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2014年10月31日 (金)

秋進んでTHANK YOU

 火曜日は仕事が休みだったので、スキー関係の準備で一家そろって越後へ。越後の山は前日の寒波で山頂あたりが一部白くなり、紅葉真っ盛りでした。

 水曜からワタシは再び仕事。秋の仕事が進んで行きます。授業はもちろん、否応なしに進行していくのですが、デスクワークも、まあなんとか進み、木曜の仕事に出かける間際に模試関係の執筆が終わりました。この仕事も今年は比較的順調でした。

 今日の昼間は町田で授業でした。順調に秋の授業が進んで行きます。この校舎は、今年本当に順調で、受講している生徒さんがみんな集中して聞いてくれて助かります。みんな着実に進歩してる感じ。

 帰宅後、のんびりと一家で夕食。一週間の中で、一家団欒で夕食が取れるのはこの日だけです。娘(仮称ケミ)もこの日は楽しそうに夕食を取ってくれます。

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 夕食後、テーブルに残ったワインのラベルのアルファベットを真似して、ケミさんがいたずら書きをしているので、ケミさんの名前をローマ字で書いてやったら、「パパママいつもありがと、っていうのは、エー・ビー・シーで何て書くの?」と聞くので、見本を書いてあげたら・・・。

 →ケミさんの初英語です(本人撮影)。~o~

 「すごーい」と内弟子Yが感心するので、「オレがケミの年には、アルファベットは全部書けたよ」と言ったら、「それが今はこれデスか?」と言い返されました。余計なお世話でい。~o~
 

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2014年10月28日 (火)

いかにも・たわむね

 一昨日の夕食時の事、BBQに満足しきって、「チキンが美味しかったデス、あんなに食べたの初めてってくらいものすごく食べちゃいマシタ」とのたまった内弟子Yが、台所に立った瞬間に、娘(仮称ケミ)がワタシを呼びます。

 「ママにはナイショだよ」と断って、ワタシの耳元でささやきました。「板たわむね」

 いや、ま、ケミさん、それゃそうだが、ナイショで言うことでもないだろ。~o~

 そのBBQで食べきれなかった食材が昨日の夕飯だったのですが、夕食を取りながらYが、「これ、いつもとちょっと違う味だけど、Aちゃんママの味付けだからね」と言ったところ、ケミさん、「うん、いかにもだね。いかにもママの味じゃないよね」とのたまったとか。~o~

 こういうちょっとした言葉遣いが、四歳児らしくなくて「いかにも」ケミさんです。

 今朝思ったのですが、これはもしかしてEテレのおかげかと。

 今朝も、内弟子Yは、テレビを見たがるケミさんに向かって、「テレビばっかり見てると、頭悪くなるヨッ」と怒っていましたが、うーーん、そうかなぁ。どうも、この子の言語能力の大半は、Eテレのおかげのような気がします。Eテレは制作側に熱意とセンスがあって、我々が見てもある程度面白いもの。

 というわけで、我が家ではほとんど民放テレビというものを見ません。テレビを見る時間の70%はEテレ。サッカー中継とニュースが10%あって、残り20%は「サザエさん」と「チビまるこちゃん」と「たまごっち」かなー。~o~

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2014年10月27日 (月)

秋晴れブーツ

 昨日は娘(仮称ケミ)の親友Aちゃんファミリーのお誘いで、市のキャンプ場にBBQに出かけました。雲は多かったけどまずまずの秋晴れ。ワタシとしては、昼間飲めない理由があったので、ちょっとどうかなと思ったのですが、「ケミちゃんがAちゃんと遊ぶ機会は外せない」という内弟子Yの主張を入れて出掛けました。

 もちろん、BBQですから、一番楽しんだのはYさんです。~o~

 でも、ケミさんにとっても、Aちゃんと仲良く遊んだのは当然として、Aちゃんファミリーのお友達のお子さん達とも遊べたので良かったと思います。いろんなお子さんと野外で遊んで、いろんな体験が出来たようです。

 Aちゃんと一緒にどんぐりを集めたり、そのどんぐりを五歳の男の子に撒かれて泣き出したり、木に登らせてもらったり、二歳の男の子の振り回したプラスチックのバットに当たって泣き出したり、その子に謝られて泣きながら「いいよ」と蚊の鳴くような声で言ったり・・・。~o~ ~O~

 ワタシの方は、宴たけなわの所で抜けさせてもらいました。なにしろ、この日は、九月に予約していたブーツ作成の日。相模原の親方の所に車で駆けつけねばなりませんでした。

 相模原の親方の所は、シーズンイン前の日曜とあって、お客さんがひっきりなしに訪れてきました。思いがけず、以前からの知り合いでクラ持ちのS夫妻と出会ったりして、「アンタもここか」とお互いにビックリしたりして。

 んで、無事にブーツ作成終わりました。ワタシのこれから数シーズンの足元は、キレイな秋晴れ色のブーツです。

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2014年10月25日 (土)

