「 」とおっしゃってお渡りになってしまったところ、女御が実家にいらっしゃる時などに対面なさって、少しもの思いの晴らしどころにお思いになって、いつものようにも急いでお帰りにならない。

 

 普通に読めば、ほぼ全ての部分について、主語は「三条殿」だと判ると思います。ところが、「をにがどば」で主語が変わると考えると、

 

 「父大殿の邸へ渡った人物って誰?」「女御と対面したのって誰なの?」「んで、最後のお帰りにならないのは、誰なんだろー??????」

 

 センターの最初の部分でこんなパニックになっちゃったら、結果は推して知るべし。

 

 ふくろうさんの所の先生もそうですが、例の「はじめからていねいに」の人なども、『古典文法を…』の姉妹編『古文読解をはじめからていねいに』の中で、「『を・に・が・ど・ば』の前後では、文の主語が変わる=主語転換法」「『鬼がどば』っと飛び出してくるイメージで覚えましょう」などとやらかしちゃってます。

 

 今年のセンターの平均点が低かった原因は、問題が難しかったってだけじゃないでしょうね。~o~;;;;

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2014年9月28日 (日)

秋の安息

 昨日の運動会で疲れたのか、今日は内弟子Yが丸沼に出掛けなくても良いと言い出し、我が家にしては珍しい、完全な安息日となりました。

 とは言え、ワタシにはデスクワークがあります。午前中は、これ幸いとデスクワーク、模試関係の仕事と冬期の教材と赤本の間違え探しを一気に終わらせました。いやー、充実した午前だったー。

 午後は、一家で吉祥寺に出掛け買い物でした。吉祥寺パタゴニアで姉の孫と我が娘(仮称ケミ)のための冬服を購入。買い物の後は、井之頭公園周辺を少し散歩したのですが、人が多いよー。

 ワタシゃ、人ごみは眩暈がするので苦手です。内弟子Yは、やたらに人ごみの路地を歩きたがって困るのですが。

 帰宅して夕食後、ケミさんの足のサイズを計測しました。我が家の計測なので正確さはイマイチですが、両足とも15.7か15.8くらいあります。昨年の同時期に14.7と14.6だったので、一年で1cmちょっと大きくなってます。今、16cmの靴を履いているのですが、こりゃ買い替えてやらなければ。

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水筒と金メダルの喜び

 昨日は、娘(仮称ケミ)の初めての運動会でした。この日のためにずっと練習してきただけに、ケミさんは大変楽しみにしていた模様。我々も楽しみでした。特に、内弟子Yは、保育園への送り迎えでチラチラ内容を見聞きしていただけに、かなり入れ込んでいました。

 天候をずっと気にしていたのですが、曇り時々晴れ。予想よりは晴れなかったけど、暑くなくて良い一日でした。朝、八時半の集合時間に行ってみると、園庭の観客席は父兄で一杯。みんなビデオ・スマホ・タブレット持ってます。

 我が家の記録係としては、まともな映像撮れるのかちょっと心配だったのですが、保育園側が出場する演目ごとに撮影場所を譲り合うようにしてくれたため、ストレスなく撮影できました。

 ケミさんの最初の種目は、「かけっこ」。何日も前から、「ケミ、かけっこは一番になる!」と言い続け、昨日の朝になって、「二番か三番になる」とトーンダウンさせていた種目。~o~

 それだけに、さてどうなることかと思っていたのですが、緊張アリアリの顔でスタートラインに付きスタートで出遅れ、横のお友達を気にしながら四人ほど並んでゴール。ゴールライン上では、多分、並んだ四人の中でも半歩ほど後ろだったかも・・・。~o~;;;、

 種目は、どんどん進み、ケミさんは、「玉入れ」「サーキット(障害物競争のようなもの)」「おゆうぎ」に出場。「サーキット」では、キッチン戦隊クックルンのリンゴちゃんのポーズをアレンジしたオリジナルポーズを華麗に決め、「おゆうぎ」も間違えずに堅実にかつかわいく踊ったのですが・・・、なんだか、表情が冴えません。

 うーん、最初の「ビリ」を引きずってるのかなぁー。

 と思ったのですが、どうやらそうではなく、ずっと緊張していたらしいです。午前の部終了時に年少さんは解散になったのですが、帰り道では、もらった金メダル(全員にくれるメダルの玩具)を、お気に入りの水筒と一緒に首に下げ、「たのしかった~」「この金メダル、水筒とおなじくらいうれしいっ」。

 明るい表情にもどっていました。しかも、帰り道で何度も水筒から麦茶を飲んでいたのは、それほどの緊張から解放されたってことなんでしょう。

 小心者の血でしょうかね。~o~;;; 

 何にしてもケミさんが楽しけりゃパパはOK。帰宅後、すぐに午後の仕事に出かけたのでした。

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2014年9月24日 (水)

ただのカタマリ?!

