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2015年1月31日 (土)

夢をかなえてドラえもん

 昨日、朝、苗場に入りました。我が家としては頑張っての早朝出発だったのですが、それでも、八時半頃苗場についてみると、もうすでに皆さん第三ゲレンデをガンガン滑ってます。天候は、雪。曇りという天気予報に反して、ほぼ一日降りました。しかもかなり寒い。

 まず、ワタシが大回りコートを滑ってみたのですが、うん?なんだこりゃ。

 スタート地点付近はとても良いバーンなのですが、二ターン目付近がすでにボコボコ、ゴロゴロ。あわや、フッ飛ばされそうになりました。やべー。

 後で聞いてみると、皆さんが練習開始してまもなく、こんな状態になったらしいです。斜面の表面が凍っていたものを、八時に練習始めたスキーヤーが砕いちゃったらしく、二ターン目から下はボコボコゴロゴロ。

 ワタシ自身は、いつも以上に外足荷重を強めてなんとか対処しましたが、交代した内弟子Yは、ボコボコにやられて、すっかりビビりが入ってしまった模様。恐る恐るしか大回りできません。やべー。

 一方、娘(仮称ケミ)は、この日も絶好調でした。第二ゲレンデをスイスイ滑ります。「パパー、スキーたのしーねー!」なんて言いながら、ドンドン滑ります。あまりに余裕があり過ぎて、大声でドラえもんの歌を歌いながら滑ります。♪ドラえもん、夢をかなーえーてー♪。

 しぱらくケミさんと滑った後、ケミさんに託児施設に入ってもらい、Yと二人で滑ったのですが、うーーん。

 Yさん、ビビりが入ってるのか、それとも緊張からなのか、すっかり大回りの調子を崩しています。コイツは滑りを作っている最中なので、何かあるとすぐに調子を崩します。まだまだ技術の幅が狭すぎます。

 調子を崩すと困るのは、Yが精神的に崩れてしまうこと。小心者で悲観論者なので、どんどんダメダメモードに入っちゃうんですよねー。

 ところが、小回りに切り替えたら、様子が一変しました。上手いじゃないの、Yクン。小回りバーンがそれほど荒れていなかったこともありますが、コイツ、小回りの技術は安定してきたなぁー。

 ということで、Yさんの機嫌も直りました。ホッ。

 午後、お義父さんお義母さんを迎えに行きました。ケミさん、大好きなジジババに会えて大喜び。おまけに、今年もジジババからお土産をもらってしまいました。ケミさんの好きなお菓子と最近親友Aちゃんと一緒に見た「トトロ」のDVDです。

 まあ、去年と同じ仕掛けなんですが、やはりしばらくはヒミツにしておきましょう。~o~;;;

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2015年1月29日 (木)

結果を待つ日々

 一昨日の火曜日は、午前中苗場で最終調整。日が差したり曇ったり雪が降ったりと、目まぐるしく変わる天候でしたが、何とか無事に二人とも、フリーのパターンを確認。良い最終チェックができました。

 内弟子Yは、S字ターンを意識することで大回りの板の抜けが良くなり、今までにない内傾角が取れるようになりました。昨年にはないスピード感が出せてます。本人は、「早く終わってほしいデス」と言ってますが、師匠としては、結果に期待大。

 一方のワタシは、小回りで使用するストックを短くし、フリーの演技構成も決まりました。つねに、低いまま動き続けるような滑りが出来ると良いのですが・・・。まあ、本人としても自分の滑りに期待です。

 一昨日の夜は仕事。昨日は、午後、午前中の暇を利用して施設の母を見舞いました。お正月に転倒して肋骨にヒビが入ったと聞いたので。ちょっと心配しながら行って見ると、母はすでに元気を取り戻していて、ホッとしました。

 午後は、二か所の校舎を移動しつつ九時まで授業。合間に、例のボランティア家庭教師がありました。東大の過去問を解いて持って来たのですが、ほぼパーフェクトな出来でした。二、三表現の仕方、アピールの仕方についてアドバイスしただけ。もう、この人には何も教えることはないなぁ。