家内捜索とリンゴ姫の遠足

 最近、仕事の方も山場ですが、これから始まる雪のシーズンの準備も徐々に盛り上がってきました。昨日朝は内弟子Yの参加するキャンプのことで調べたいことがあり、スキースクールから来ていた手紙を見ようとしたら・・・、アレ?無い。内弟子Yの楽しみにしている大事なキャンプの通知なので、無いと困るんだけどなぁ。

 この内弟子Yという女は、来た手紙を全てテーブルの上や脇に積んでおくという悪癖があり、自分の大事なものは仕舞っておいてくれよと何度か注意していました。しかし、なかなか改まらず、昨年も、スキークラブから送ってきた自分のSAJ会員証の入った封筒を放置しておいて、いざ、クラウン受験という際に、「アレ?オカシイですね」などと家中探しまくり・・・。

 それが先日、子供の玩具入れの中から発見されたばかりでした。~o~

 またかよ、ヲイと思ったのですが、仕方なく仕事に出かけました。内弟子Yは、ワタシが出かけた後、家中大捜索をした模様。

 一方、娘(仮称ケミ)は、この日保育園の遠足でした。実は、数日前から咳と鼻水が治まらず、計測するとお熱は無いので保育園には通園していたけど、大丈夫かなあと思っていたら、一昨日の朝は、頬を真っ赤にして起きてきました。

 あららどうしたのかしらんとお熱を測っても平熱。まさか、オタフク風邪じゃないだろうなとオタフク風邪について調べてみたのですが、どうも症状が違います。一昨日そのまま保育園に行かせてみたら、なんと、リンゴ病という病気だそうで、保育園から帰されてしまいました。

 病院に行かせたところ、リンゴ病は頬が真っ赤になる頃は治り掛けで、伝染力もなくなっているとのこと。そのまま遠足に行っても良しという診断がくだり、めでたく昨日は遠足だったのでした。

 昨日、仕事から帰宅してみると、ケミさんはお気に入りの水筒を首から掛けたまま、真っ赤なほっぺで大興奮しています。遠足と言っても、保育園からほど近い公園までだったらしいのですが、楽しかったみたいだから、行けて良かったねえ。

 また、リンゴ病のせいでほっぺが赤いのが、妙にカワイイよね、などと内弟子Yと話しながら、ふと、Yのすぐ脇の冷蔵庫を見るともなしに見ると・・・、ん?

 料理のメモなどを磁石で止めてあるのに交じって何か白い封筒が・・・。~o~;;;;

 Yクンも、大事な封筒だと思って他の郵便から区別しておうとしたらしいのですが、特別に保管したはずの場所をコロっと忘れていたと。

 まあ、めでたしめでたしの金曜日の我が家でした。~o~

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2014年10月23日 (木)

当ブログの運営方針について

 どうも、最近、ブログの運営方針や運営ルールに関する書き込みが何回かあったので、ハッキリさせておこうかと思い立ちました。

 本当のところ、ワタシは、ブログ=個人の日記と考えているので、運営方針とか運営ルールはワタシの中にあれば良いと思ってきました。しかし、それをネット上で公開すると一種の公共の場になるのかもしれません。公共の場なら、方針やルールは明文化されていてしかるべきかとも思いました。

 <当ブログの想定する読者>

 このブログは、個人の日記です。したがって、一番の読者はワタシ自身です。ワタシの心覚えのために書いているのですから、他人の方にさっぱり判らないことはいくらでも出てきます。ご承知ください。

 しかし、また、自分の日記を公開すると、知人友人の方に対する近況報告という意味も出てきます。二番目の読者は知人友人の方たちです。時々ですが、知人友人の方に対するメッセージ的な記事も出てきます。

 三番目は娘です。ブログの最初の頃は夢にも思わなかったのですが、最近は、将来、娘に読んでもらうということを考えて書いています。自分がどんなふうに育ってきたのか、父親が何を考えていたのか、大人になった娘に知ってもらいたいのです。

 四番目の読者は教え子さんたちです。しかし、ワタシはこのブログを仕事のために利用したくありません。それで、教え子さんたちには、このブログの存在をお知らせしていません。もし、検索等でたまたまこのブログの存在を知ってしまった教え子さんがいらっしゃったら、どうか、お友達には広めないでください。個人的に参考にしたり楽しんだりする分には全くかまいません。時々、受験生が参考に出来ることも書きますから。

 五番目の読者は教え子さん以外の受験生、高校生さんです。この方たちも教え子さんと同様、個人的に参考にできる部分があったら、利用してください。

 さて、最後に検索でたまたまここにたどり着いた大人の方たち。正直言って、この方たちのことをワタシはほとんど考えていません。読者として想定していません。もちろん、興味のある記事がありましたら、読んで楽しんでいただく分には一向に構わないのですが、何か不満なことがあるからと言って、それをブチまけるような書き込みはお控えください。