 タイトルは、今朝のケミさんとの会話から。誕生日プレゼントの水筒を喜んでくれたケミさんに、「水筒には何か絵が描いてあったの?」と尋ねたところ、白雪姫と七人の小人だったようです。「そっかー、そんな絵が描いてあったのかー」と感心してみせるパパにケミさん、さも当たり前という調子で、「何も描いてなかったら、そんなのただのカタマリだよ。ただの石だよ」~o~;;;;

 そんな会話から始まった一日は、何故かカタマリに縁のある日でした。

 今日は、昼間授業のない日だったので、赤本の間違え探しと模試関係の仕事をしました。何とか予定通り、完成。今年は、赤本NG大賞を早々と発表していまったのですが、それに近いのを一つ、新たに見つけてしまいました。千葉大の文・法経は、今年『更級日記』を出題して、

 何さまで思ひ出でけむ なほざりの木の葉にかけし時雨ばかりを

という作者の和歌の解釈を求めているんだけど、赤本執筆者の方、この「何さまで」を「何様で」と取っちゃったみたいなんですね。

 もちろん、これは、「何/さ/ まで」と切れて、「どうしてそれほどまで」と訳さねばならないところ。主な諸注釈はそうなっているはずです。有り勝ちな勘違いではあるし、時間が無かったんでしょうけど・・・ねえ。~o~;;;

 このように、古文では、言葉のカタマリを何処で切るかが大事です。自分の解釈が何だか変だとなったら、まず言葉のカタマリの区切り方を考え直す必要があります。まあ、そういうことに慣れている専門家は、滅多に間違えないんですけどね。

 さて、今日の夜は、町田で仕事でした。予定通りの電車に乗って、さて、もうすぐ町田に着くという矢部駅で、突然、電車が動かなくなりました。「ただ今、淵野辺駅で人身事故が起こりました」という車内アナウンス。ぐげーっ。

 電車は一時間以上止まっちゃって動きませんでした。我々乗客も車内で一時間以上カタマってました。うわー、補講だよ、こりゃ。やれやれ。

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2014年9月23日 (火)

おひめさまの行進

 娘(仮称ケミ)の誕生日は国民の祝日です。国民の皆様、ウチの娘の誕生日を祝ってくれてありがとうございます。非国民のパパは仕事に出かけてますが・・・。~o~;;

 今日は、非国民のパパも午前中はお休みだったので、ケミさんと町内のお散歩に出ました。ケミさんは、ちょっと前から願い事を聞くと、「おひめさまになりたい」と言っていたのですが、その願いが叶いました。一昨日、従姉のIちゃんがハロウィンで使ったお姫様ドレスを持ってきてくれたんです。今日のお散歩は、そのお姫様ドレスを着ての町内練り歩きとなりました。~o~

P10600391_2 まず、マンションの前で記念撮影。ケミさん、得意そうにポーズを取ります。こういうの見ると、うわー、女の子なんだなあと思います。

 町を歩いていても、すれ違うお年寄りが、「まあ、きれいねえー」と声を掛けてくれます。本人まんざらでもない様子。

 →は、近所の荒井呉服店(某ニューミュージックの女王様ご実家)前の招き猫との記念撮影。何故か、本人がテレて後ろを向いてしまいました。

 いつも、買い物に行く、肉屋さんでも鰹節屋さんでも、「まあ、ケミちゃん、お姫様になったのねえ」「きれいだねえー」と持ち上げてくれるので、本人、ますます鼻高々でした。でも、鰹節屋さんでもらった煮干しをかじっていたりするお姫様なんですけどね。~o~;;;

 昼食後、パパママから誕生日プレゼントを渡しました。我が家らしくまったくの実用品。新しい上履きと保育園で使う水筒だったんですが、本人は、大変喜んでくれました。水筒で喜んでくれる娘に育って良かったヨ。~o~