 多分、この人には最後の家庭教師になります。本人の実力は十分。後は結果を待つのみです。本番まで風邪なんかひかないでくださいヨ。

 さて、今日は、もう一つ、結果を待っていることがあります。こちらはどうだろう。~o~

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2015年1月27日 (火)

たのしい睡眠と合格家族

 一昨日は、八海山のペンションY泊でした。ペンションYには、補助用に二段ペットのついている部屋があります。一昨日はその部屋が我が家に割り振られたのですが、普段は使っていないこのベットを見た娘(仮称ケミ)は大興奮。「二段ベットでねたいー!」

 まあ、気持ちは判ります。ワタシ自身も子供の時というか、若い時には二段ベットが何故か大好きでした。昔、学生時代によくB寝台の三段ベット最上段を使って旅行してたっけ。~o~

 だから、ケミさんを二段ベットに寝かせてあげたいのですが、なにしろ、まだ親と別のベットで寝たことがありません。寝相も悪いし、大丈夫かしらん。

 と思って、常夜灯を点けて就寝。ワタシは常夜灯を点けていると熟睡できないタチなのですが、仕方ありません。夜中に何度も目を覚まして寝相の悪い娘が二段ベットの隅に行っちゃってるのを直し直しして夜が明けました。

 ところが、起床したケミさん、朝一番で一言、「たのしかったー!」~o~

 さて、昨日は、午前中、八海山麓でポールトレーニング。ケミさんはチビッ子レッスンでした。我々のトレーニングは、まずまず楽しく終了。泥縄だけど、ある程度旗門をくぐる感覚は取り戻せたと思います。

 午後は八海山に移動して、ショートターンのトレーニングでした。この日は一日快晴で、暖かくなったのですが、お客さんの少ない八海山はそれほどバーンが荒れず、充実したトレーニングが出来て、ワタシ自身、まずまず仕上がってきた感触です。ケミ先生に見ていただいても、「今のすべりわぁー、丸っ、合格っ!」と合格をいただきました。~o~

 ところが、「丸」どころじゃないのが、内弟子Yで、ちょっと低いポジションでの切り替えを教えてやったら、たちまちものにしてきやがって、またまた、小回りの腕を上げました。当然、ケミ先生も「丸っ、合格っ!」

 合格と言えば、ケミさん自身の滑りも、我々から見て合格になりつつあります。昨日は、八海山の「らくらくコース」と「テクニカルバーン(林間コース)」「チビッ子ゲレンデ」のウェーブを滑ったのですが、ポジションが良いのでいくら滑っても疲れたと言わないし、転びません。特にウェーブコースは大のお気に入りで、リフトが止まるまで歓声を上げて滑ってます。

 本人は、「ハの字にしないで、パパみたいに板をそろえてすべりたい」と言い出しましたが、板をくっつけたり、小回りしたり、コブを滑ったりなんて小技は、まだまだ要りません。今のケミさんみたいに、ハの字とワイドパラレルスタンスを使い分け、斜度変化やスピードを楽しんで長く滑れるってのがワタシの理想の子供滑りです。

 パパから見て、今のケミさんは花丸大合格だね。~o~

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2015年1月26日 (月)

楽しい卒業

 昨日は舞子高原でした。天候は朝のうち小雪、のち晴れ。娘(仮称ケミ)はママミキーSS、我々は奥添地でコブの特訓です。

 一昨日の苗場の混雑ですっかり意気消沈していた内弟子Yでしたが、コブとなるとやる気が違います。昔からコブ好き女だったから。

 この日の舞子奥添地は一週間前の吹雪とは大違いの好天に恵まれ、コブラインが最初からついていてハッキリ見えます。しかし、ちょっとキョロ雪。少し冷えて新雪が降った後、天気が良くなって気温が上昇すると、この地方独特の引っかかる雪になります。それをキョロ雪と呼んでいるのですが、これがコブだとちとキツイ。