 いくら公開されているからと言って、他人の日記を覗き見しているのですから、他人が日記をイニシャルで書こうが実名で書こうが、そんなことで「へたれ」だの「醜悪」だの「下劣」だのと悪態を吐くのがどんなに見当はずれなことか・・・普通の方にはお判りいただけると思うのですが、どうも、このネットという世界には、時々、同じ惑星に生まれたとは思えないほど非常識な方が棲息しているので、困ります。そういう方は、自分の星に帰ってお仲間同士で勝手に罵り合ってください。

 <固有名詞に関して>

 当ブログでは、プライバシーを守るためや検索に掛かるのを避けるために実名を忌避する場合があります。基本的にこのブログで個人名や固有名詞をそのまま挙げる時は賞賛する時や推薦する時です。スキー宿に関しては良い宿もイニシャルにしていますが、これは我々のプライバシーの一部という判断です。

 誰かあるいは何かを批判する時はなるべくイニシャル等を用います。検索に掛かりたくないということもありますが、実名を挙げての非難や批判は、個人的に好まないというのが大きな理由です。先日、朝日新聞で、本人の許可なくネット上に個人情報を書き込む、「さらす」という行為について扱っていましたが、いくら社会正義が自分にあると考えても、私刑に当たるような行為は個人的に好きになれません。

 ただし、書評はこの限りではないと考えています。一般的に書籍に対する批評は実名で行うものだと思うからです。しかし、その場合も著者名をイニシャルにする場合はあります。その基準は単にワタシの主観です。なにしろ、このブログはワタシの個人的日記なのですから、細かいところはワタシの主観がルールです。

 <コメントを書き込む方に対するお願い>

 当ブログはコメントの書き込みを歓迎します。興味のある記事がありましたら、感想を書きこんでください。こちらも励みになります。ただし、次のようなことはルールとして守ってください。

 まず、コメントを書き込む際には、何か呼び名を名乗ってください。もちろん、ネット上のハンドルネームでかまいません。どうお呼びしたら良いのか判らないのでは、不自由ですから。

 次に、ワタシ及び家族や知人友人の方のプライバシーに関することは書きこみを絶対に避けてください。実名はもちろんアウト。また、当ブログの記事で実名を避けている固有名詞に関しても、なるべく用いないでください。検索に掛かりたくないこともあります。

 最後に、ごく常識的なことだとは思いますが、他人に対する誹謗中傷、罵詈雑言の類は避けてください。目に余る場合は即刻削除させてもらいます。  

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2014年10月22日 (水)

立ち続けるパパの最新のお守り

 仕事仕事の毎日です。昨日は、ようやく、毎年恒例の「ウソつきへの旅」を終わらせました。今年も、けっこう上手くウソがつけたかも。

 授業の方は、このあたりが山場です。我々自身も疲れが溜まってくるのですが、生徒さんの方もちょっとお疲れ気味だったり、あるいは模試の結果にガッカリしていたりで、時々元気のない人、集中力の無い人が見受けらる季節です。

 生徒さんに集中力が無いと、その分、我々が無理して盛り上げざるを得なくなり、結果として余計に疲れちゃうと。

 おまけに、最近、どうも立ち続けていると足が痺れるようになりました。もともと血行には問題があるのですが、どうも年かなあ。移動の電車で座れないと、本当に一日がシンドイことになります。

 ならば、座って授業すれば良さそうなものですが、それはなるべくしたくありません。座ってしゃべり続けるというスタイルの方も同業者にはいて、ワタシ自身も昔、疲れた時に座るスタイルでやったことはあるのですが・・・。最近、板書量を増やしているので、難しいかな。

 文脈を把握するのが苦手な生徒さんが増えていることに、何年か前から気づいていて、それに対する対応として、なるべく言葉の脈絡を板書で説明することにしているんですが、板書量を増やして授業のスピードを維持するのはかなり忙しくなります。

 んで座っているヒマはないと。

 そんなパパが頑張って立ち続けているのを知るはずもない娘(仮称ケミ)ですが、最近、よくこんな(→)お手紙をパパに書いてくれます。まだ促音を「っ」で表記することを知らないので、ちよっと読みにくいですが、

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 パパおしご

 といてくれて

 くれてあり 

 がとう○○ 

 より 10/18

 ワタシの最新のお守りです。~o~

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2014年10月20日 (月)

二人の到達

 昨日は、丸沼でした。丸沼は、プラスノー選手権も終わり、デモキャンプなども少なくなって空いているはず・・・と思っていたのですが、けっこういますね、お客さん。~o~;;

 一日中晴れて、滑走性はイマイチだったものの、暑くもなく寒くもなく、まあまあのプラスノー日和。ゲレンデの周辺は黄色や赤に色づいています。

 午前中はワタシが滑りましたが、腰の向きをチェックする程度ですぐに終了。早めのお昼を食べて内弟子Yを滑らせました。ワタシは子守りだったのですが、娘(仮称ケミ)は丸沼のゲレンデ下にある遊具で一人遊びをしていてくれました。楽になったなー。

 この日は、高さ2mほどの壁に取り付けられた大小の取っ手を手掛かり足がかりにして、よじ登って行く遊具にチャレンジ。多分、5、6歳から小学校高学年くらいまでの遊ぶ遊具なので、ケミさんは大苦戦。なにしろ手足が届くべきところに届きません。