 まあ、いつまでもこんなじゃないでしょうけど。~o~;;;

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2014年9月21日 (日)

シュールなギャグでぶっ飛ばせ

 娘(仮称ケミ)の誕生日は、本当は明後日なのですが、明後日はワタシの仕事があるため、前倒しで今日、お誕生会があり、昨年同様、内弟子Yのご両親と義兄一家が来てくれました。

 ケミさんは、病み上がりで何となく甘えん坊でしたが、従姉のIちゃんと仲良く遊んでいました。Iちゃんはアイドル志望の小学校一年生。TVなどもよく見ているらしく、ケミさんにギャグ勝負を挑みます。宴会をやってる大人たちの前でギャグ三連発してどっちがウケるか、勝負!

 なんですが、ウチのケミさんは、バラエティー番組など見せたことが無いので、Iちゃんのやってることがまるで理解できないらしく、「お尻プリプリ~、うらめしや~」など芸人さん風の一発芸をかましているIちゃんをニコニコしながら見て、何となく見当をつけた模様。ステージ(とIちゃんが決めた場所)に出て来て、直立不動で叫びまくります。

 「くまさんに、あしがあるのっ!」「おうちに、くもがぶつかっちゃったっ!」

 何かシュールなことを言えば良いと思ったらしいのですが、三歳児(もうすぐ四歳)の分際でよくぞこんなヘンテコなことを思いつくもんです。~o~

 結局、昨年同様、皆さんが帰る頃にオネムになり、駅まで見送りに行った帰り道にワタシの背中で熟睡したのも昨年と同じ。お疲れさまでした。~o~

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2014年9月19日 (金)

薄皮をはがすように

 なかなか良くならなかった娘(仮称ケミ)の風邪ですが、昨日にはなんとか熱が治まり、後は食欲が出てくれれば・・・というところだったのですが、食欲が回復するのを自宅でボンヤリ待っていてくれるほど、内弟子Yはノンビリした女ではありません。~o~;;

 ワタシの仕事が平日休みになるのは、ほんの数回。しかも、丸沼プラスノーが営業している日となると、今日しかありません。というわけで、当然のように今日は丸沼でした。 

 ホントのところ、大丈夫かいなという思いはありました。ケミさんはまだ万全ではないし、だいたいそもそもYにしても、一昨日昨日と打った鍼の効き目がハッキリせず、まだ肩が痛い様子。

 今朝は早朝から、念を入れてケミさんの平熱を確認。そのため少し出発は遅れましたが、それでも十時には滑り出していました。

 今日の丸沼は平日とあって、キャンプが二つ入っている以外はガラガラ。天候も暑くなく寒くなく、晴れ時々曇りの絶好のプラスノー日和でした。

 まず午前中はワタシが滑りました。右外腰を回さないエクソサイズを試しにやってみて、効果を確認。まずまずの感触でした。

 ところが、昼休みにYと交代する前のエッジチューンをしていて、やってしまいました。右手親指付け根をエッジで擦って・・・いてーーーーーーっ!プラスノー用の立てたエッジは下手な包丁よりスパっと行きます。見事に薄皮が剥けました。軍手しなきゃですね。~o~;;;;

 さて、午後は、Yの番。たまたま教えていただく機会を得て、Yさん一発で上手くなりました。イヤハヤ。病気平癒の著しいことを「薄紙をはがす」とは言いますが、そんな感じで悪い所が直って行きます。羨ましいヤツだなぁ。

 おまけにケミさんも丸沼で元気回復したのか、夕食を良く食べてくれて、もうすっかり体調回復した模様。これは本当に薄紙をはがすよう。「薄皮」をはがしたのはパパだけという一日でした。~o~;;;

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2014年9月17日 (水)

寄り添い固まる日

 今日は、昼間仕事のない日。娘(仮称ケミ)の熱は相変わらず、というより、上がっています。自分の肩が治らないイライラもあって内弟子Yは、「ケミちゃん、根性がないから熱が下がんないのよ!」などと無茶なことを言います。

 「オマエ、そんなこと言うなら、その根性で自分の肩治してみろよ」「だって、これは怪我だから・・・」などと不毛の応酬をしていても意味ないので、Yは本格的に治しに行きました。鍼を打ってもらうことにしたんだそうです。