 キョロ雪は中途半端にグリップするのでズレにくくなります。コブというのは、どんなにカービング的に滑ろうと、所詮ズレに乗って滑るものです。ところが上手くズレてくれないと・・・。疲れるんだなー。

 そんな中をほぼ一日中、コブ斜面グルグルでした。昼食休憩のついでに舞子エリアのドルフィンコースへ行って急斜面小回りの練習を三、四本した以外は、一日中コブコブコブ・・・。

 昨年は、この奥添地グングンコースをノンストップで滑っていたのですが、今年のこのコンディションではノンストップはツライ。そもそも、ラインが続いてないし。しかし、ここの価値は、コブラインの長く続く一枚バーンてことにあるんだからと、無理矢理ノンストップを一本しましたが、つ、疲れたー。

 内弟子Yの方も、昨年春のモグタクレッスンを思い出したら右ストックが上手く突けるようになったそうで、コブ滑りが安定してきました。これなら、都技選でもやってくれるでしょう。

 というわけで、奥添地コブ特訓も終了。というか、ここは多分卒業です。

 というのは、都技選が終われば、我々はケミさんと一緒に滑れるので、ケミさんをママミキーSSにお任せする必要がなくなります。ママミキーSSに来なければ、舞子を滑ることもないでしょう。

 ケミさんは、今回も「ママミキー楽しかったー」と言ってくれましたが、これでケミさん自身もママミキーSS卒業かもしれません。来シーズンは五歳になっているので、普通のスキースクールが受け入れてくれるから。でも、楽しい卒業でヨカッタヨカッタ。~o~

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2015年1月25日 (日)

一見にしかず

 一昨日は、昨年に続き、尾瀬岩鞍で佐藤麻子さんのレッスンでした。娘(仮称ケミ)は岩鞍ハウスの託児でした。ケミさんは何故だか、こちらの託児はお気に入り。岩鞍の託児には何の抵抗もなく入ってくれます。

 内弟子Yは、シーズン最初のキャンプでダメダメだった小回りを麻子さんに見せて、褒めてもらいました。もっとも、次の課題もたくさんいただいていましたが。

 ワタシの方は、今シーズンの新しい組み立てのの大回りを麻子さんにお見せしたわけですが・・・。「それじゃ突っ立ってバランスを取って滑っているだけに見えます」。うげげげ。~o~;;;;

 自分でも何となくしっくりいってないのは判っていましたが、うーーーーん、麻子さんに直接言われるとキビしいなぁー。

 どっぷりお悩みモードに入りそうだったのですが、目の前で麻子さんの滑りを見せてもらって得心できました。そっか、あんなに低いんだ。外足で加重をしかけるのに高い姿勢になっちゃイカンのだな。

 麻子さんをイメージして、切り替えから谷回りにかけて低い姿勢を意識して滑ってみたら・・・、うーーん、ナルホド。これで良いのかも。ビデオを確認させてもらっても悪くありません。さて、これが都技選に間に合うのかどうか。

 昨日は、苗場でのトレーニング。快晴で穏やかな日でした。土曜とあって、激コミでしたが、朝イチ滑らせてもらって、大回りが改善されていることを感じました。うーーん、イケるかもしれない。

 一方、内弟子Yは、慣れない激コミゲレンデで、イマイチ、というかイマサン。ダメダメモードに入ってしまいました。コイツ、混んだゲレンデは本当にダメです。しかし、スペースが空いたタイミングで大回りさせると悪くはありません。でも、本人がスッカリ弱気になってしまっていて、ビデオをろくに見ようとしません。見てもらえば、悪くないのは確認できるんだけどなあ。

 さて、ワタシは、大回りの好調に気をよくし、小回りもビデオ撮りしてもらったのですが・・・、一見にしかずでした。どうすりゃ良いのってくらいヒドい。こりゃ大変だぁー。~o~;;;;

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2015年1月22日 (木)

普通のよろこび

 仕事で八王子にもどっています。つか、この季節、我が家は仕事の合間のスキーなのか、スキーの合間は仕事なのか、訳が判りません。~o~;;;