 何度もよじ登っては諦め、壁の途中で怖がって泣き出し、音を上げ、コースを何度も変えてチャレンジを続け、とうとう、2mほどの壁を自力でよじ登って上に到達ました。やったネ、ケミさん。~o~

 たかが遊具ですが、最後まで諦めずにチャレンジを続けてくれたことが、パパには嬉しかったのです。特に、この子のママは何事にも諦めの良い人なので、ケミさんには諦めない粘り強さを身に着けてほしかったんです。そのためにほとんど手を貸さず、傍で励ますだけに徹していたのですが、その甲斐がありました。

 さて、その納豆女の方ですが、この人もスキーに関してだけは粘り強く努力します。特に、良子さんに教えてもらって以来、どういう滑りが良い滑りなのか、どうしたらそれが実現できるかを理解しているので、少しビデオを撮ってちょっとアドバイスするだけで、どんどん良くなります。

 この日は上体の角度が最初から良く、うまく上体の重さを使えていました。そこで、ちょっとストックを遠く突くようにアドバイスしたら、板がビューンと走り始めました。

 板との力のやり取りを感じてもらいたくて、二、三本中回りをさせ、もう一度大回りをやらせてみたところ、かなり完成度の高い大回りをしてきました。現状で出来る最高の大回りだったと思います。これで、良子さんに出された宿題はすべてこなしたはず。

 さて、この到達を一月後に雪の上で再現できるかどうか。

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2014年10月18日 (土)

一緒に歩こう秋の夕暮

 最近、東大を受ける御嬢さんが、よく過去問を解いて質問に来ます。休憩時間は目一杯面倒を見て、授業後も家庭教師となってノートをチェックしてあげているのですが・・・、うーーん、なかなか決定的には進歩しないなぁ。

 でも、勘の良い子だし、レベルの高い質問は受けてても楽しいから・・・と思っていたら、それがもう一人増えるそうで・・・。まあ、もう一人の方もレベルの高い子だし、まとめて面倒みましょう。こうなったら、一緒に東大生になってくれーい。~o~

 一緒と言えば、昨日は、帰宅後、娘(仮称ケミ)と一緒に買い物に出かけました。ワタシのお酒を買いに、近所の加枡屋さんまで。

 二人で手をつないで長い距離歩くのは、何だか久しぶりのような気がします。多分、それほど久しぶりじゃないんだけど、前回の時とはケミさんの進歩の度合いが大きく違うから。

 今は、手をつないで歩いていても、とても安定して歩けます。ケミさんの背が伸びてこちらが楽な姿勢を取れることもあるけど、何かしでかしそうな気が全くしません。

 保育園のことやご近所で改装中のパン屋さんのことを話してくれました。「ケミ、あんなに大きくなっちゃったよ」と言うのは、街の灯りが作るケミさんの影法師でした。「あれじゃ六歳と間違えられちゃうね」。

 うん、そうだねえ。早く本物の六歳になってくれると良いねえ。~o~

 酒屋さんで、ケミさんがお酒を選んでくれました。まず、最初に「アレが良いよ」と選んだのは、秋田県栗林酒造店さんの「春霞 特別純米 山田錦 ひやおろし」。

 うーーん、さすが酒飲みの娘。ワタシがこの秋一番のひやおろしと評価している酒です。春霞らしいジュワッという酸の刺激と甘旨味のバランスがよく、先日、お義父さんに飲ませたところ大好評でした。

 次にケミさんが選んだのは、群馬県松井酒造店さんの「松の寿 純米 山田錦 ひやおろし」。

 こちらは、昨夜さっそくいただいたのですが、これもんまい!ナイスバランスと思わせる良い酒です。内弟子Yに少し飲ませたところ、「シャープですね」の一言でした。~o~

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2014年10月15日 (水)

冬の夢を見る午後

 昨日の娘(仮称ケミ)は、我々の参観の間、かなり緊張していたようです。我々が帰った後、泣いちゃったと先生からうかがいました。まあ、優等生なんつっても、四歳児なんだからねえ。~o~

 さて、最近、時間があると冬の予定について考えています。頭痛のタネはケミさんの面倒をどこに見てもらうか。当初、どこのスクールだって四歳からレッスンに入れてくれるのではないかと考えていたのですが、どうも、昨今は子供の受け入れ年齢を引き上げる傾向にあるようで、苗場にあるスクールは足並みそろえて五歳からですし、我が八海山SSも去年まで四歳からだったのに、今年は五歳以上となりました。

 まだ四歳以上の設定にしていてくれるのは、石打丸山SSや中里SSなどですが、それだって、身長の関係でリフトにはまだ一人で乗れないけれど、ある程度ゲレンデを滑れるケミのような子をどういう形で受け入れてくれるのか・・・。

 これが来年になれば、一人でリフトに乗れるので、どこでも大威張りでジュニアのレッスンに入れるんですけどねえ。

 まあ、我々が交代で見ていれば良いのですが、我々は自分の練習をしたいと・・・。~o~;;;