 おまけに、今日からYさんは英会話を始めることにしました。もともと、Yはビジネス英会話の達人なのですが、さすがに何年もやってないと鈍るらしく、不安を感じていた模様。八王子市の教養講座みたいなヤツを申し込んでいたのでした。んで、それがたまたま今日の午後だったと。

 そういうわけで、Yは午前午後と外出。ワタシは今日一日、ケミさんの看病でした。Y先生に診てもらって薬も飲んでいるので、熱が39度ほどあるのは判っていますが、それほど心配していませんでした。とにかく寝かしときゃ良いだろー。

 午前中は布団の中にいるケミさんの隣に添い寝して、DVD鑑賞。『アンパンマン』と『白雪姫』をたっぷり見てしまいました。いやー、『白雪姫』絵がキレイだこと。

 午後は、昼寝しそうなケミさんに添い寝していたのですが、高熱のためか、ケミさん、なかなか寝入ってくれません。少しウトウトすると、ちょっとした音で目を覚ましてしまいます。マンションの隣人がベランダで何か叩く音や、表通りの警官のマイクの音や、近所の工事の音など、普段なら聞こえるかどうかの音に、敏感に反応してしまいます。

 そのたびに、怯えてワタシの手をぎゅっと握ります。ワタシとしては何とか寝入ってもらいたいので、手を握られたまま固まって添い寝しているしかなく・・・。

 夕方、内弟子Yが帰宅した時には、体中の筋肉がすっかりおかしくなってました。それでも、夜の授業には出かけざるを得ず・・・パパはつらいヨ。~o~;;;

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2014年9月16日 (火)

どっちかなあと進む秋

 娘(仮称ケミ)の熱が下がりません。一方、内弟子Yの寝違えも治りません。我が家はさながら病院です。

 ケミさんは、昨日あたり一旦熱が下がったようだったのですが、夕方から再び上昇したらしく、今朝は39度。たまりかねて掛かりつけのY先生の所へ連れて行きました。細菌で扁桃腺が腫れているらしく、抗生物質をいただいてきました。

 そのケミさんなのですが、扁桃腺が腫れているせいで、食事の時の咀嚼にちょっと苦労し、食事を取るのが遅れてYに叱られています。ところが、Yさんの方も、肩が痛くて愚痴をこぼしながらの食事。二人とも何だかなあ・・・。

 と呆れていたら、Yさんが席を外している間に、ケミさんが、ボソっと言いました。「パパ、ママとケミとどっちがマシ?」

 ん、いや、どっちかなぁ・・・・・しかし、君は三歳児のクセになんてことを聞くのだ。~o~;;;

 そんな停滞する女の子チームを後目に、ワタシだけがチャクチャクと仕事を進め、予定をこなしていきます。今日は、四年ぶりにブーツを作るため、相模原の親方を訪ねました。今のブーツを作ったのは、ケミさんの生まれた年。そのブーツは四年間で265日滑りました。もう限界です。

 四年ぶりにお会いした相模原の親方には、足型が変わったと言われました。筋力も落ちたそうです。「もう力任せに滑れないから、滑りがキレイになるよ」と言われました。うーーむ、まあ、そうなのかも。新しいブーツは鮮やかなブルー。なかなかスッキリしたブーツになります。

 午後は仕事に出かけて、帰りに電車の中で、大雪山初冠雪のニュースを見ました。いよいよですねえ。~o~

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2014年9月14日 (日)

FWだけの秋晴れ

 今日は、三連休の混雑を恐れて丸沼プラスノー通いはお休みです。本当は、買い物に出かける予定だったのですが、娘(仮称ケミ)が昨夜から少し熱を出しました。ここのところ、鼻水を垂らしたりしていたので、少しイヤな感じはしていたのですが、今朝の段階で38度前後。仕方なく、外出は中止です。

 外出できなくて、内弟子Yは少しストレスだった模様。もともと寝違えの首がまだ治らず、改めて接骨院に行ってみたら、しっかり湿布して冷やしましょうということになって愕然。実は、八月末に行った整形外科でもらってきた湿布を、体が冷えるからとイヤがってしていなかったのでした。

 そんなこともあって、Yさん食事しながらもグチグチと愚痴ります。「外出出来なかったせいで、今日も昼夜と食事を作らなきゃいけないんデス。いくら頑張っても主婦の仕事は食べれば消えちゃうんデス。何も残らないんデス。頑張ってもお金が稼げるわけじゃないんデス・・・」