 この季節に東京に帰ると、仕事+雑用で飛び回ることになります。昨日も二か所の校舎を移動しつつ、朝イチの授業から飛び飛びに夜九時まで授業があり、しかも、その間、教材作成のデスクワークまでこなしちゃったと。まあ、普通に仕事できていて、それはありがたいことなのかな~。

 娘(仮称ケミ)の方も、普通に保育園に通園しています。親の勝手であちこち連れ回している割には、普通に元気でいてくれて助かります。

 さて、普通といえば、センター試験です。今年は普通でよかったー。~o~

 昨年はちょっと特殊な出題傾向で、古文の講師は針のムシロ状態だったのですが、今年の問題に関しては一昨年までの傾向にもどった感じです。つか、一昨年までの問題の中に入れても良問と言える問題じゃないでしょうか。

 問題があるとすりゃ、丁寧語に分類する学説もある下二段活用の「給ふ」を、選択肢の中で「謙譲語」と言い切ってしまったことぐらいだけど、普通、これは高校でも謙譲語と教わってるでしょうからねえ。

 この問題で失敗したら、申し訳ないけど本人の責任でしょう。

 などと言ってはみても、やはり教え子さん達の出来不出来は心配だったのですが、とりあえず、ボランティア家庭教師の御嬢さん達は、好成績だった模様。ホッとしました。

 でも、この人達、実力はあるんだから、高得点で普通なんですけどね。~o~

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2015年1月20日 (火)

大会までになおしてね

 一昨日は八海山でした。晴れの予報にもかかわらず、朝から雪。いくら新雪好きの我々でも、もう、新雪は良いよー、とさすがに思います。

 朝一番はワタシが滑ってコースの様子を見、内弟子Yが娘(仮称ケミ)の面倒をみました。夜の間に降った新雪で、テクニカルバーンはボコボコ。都技選の練習がなければこれが楽しいんですけどねえ。

 仕方なく、コンディションの良い前倉にYとケミさんを呼び、午前中は前倉での練習でした。Yは金曜の苗場の練習で大回りが良くなり、この日も好調でした。これなら、都技選本番でも良いセン行くかもしれません。「大回りのコツをつかみました」などと豪語していました。

 ところが、午後、エキスパートのコブを交代で滑ったら、なんだか、コロコロとよくコケたようです。柔らかい雪で深くなったとは言え、そうたいして難しい状況でもなかったのに・・・。大会までに何とかしてくださいヨ。~o~

 昨日は、八海山麓に出かけてGSトレーニングでした。今年の都技選決勝にはGSがあるというので。

 ワタシゃレースというものに子供が生まれてから出ていません。思うところあってレーシングから足を洗って五年経ちます。思い出せる最後のレースは2010年です。それなのに、GSっていきなり言われてもねへ。

 んで、ケミさんを八海山麓SSのチビッ子レッスンに入れて、二人でポールトレーニングでした。八海山麓SSは、今時には珍しく四歳児から教えてくれます。ケミさんが優しそうな女の先生と楽しく滑っている間、我々は、ひたすらポールセットをグルグル回りました。五年ぶりだってのにけっこう滑れます。

 ケミさんは先生と仲良くなり、おしゃべりしまくりだったようです。我々がポールセットを滑ってくると、先生に対して、我々の滑りをコメントするんだとか。それが「的確にミスを言い当てる」んだそうです。

 ワタシが近くを滑って行ったら、ケミさんがゲレンデ中に鳴り響く声で、「パパわ~、手が上がってゴチャゴチャになってるからぁ~、大会までになおしてね~」。

 後ろでケミさんの面倒を見ている先生が大ウケしていたのは、言うまでもありません。~o~

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2015年1月18日 (日)

シアワセの感じ方

 仕事が一段落すると、我が家はここのところ毎年恒例の都技選前合宿です。

 一昨日は苗場でトレーニングしました。ワタシは徳竹キャンプ以来、少し大回りの組み立てを変え、早めに外足で加重を仕掛ける滑りを試みているのですが、どうもまだギクシャクしています。一方、内弟子Yは、ナクアで教わってきたことを身に着けようとしているのですが、まだまだ未消化。つことで、一日中、交代で娘(仮称ケミ)を見ながらグルグル第三ゲレンデで練習でした。