 我々の練習と言えば、我々が入るスキーレッスンスキーキャンプの日程が続々発表になり、内弟子Yもワタシも、シーズンインに一つずつレッスンを予約しました。Yさんは、もう一つ、大事なレッスンの申込みを今夜に控えています。さて、どうなることか。

 何にしたって、まだまだ秋の仕事仕事の最中なのですから、冬の日々のことは楽しい夢・・・、なんだよなぁ。~o~;;;;;;

<付記>

 Yさんの申し込みはキャンセル待ち二番となりました。さすがです。8.5秒では0.5遅すぎたか。

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2014年10月14日 (火)

秋晴れ優等生

 昨日は台風通過の影響で、夜の高校生の授業が休講になってしまいました。仕事は雪が降るまでになるべく終わらせたい我が家としては、まことに残念なのですが、まあ、ちょっと疲れていたから、一家団欒の夕食も悪くないかな。

 最近、娘(仮称ケミ)が刺身を食べられるようになったこともあって手巻き寿司、それにペンションYでもらってきた野菜を使って鍋でした。ケミさんはマグロの赤身で作った手巻き寿司を良く食べ、最後の一切れの赤身は、ママに、「食べると板がたわむよ」と勧めていました。あはは。~o~

 今日は台風一過の快晴。午前中、保育園の保育参観に行ってきました。前回六月の時は、仕事で行けなかったので、ワタシは初めてです。

 前回の時は、泣いてしまったケミさんですが、今回はすっかり落ち着いて、先生のお話は集中して聞いているし、お歌は大きな声じゃないけど歌っているのが判ったし、「せんのれんしゅう」という作業も落ち着いてこなしていました。

 同じ年少さんでも、一人だけ立ち上がっちゃう子とか、落ち着いて作業の出来ない子がいる中で、随分と優等生でした。ちょっと大人しすぎるかなと思ったのですが、先生のお話をうかがうと、「今日はお父さんお母さんが見ているから、ちょっとテンション高めです」とのこと。うーん、あれでねー。

 参観からの帰り道、内弟子Yと話し合ったのですが、あの優等生ぶりは誰に似たんだろー。Yじゃなさそうだし、ワタシでも・・・。~o~;;;

 園舎の壁に貼り出してあったお絵かきや貼り絵の作品を見ても、使っているクレヨンが黒だけだったり、貼ってある色紙の葉っぱが灰色だけだったりという子がいる中で、ウチのケミさんのは、ものすごくノーマルでバランスが取れてるように見受けられます。

 お絵かきがある程度上手だというのは知っていたのですが、描いてある内容がとても落ち着いています。「絵に描いたような」安定した優等生的性格に育ってくれているみたいです。うーーん、これは、どっちにも似てないような・・・。~o~;;

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2014年10月13日 (月)

紅葉の昼華の夜

 一昨日夜から、八海山のペンションYに行っていました。あの地域のお祭りの花火大会で、ペンションY常連有志が開業三十周年記念の花火を上げることになったからです。

 昨日は昼からBBQでした。BBQマニアで、特にペンションYのBBQに異常な入れ込みようをしている内弟子Yは大興奮。久々に常連さん達に再会し、たまたまシー券申込みに来た八海山常連ジモティの訪問などもあり、ワタシも楽しく過ごしました。娘(仮称ケミ)は、オーナーのお孫さん達と保育園状態ですっと遊んでいたし、我が家は三人とも楽しいひと時を過ごしました。

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P10600781_2八海山は、ちょうど紅葉シーズンでした。今年は少し紅葉が早いようで、山頂付近はかなり色づいています。→

ロープウェイ山頂駅付近ももう少しでしょうかねえ。←

快晴とあってロープウェイ乗り場に向かう道は、あの辺の道にしてはかなりの交通量でした。多分、今週でも悪くないんでしょう。でも、ホントの紅葉の盛りは、来週から月末かなー。

 久々に八海山紅葉情報でした。まあ、我々には、赤い葉っぱより食い気でしたが。~o~

 さて、夜はお楽しみの花火大会でした。マイクロバスで小学校校庭の臨時祭り会場に向かいます。

あの辺りのローカルの方達が、厄払いやら還暦やら出産記念やらで花火を上げるのですが、特設花火会場は、そういう方達の宴会場と化していました。盛り上がりまくり。

 我々の一団は、少し大人しめに花火を鑑賞。やや肌寒い天候ではありましたが、子供達もみんな花火を楽しめました。我々の上げた「超特大スターマイン」は、見事に秋の夜空を飾りました。P10601141_2


 残念ながら、我々の花火は撮影に失敗したので、→は他人様の十号花火です。

 地域の花火大会としては、かなり盛大な花火大会でした。花火好きの新潟県民の面目躍如というところでしょう。

 花火大会終了後、ワタシのみ車で帰京。さほどの渋滞にも遇わず、十二時前には八王子に着いていました。

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2014年10月11日 (土)