 「何言ってんだ、オマエ。我が家はチームなんだから、それぞれ役割をこなして全体で必要なお金稼げてればそれで良いじゃん。それでケミさんが立派に育つって結果が残ってるんだし。サッカーと同じで、DFが守ってるからFWが点取れるんだゾ」

 と言っている我が家のFWのワタシは、外出中止のおかげで仕事がはかどり、模試関係の仕事が一つ終わりました。赤本のチェックも順調に進んでいます。どうも、我がチームではFWだけが秋晴れ。

 FWが秋晴れと言えば、日本代表の攻撃陣もどうやら順調に復調しているようです。昨日は香川君と岡崎君がともにブンデスで得点した模様。特に香川君は、マンUからドルトムントに復帰していきなりの先発出場で、ちょっと心配だったのですが、見事な活躍でした。

 チーム先制点のきっかけとなったアウトサイドでのスルーパスは見事でしたが、それを受けたのがナント、グロスクロイツだって。

 かつての名コンビ復活です。名犬グロスクロイツは、飼い主のカガワ少年を忘れずというところでしょうか。~o~

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2014年9月11日 (木)

久々の赤本NG大賞と悲しき成就

 今、個人的に赤本の季節です。毎日、仕事の合間に赤本をチェックしています。んで、いきなりですが、今年度の赤本NG大賞が決定しました!

 まだ、今年度の赤本チェックは半分も進んでないのですが、それでも多分、これ以上のものは、もう出てこないでしょう。本当に久々にこの賞を贈呈する気になりました。07年度以来の栄えある赤本NG大賞は、「明治大学全学部統一入試」の執筆者さんでーす!問一で見せた解答と解説の馬鹿げた食い違いは感動モノです。

 つか、正直、気の毒になりました。この人、きっと、某有名講師Aの犠牲者なんです。

 今年の明治大学全学部統一の問題は、『今物語』からの出題。問一は、空欄補充問題で、

「法師の、まことに( α )、頭をはつかみに生ひて、紙衣のほろほろとある、うち着たるが」

の空欄αに対して選択肢が、

A やむごとなく  B やむごとなき  C あやしげなり  D あやしげなる

となっています。このうち、ABは内容的に入らないので、CDいずれかなのですが、正解はD。つまり、形容動詞「あやしげなり」の連体形を入れることになります。これは、この「まことに( α )」が「法師の」「頭をはつかみに・・・うち着たる」と同格の関係にあり、「まことにあやしげなる」の下に「者」や「法師」などの名詞が省かれていると考えられるからです。

 この問題に対して、赤本の解答はD。つまり正解を選択しているのですが、ところが、解説には、「直後は『、』であるので、連用形を選ぶ」とあります。

 コイツ、正解の「あやしげなる」を選んでおきながら、これを「連用形」と解説してるっ!~o~~O~

 単なる勘違いやケアレスミスなら良いのですが、おそらく違うでしょう。こういう空欄補充問題の場合、解説者にとって正解を選ぶのは非常に簡単です。『今物語』の注釈書に当たって、本文を確認すれば良いからです。だから、赤本執筆者も、まずその方法で正解を得たのでしょう。

 ところが、解説を書く段になって、例の某有名講師Aの参考書の一節、「読点の直前は原則として連用形です、『連用形、』と覚えましょう」が頭に浮かんじゃったんですね。有名な予備校の先生が言ってることだから、間違えないだろうと思ったんでしょうか。でも、それじゃ明らかに活用表に反してるのにね。~o~

 赤本執筆者もこの馬鹿げた本の被害者というわけです。しかし、それが赤本になってしまうと・・・。

 以前、この読点に関する話をブログの記事にした時に

「今回のことで一番恐ろしいのは、昨日の質問の生徒が直接Aの本を読んだのではなく、どこやらの中小の『塾』で教わっているということです。Aのこのデタラメの教えをマトモに信じている教師がいるってことです。つまり、Aの教えはこれから先、鼠算式に拡散していくのかも・・・。」

 と書きました。まさにこの予言が成就されつつあるというところでしょうか。明治大学は、近年、受験者を増やしていますから、この赤本によって勉強してしまう子が、全国には数多くいることでしょう。