 我々が、それぞれに課題を抱えて苦労している中、ケミさんだけは、スイスイと上達しています。もう苗場第二ゲレンデは何の問題もなくかなりのスピードで滑ってくれますし、第三ゲレンデもオッケー。ケミさんを後ろで見ながら我々自身がバリエーショントレーニングできるほどのスピードです。

 つことで、Yはケミさんを見る間、ずっと「入場行進」と呼ばれる逆捻り小回りのトレーニングをしていた結果、「入場行進マイスター」となりました。~o~

 昨日は、ケミさんを昨年同様にママミキースノースクールにお預けし、我々は二人でトレーニングでした。最初、「ママミキー」と聞いただけで泣き出し、昨日の朝は受付で号泣していたケミさんですが、一日終わってみると、「ママミキー、楽しかったー」とニコニコしています。

 昨日の舞子は一日中吹雪で、あんな中で子供を預かるのは大変だったろうなあと思うのですが、さすがママミキー、何とかしてしまいます。エライもんだ。~o~

 そんな吹雪の中、我々のトレーニングも困難を極めました。舞子高原奥添地は、一日吹雪。滑る人も少なく、非圧雪のグングンコースは、いつまでもただの荒れ地です。午前中、グルグル回ったのですが、内弟子Yはこういう斜面での小回りが苦手です。新雪の荒れ地では逆捻りの小回りをもうちょっと練習しないとね。

 ようやくコブらしくなってきたところで昼食休憩に入ったら、昼の間、誰かが掘ってくれていた模様。午後は天気が少し回復したこともあって、一時的に風が止むとコブラインが見えます。

 ようやく、見えたコブラインを滑ったYさん、リフトの上でシミジミ一言、「コブラインが見えてシアワセです~」。

 吹雪の中のリフト上で、「シアワセ」と言う言葉を思いつく女と結婚したワタシは、スキーヤーとしてはシアワセなんでしょうかねえ。~o~;;;

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2015年1月15日 (木)

恒例のボヤキと親馬○写真展

 毎年、この時期は直前講習と高校生の授業があり、しかも、太平洋側に雪が降りそうな天候になってボヤくのがここのところの恒例になっています。

 はい、というわけで、今年もやってまいりました。太平洋側に雪を降らせる低気圧と夜の仕事の組み合わせ。八王子は冷たい雨が雪になりそうなのですが、これから横浜まで仕事に出掛けねばなりません。正直言ってヤです。休みたいです。でも、娘(仮称ケミ)がいるからなぁ。~o~;;

 というわけで、ケミさんのことでも考えないと仕事に行けません。ケミさんは、青森から帰る日、荷造り用の茶色のビニール袋を一枚もらい、「これでタコ焼き作るの!」と言い出しました。

 どういうことだろう、と首を捻っていたら、帰りの飛行機でCAの人から折り紙をいただき、「これでタコ焼き作るの!」ん???

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 んで、→を作りました。上は折り紙、下にあるのがタコヤキなんだそうです。見えにくいけど、ビニール袋に、タコに見立てた小さく切った赤い折り紙を張り付け、丸めて出来上がり。

 作り方は簡単なんだけど、親馬○パパが驚き、また自慢したいのは、ビニール袋を見て、この「タコヤキ」の構想を思いついちゃうこと。

 このクリエイティビティは絶対ワタシの血ではありません。いったいどこから来たんでしょう。謎。

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 クリエイディブと言えば、←も凄い。昨年十一月の作品です。これ、ノートパソコンなんだそうです。TVでも見本になるようなものは見ていないはずだし、我々は何もヒントを与えていません。突然、本人が思いついちゃうんですよね。