艱難去ってまた艱難

 昨日、本屋さんの店頭で、『下剋上受験』という本を見ました。時間がなくて中身はあまり見ていないのですが、ちらっと見た範囲では、お父さんが娘の有名私立中学受験のために身を粉にして尽くす話らしいです。自分の仕事が終わった後、娘の勉強を見てあげて、娘が寝た後、翌日の娘の勉強のための予習をする毎日だったとか。

 いやはや、中学受験は大変だなあと思ったのですが、あまり他人事ではありません。もう、十年も経たないうちに我が身に降りかかってくるのかぁ。

 と思う一方、現在、ワタシは他人の御嬢さんが東大を受けるお手伝いをしています。最近、休み時間に東大を受験する子が過去問を解いて質問に来るので、ほとんどポランティア家庭教師状態。昼休みのほとんどを質問に対する解説に充て、授業後も一時間ほど、その子のノートを添削しています。

 まあ、力のあるマジメな子の質問を受けることはある意味楽しいので、それは構わないのですが、本人の努力は大変なもんだよなぁと思い知らされています。これだけ実力のある子がここまで努力しなきゃ東大は受からんのかぁ。

 と思うと、上記、『下剋上』の方などは、中学受験で一難去っても、六年後にはまた一難なわけなんですね。『下剋上受験』自体は、「艱難汝を玉にす」的な結論だったようなので、苦労するのは良いんだろうけど・・・、大変だなぁ。

 これが他人事じゃなくなるだけに切実です。でも、ワタシゃ自分睡眠時間を削ってまで、娘の家庭教師はできないよなぁ。つか、そこまでしても、艱難去ってまた艱難なんだもん。

 さて、一難去ってと言えば、昨日、vsジャマイカ戦があり、アギーレ体制初勝利だったとか。あんまり詳しく見てないんですが、後半を一緒に見ていた内弟子Yが一言、「ジャマイカって強いんですねー」。

 んんんん、サッカーってのは、対戦相手によって強くも弱くも見えちゃうわけなのね。~o~;;;;

 なんか、どうも、アギーレさんパッとしませんねえ。おまけに、初勝利をあげたら、今度は香川君が脳震盪で離脱ですと。さてはて、こちらの艱難去った後は、どうなることか。玉になってくれると信じたいのですが・・・。

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2014年10月 7日 (火)

そうなのか?

 今日は午後から授業の日なので、午前中、昨日に引き続き、娘(仮称ケミ)のビデオをDVDに焼き直す作業をしました。ビデオを修理に出すので、その前にバックアップを取っておかなければならなかったためです。

 作業をしながら2011春から昨年六月までの分を見たのですが、うーーん、すごい変化です。

 離乳食を始めた頃は、ふっくらした可愛い赤ちゃんで、ただピュアなだけだった娘の瞳に、少しずつ知性の光が宿って行きます。歩き始める一歳になりたての頃が、多分、彼女の可愛さの絶頂期でしょう。今見ても、ワタシと内弟子Yの娘とは信じられないほど。

 それが二足歩行を始めた頃から、少しずつ変わって行き、可愛いだけだったものが、だんだん子供の面白さになってきいます。現在の表情に近づいていきます。

 ケミさんのビデオの合間に、我々のスキーのビデオが挟まっているので、内弟子Yのここ二三年の滑りも見ることになったのですが、コイツ、進歩したなあ。特に小回りとコブは長足の進歩を遂げたのが判ります。

 ダビング作業が一段落したところで、昼食。「我々のビデオにはケミさんとスキーしか映ってないけど、我が家は育児とスキーしかしてないのか?」とYに尋ねたところ、「みんな、どこの家も同じようなモンですヨ」とさらっと受け流しやがりました。

 えーっ、そうなのかぁー?

 少なくとも、子供と出かける場所がほとんどスキー場に限られるっていう家族は、そんなにないような気がするんだよね、Yクン・・・。~o~;;;

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2014年10月 6日 (月)

台風一過一家団欒

 昨日のうちに、今日の昼間の授業の休講が発表されていたので、今朝はのんびり起きました。午前中は、台風の進度を気にしながら、家族で過ごしました。今シーズンのスキーキャンプの予約電話をしたり、娘(仮称ケミ)の今シーズンのスキーセットレンタルの申し込みをしたり。

 結局、今期のケミさんの道具は昨シーズンと同様、セットレンタルにしました。板90cm、ブーツ17.0cm、ストック70cmです。ストックでちょっと迷いましたが、現在の身長が97cmなので、ハイシーズンまでにもう少し伸びることを期待して、昨年より5cm長くしました。

 昼食前後に、この一年のケミさんのビデオを見直し、DVDに焼きました。昨年10月の運動会 の頃とそんなに容貌の変化はないのですが、やはり、内面的な変化は大きいかな。特に、保育園に入園してからのこの数か月は、いろんな意味で成長しました。

 お口はいよいよ達者で、昼食を残そうとする内弟子Yに対して、「体重増やさないと板たわまないゾ」と注意するワタシに、「板がたわむ」の意味を尋ねて、「ママ、ケミみたいにスキー上手にならないよ。ウチで一人だけスキー上手にならなかったりして」。などとやらかすものですから、Yさんも不承不承、食べざるを得ません。