 どうか、その子達が赤本の解説に納得せず、この明らかな誤謬に気付きますように。

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2014年9月10日 (水)

良くなりそうではある九月

 順調に二学期第二週が過ぎていきます。第一週のテープレコーダー授業から解放されて、こちらも順調にしゃべれてますが、生徒さんも集中して聞いてくれているようで、仕事面では良い感じになってきています。

 ところが、なかなか良くなりきらなかったのが、内弟子Yの寝違え。八月最終週前半からずっと肩と首の不調を嘆き続け、ストレートネックと診断された後も、適当な治療法が見つからず、全く良くなる気配がなかったのですが、今週に入って、ようやく快方に向かい始めたようです。

 九月初めに、あまりに嘆いているので、インターネットで「ストレートネック」の治し方を検索し、タオル枕(→)P10509371というのを始めたのですが、一週間でようやく効果が出てきた模様。月曜にはかなり良くなったと喜んでいました。

 ところが、今日あたりは、まだ痛いようで、なかなか完治してくれません。良くなりそうではあるんですけどねえ。

 良くなりそうと言えば、アギーレジャパン。第二戦のベネズエラ戦は仕事で見られなかったのですが、期待の武藤君と柴崎君に結果が出て、少しは良くなりそうです。

 しかし、新聞を読む限りでは、DFのつまらないミスで失点してのドローだった模様。こちらも、どうなることやら。

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2014年9月 8日 (月)

見られてしまいました

 昨日は、先週に引き続き、丸沼でプラスノーでした。先週、寝違えが治らず混雑したゲレンデに苦戦した内弟子Yは、ギリギリまで気の進まない様子で、道中、関越が事故渋滞した時は、「もう八王子に引き返しましょうか」とまで言っていました。

 しかし、丸沼に着いてみると、九時過ぎの到着だったのに、車をセンターハウス前の駐車場に入れられました。ゲレンデも一日ガラ空き。デモレッスンがほとんど無く、デモは、西村斉デモだけだったんじゃないかな。やっぱり、夏休みと三連休の合間だからでしょうか。

 しかも、朝のうちの雨は止み、暑くもなく寒くもない曇り時々晴れ。プラスノーには最高のコンディションでした。

 そんな中、最初はやる気のなかったYさん、グングン調子を上げて行きました。良子さんレッスンの時の感じを取り戻した模様。やはり、この人は空いてるゲレンデじゃなきゃダメってことですね。最初は「早上がりして帰りましょう」なんて言ってたクセに、昼食後からリフト終了まで一人で滑り続けました。途中で、「エッジ研いてクダサイ」と注文を入れるほど、やる気出しやがって。~o~;;

 仕方ないから、娘(仮称ケミ)を背負って昼寝させながら、エッジを研いでいたら、突然、若い女性に「○○先生ですよね」と声を掛けられました。

 最初、何が起こったか判らなかったのですが、なんと、昨年の教え子さんでした。某W大にこの春合格して、この日はサークルの活動でプラスノーに来ていたとのこと。そう言われてみると、よく質問に来ていたっけね。

 それにしても、トンデモナイ所を見られてしまいました。三歳児背負ってハーフパンツで板のチューンしてる姿は、教壇でネクタイ締めて古文教えてるところとはかけ離れ過ぎてますからねへ・・・。いやはや。~o~;;;;

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2014年9月 6日 (土)

ホッとしてモヤモヤ

 昨日で二学期第一週が終わりました。一週間、ずっと単語と赤本の話をリピートし続け、いささか疲れましたが、とりあえず一段落。ホッとしました。

 昨夜は一週間のスケジュールの中で一日だけの、家族でゆっくりと夕食の取れる日。しかも、アギーレジャパンのデビュー戦がありました。我が家としては異例なのですが、夕食を食べながらのTV観戦となりました。

 実は、我が家には食事を取りながらTVを見るという習慣がありません。これは、内弟子Yが実家の習慣を持ち込んだものなのですが、娘(仮称ケミ)を食事に集中させる意味で、ワタシも大賛成でした。それで、今まで、ケミさんはTVを見ながら食事をしたことがありませんでした。

 この日は、いつもTVには背を向ける位置にあるケミさんの椅子をワタシの椅子の横に持ってきての食事となりました。ケミさん、最初は戸惑っていたようですが、普通に楽しく食事を取ってくれました。

 ところが、そのアギーレジャパンなのですが、うーーーん、スッキリしないなぁ。

 W杯終わって監督交代したばかりの初戦なので、メンバーが一新されて連携が合わないのは、仕方ないこと。そもそも相手のウルグアイだって今回、世代交代を進めて若手中心メンバーなので、両チーム連携がチグハグになるのは止むを得ません。

 しかし、それであれほど優劣がついてしまうのは、DFの経験不足と甘さなんですかねえ。坂井君、いくらなんでも、カバー二の前であのトラップはないよ。

 我が家的にも、内弟子Yの寝違えがまだ治りきってなかったりする関係で、なんとなくモヤモヤの残る夕餉でした。

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2014年9月 3日 (水)

予想通りのいつも通り

 二学期が始まってしまいました。二学期の最初は、例年通り、毎時間プリント配布。単語の話赤本の話。繰り返し繰り返しレコーダーとなって話し続けていると、最後には疲れて、話がポンと飛んでしまひ・・・。

 まあ、それでもどうにかこなしています。一週間の最大のヤマ、月曜は乗り切ったし、今年もいつも通り、秋の仕事が始まりました。

 いつも通りと言えば、ウチの学校は、やっぱり全ていつも通りでした。最近、世上を騒がせている予備校関係のニュースが何か影響するかしらんと思ったら、ほとんど話題にもなりません。あそこに関しては、もう十年以上前から予兆がありましたからね。多分、ウチの職員さんも講師も、ほとんど全ての人が「予想通り」「ああやっぱりね」って思ってたんでしょう。

 あちらの関係者にはお気の毒だけど、対岸の火事かなあ。

 それより、大事なのは目の前の生徒さんです。今回みたいな変なニュースで余計な動揺しなきゃ良いけどと、少し心配していたけど、みんなかなり良い顔して授業に集中してくれています。そのことにとりあえず、ホッ。

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2014年9月 1日 (月)

お寿司は回る、されど首は

 昨日は、丸沼に日帰りプラスノーでした。天候は曇り時々晴れのち雨とガス。何でもありかよ。

 娘(仮称ケミ)の成長とともに、こういう無理めな行動も楽になりました。我が家としては珍しく予定通りに行動し、八時半過ぎには丸沼到着。九時前にゲレンデに出たのですが、すでにプラスノー下のマットの所にはテントや椅子が林立。すげー人です。

 とにかくキャンプが多いです。そのため、プラスノーを滑る人のレベルが異常に高く、内弟子Yに「あっ、あの人上手い!」と言われても、どの上手い人だか特定できないくらい。ゲレンデが上手い人で溢れています。

 さて、そのYさんですが、この日は元気がありませんでした。寝違えがまだ治らず、首が回りにくいのだそうです。土曜日に整形外科で見てもらったところ、「ストレートネック」と診断されたとのこと。ストレートネックだと寝違えが起こりやすいのだとか。

 この人は気分屋なので、一旦ネガティブな気分になると、滑りの方もイマイチ。昨日は見るべき進歩はありませんでした。一方、ワタシは、再び感じを掴みつつあります。そっか、ターン前半は、スタンスを狭く保ったまま押すようにすれば良いのか。

 ケミさんは、この日、畏友H氏の所のRちゃんYちゃんと一緒に丸沼を駆け回って遊びました。ところが、Rちゃんが「夕飯はかっぱ寿司に行くの」と言い出したのを聞いて、「かっぱ寿司」に行きたがり・・・。

 実は、我が家は金曜夜も丸沼からの帰宅途中に「かっぱ寿司」でした。、「かっぱ寿司」さんは、新幹線が寿司を運ぶというアイデアとファミリー向けメニューの豊富さで子供を夢中にさせているのですが、やっぱり、大人としては一日置きはちよっと飽きます。でも・・・、ケミさんがどうしても行きたがれば、我々に異存のあろうはずがありません。

 ケミさんは七月の「陽の介」さん以来、生魚を食べるようになったのですが、「かっぱ寿司」ではさらに食べられる物を増やしており、今回も炙りサーモンといくらをパクパク。前回は、カニミソもイケちゃいました。

 今は、次回何を食べさせようかというのがパパの楽しみですが、同じ物を「回らないお寿司で食べたい」などと言い出したら、どうするんでしょうね、我が家。~o~;;;;

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