 昼食後は、一家三人で、出来上がったDVD鑑賞。その頃には、嵐はすっかり去り、天気ともども我が家ものーんびりの午後なのでした。

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2014年10月 5日 (日)

真のスキー馬○は

 今日は、以前から丸沼日帰りでプラスノーと決めていたのですが、台風接近とのこと。どうしようかと相談の末、まだ大丈夫だろうと丸沼行を決めました。

 今回ばかりはさしもの内弟子Yも、「帰りが心配だから、早く上がりましょう。アタシはちょっと滑りを確認できれば良いですから」と殊勝なことを言います。まあ、こんな日に無理してプラスノーに行って、万一のことがあったら言い訳できないからなぁ。

 と丸沼に行ってみると、確かに日曜にしては空いているものの、でも、います。スキー○鹿の皆さん、朝からの雨を物ともせずに滑ってます。元東京都代表のYさんに、「台風が来るってのに、来てる人は来てるんですね」と話しかけたら、「台風だから来るんだよ」とのこと。さすがっ。~o~;;;

 朝のうち、ワタシが滑りました。雨で滑走性が良くなり、プラスノーにしてはスピードが出ます。滑っている分には悪くないのですが・・・寒ひ。

 プラスノーだからと古いカッパを着て行ったのですが、これが水を吸い、しかも、春スキー用のグラブはたちまち搾れるほどグチョグチョ。一時間半ほどは我慢して滑ったのですが、11時過ぎには、もう良いかなあという気になりました。内弟子Yも早く帰ろうと言っているような日に、全身濡れ鼠でガタガタ震えながら無理して滑ることたぁないヨ。

 プラスノーの常連さん達が、まだまだ頑張っている中を、早上がりして着替えて昼食ということにしてしまいました。いやー、ワタシなんざ、スキー馬○としてはまだまだです。畏友H氏やK夫妻のスキー○鹿っぷりには、足元にも及びませんぜ。

 昼食後、内弟子Yと交代しました。Yもあんなに早く上がると言っていたのだから、ちょっと滑って三時前には上がってくるんじゃないかしらん。そしたら、雨風がひどくなる前に帰ろう。

 と思っていたのですが・・・ところが、Yさん、帰って来ません。キャンプの皆さんが、いつもより早上がりして次々と帰ってしまってからも雨の中を滑り続けています。

 結局、Yは、ゲレンデにほとんど人のいなくなった四時過ぎまで滑り続けました。どうも、滑ってみたら好感触で、台風のことをすーっかり忘れた模様。

 真の馬○とはコイツのことであったかと改めて感心しました。~o~

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2014年10月 4日 (土)

ライオンの扱い方

 娘(仮称ケミ)の足が大きくなったのを受けて、一昨日、新しい17cmの靴を購入しました。内弟子Yがケミさんを靴屋に連れて行って選ばせたところ、可愛いリボンのついた薄紫の(しかも、貧乏性Yが許容する範囲の~o~)靴を選んだそうです。

 買ってあげたところ、それはそれは喜びはしゃいで、「ママ、靴を買ってくれてありがとう!」と感謝したついでにボソッと、「ママは怒るとライオンみたいに怖いけど」とのたまったとか。~o~;;

 今朝もそれを履きたがったのですが、まだ、少しだけ大き過ぎるので履かせていません。本当は、16.5cmというのがあれば良かったんですが、そういうサイズ設定が無かったらしく、もう少しだけ16cmを引っ張ることにしました。

 さて、そのライオンの方ですが、ようやく、肩の痛みから解放された模様。まだ、完治とはいかないのですが、肩の痛みさえなければ、滅多にライオンに変身しないのでこちらも安心していられます。

 スキーシーズンも近くなって、いろいろなキャンプの予約も始まり、一日には麻子さんのキャンプを予約しました。昨年は取れなかった人気のキャンプなので、今年はラッキー。Yさんは、「今年の運を使い果たしたんじゃないかしら」と変な心配をしています。

 麻子さんのキャンプに続いて、いろいろスキーの計画を話すのですが、どうも、Yさん、今一つ明るくなりきれません。コイツは無計画に行動するクセに悲観的で小心者なので、いろいろ心配している模様。最近、我々の業界は、いくつか暗いニュースが続いたりしているから。

 今朝は、無用な心配はいらないというのを説明せねばなりませんでした。ライオンを扱うのも楽ではありません。

 それにしてもYクン、無計画なペシミストでは予備校屋には向かないヨと、計画的なオプティミストのワタシは思ったりして。~o~;;;

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2014年10月 1日 (水)

主語狂想曲に対する考察とごく普通のアドバイス

 今日は本来なら授業のないお休みの日なのですが、先週の電車トラブルで補講があり、どこかへ出かけるわけにもいかないので、自宅でデスクワークです。

 

 んで、さっそく逃避というわけです。~o~;;;

 

 過去のブログ記事を読み返してみたのですが、どうもこの事についてまとまったことを書いたことがなかったようなので、今日は、「主語問題」について書きます。

 

 我々のところには、よく、「文法と単語の勉強は一通り済ませたんだが、主語が判らなくて模試で失敗する」という相談が来ます。ワタシはこれを「主語判らない病」と呼んでいます。

 

 この病人さんに対して、というか、こういう人を狙い撃ちして、有名予備校講師の方達は、いろんな「方法」やら「公式」やら「マニュアル」やらをひねり出し、参考書などにも書いたりします。さらに、それをどこかで学んだ高校の先生方が高校生に教えちゃったりするので、我々のところにもその手のことに関する質問者が毎年のように来ます。

 

 ちょっとした「狂想曲」という趣なのですが、この騒ぎって何だか変だなあとワタシなどは思います。というのは、参考書などに示される「方法」やら「公式」やら「マニュアル」やら「ルール」やらというのを見てると、古文というものを日本語扱いしてないからです。

 

 これら参考書って、「古文とは特殊な言語なので、特殊な『ルール』があり、それを読み解くには特殊な『方法』『公式』『マニュアル』が必要だ」という幻想を作り出していませんか。つか、そういう幻想を利用して商売していませんか。

 

 でも、古文は我々の現代語と全く同じ日本語なんだけどなあ。

 

 古文というのは、日本語のルールに則って書かれています。そして、日本語の主語に関するルールはただ一つ、「言わなくても判る主語は言わない、書かなくても判る主語は書かない」。非常にシンプル!

 

 我々の日常会話を考えてください。そういうルールに従ってコミュニケーションを取ってるでしょう。例えば、お母さんが、「昨日言ったよね」と言った場合、聞いた貴方は、「『言った』の主語が省かれているということは、主語は言わなくても当然判る人に違いない」と推論して、そのような人を頭の中で探し、「私(母)が」という主語を補って理解するはずです。

 

 日本語とはそういう言語なのです。だから、古文で主語が書いていない場合、書かなくても判る人が主語なのだと考えて候補を絞って行かねばなりません。

 

 では、その「書かなくても判る」の理由としては、どんなことが考えられるでしょうか。実に様々なケースが考えられるのですが、そのうちの一つが、接続助詞の働きに関する感覚です。

 

 例えば、「私は、家に帰っ勉強する」と言った時に、「あなたが家に帰るのは判ったけど、勉強するのは誰?」と言い返されることがありますか。ないはずです。それは、接続助詞「て」の前後では主体の交替が起こりにくいということを我々が直観的に知っているからです。

 

 ふくろうさんの高校の先生のルール1はこれを利用したものです。しかし、この「て」の働きは、98%と数値化するとやや危険です。というのは、「自転車が壊れていケガしちゃった」「電車が遅れ遅刻しちゃった」などという文に接した時に、自転車がケガをしたり電車が遅刻したりという勘違いをやらかすからです。~o~

 

 つまり、「て」の前後の主語に関しては、「交替がおこりにくい」くらいに理解しておくのが良いのです。

 

 では、例の「をにがどば」はどうでしょうか。これらは、主に順接確定条件や逆説確定条件を表す語です。現代語では「ので」「のに」に当たる語ですから、それで考えてみればよろしい。

 

 つまり、こういうことです。「母が呼んだので、答えた」と言えば、「答えた」のは母じゃありません。主語の交替が起こったということです。しかし、これが毎度起こると考えると、「私は疲れたので、帰ります」「ベットに入ったのに、眠れなかった」などという文が出てきた時に、大パニックになるわけです。当たり前ですね。~o~

 

 この「をにがどば」で主語の交替が起こるのは、あまり高い確率ではないということが、上記の例から何となく判りますよね。まあ、交替が起こる方が確率的に高いだろうとは思いますが、「起こりやすい」までは言えないでしょうね。

 

 こんなふうに、古文の主語に関する問題は、現代語に置き換えて考えると楽に理解できることが多いものです。例えば、会話文で省かれやすい主語は誰か、現代語の会話を想像して考えてください。あきらかに「私」と「あなた」でしょう。会話文で主語が書かれてなかったら、そういう推論をしながら読めば良いということです。

 

 現代語から類推する方法が使いにくいのは敬語に関することや特殊な古典常識が絡むことくらいでしょう。現代人は敬語を使いたがらないから。だから、敬語を利用して主語を考える時には、特別な方法として意識する必要があります。

 

 逆に言えば、敬語の知識や特殊な古典常識を利用して推論しなければならない場合以外は、キチンと現代語訳してやれば、主語の見当はつくということです。現代語の感覚を上手く利用してください。

 

 そして、そのために、キチンとした現代語訳が出来るように、いろいろ訓練してみてください。総合的な読解力を向上させることが主語を把握するための最善の方法なのです。

 

 とまあ、こんなアドバイスを、「主語判らない病患者」の皆さんにはしています。これ、ごく普通のアドバイスのはずなんですが、主語狂想曲の最中では、もはや普通じゃないのかもね。

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