 昨日は昨日で突然、「アンパンマンざっしいる人いませんかー?」と言い出し、我々のために書いてくれたのが、↓。

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 これをワタシにホチキスで留めさせて雑誌にしました。

 どうして、こういうことを思いつくのか、謎です。クリエイティブな才能ってことなんでしょうか。

 そんな大げさなモンじゃなくて、普通のお子さんはみんなこんなことやっているってことなのかしらん。~o~;;

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2015年1月13日 (火)

酒と親バカの日々

 昨日から仕事は始まっているのですが、我が家は依然としてナクアボケしてます。ナクア、楽しかったなー。

 スキーも楽しかったのですが、ナクア白神のホテルライフもなかなか快適でした。温泉もよかったけど、なかなか居心地の良い部屋でした。もともとプリンス系のホテルだったとは思えないほど。~o~;;;

 食事は朝夕ともバイキングだったのですが、これも地元食材を生かしたメニューを豊富に用意してくれて楽しかったです。五泊したのですが、それほど飽きませんでした。地元のお酒も美味しかったし。~o~

P10602921 →は地元弘前のカネタ玉田酒造店さんの「じょんから」とバイキングのつまみです。右上から時計回りに、タコのわさび和え、イカ刺し、ズワイガニの身。イカが地元鰺ヶ沢の特産らしく、その場で焼いてくれるイカ焼きも酒に合って美味しかったです。

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←は、地元鰺ヶ沢町の尾崎酒造さんの「特別純米 安藤水軍」とズワイガニ。

 なんだか、つまみだけみたいですが、ちゃんとした料理もあります。内弟子Yには、地元料理「けの汁」が好評だった模様。

 お酒は地元津軽の地酒を何種類か用意してくれているので、飽きませんでした。特に、地元鰺ヶ沢町の尾崎酒造さんは、全国的には無名の蔵だけど、美味しかったと思います。「安藤水軍」以外に「吟 神の坐」というのもあって、こちら、内弟子Yに好評でした。いずれもいわゆる辛口だけど、軽い香りであっさり入ってくる飲みやすい食中酒だと思います。

P10603001_3 ちなみに、お酒ということでは、空港で買った弘前市白神酒造の「純米吟醸 白神 生」が個人的には今回のベストだったかな。

 バイキングは浴衣で行っても良いことになっているので、娘(仮称ケミ)だけは子供用の浴衣で食事に行きました→。これがまた、カワイイのなんのって。~o~

 ナクアは、空港から近いこともあって、外国の方がたくさん見えるのですが、地元民族衣装を着たキュートなジャバニースキッズは大好評だった模様。写真を撮らせてくれと言われました。

 ただし、"Your  son is very cute"と言われて、内弟子Yが慌てて否定していたようですが・・・。~o~;;

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2015年1月12日 (月)

下剋上の危機と六日間の夢

 昨日はナクア合宿最終日でした。天候は曇り時々雪。

 娘(仮称ケミ)は、この日もナクアSSのキッズレッスンでした。三連休の中日とあって受講者が多く、集合場所はキッズジュニアの子供達で一杯でした。ケミさんは、前日までの三日間、先生とマンツーマンだったのですが、さすがにこの日は一クラスが三人になり、男性の先生だったので、例によってパパはちょっと心配だったのですが、馴染んでくれた模様。

 ケミさんをお預けして我々はチャンピオンペアへ。この日は小回り板を履いて行って整地小回りのトレーニングでした。ツイスターコースはややネジレの入った急斜面なのですが、この日は最高の雪質にキレイな圧雪。まず、ワタシが先に見本の小回りをして内弟子Yのビデオ撮影。

 のはずだったのですが、うーーん、どうもイカン。ワタシの方は全く小回りのフィーリングが合わないのに対して、Yさん、良子マジックの効果か、なんだか小回り絶好調です。上体が非常に安定しリズム良く板が回っています。

 うーーmmm、もしかして、ワタシより良いかも・・・。Yさんにも同情され、「ビデオを撮ってあげるから練習してクダサイ」だと。~o~;;;

 こちらが必死になってトレーニングするうちに、ケミさんのレッスン終了時間となり、お迎えに行きました。最後は一家三人でゴンドラを上がりフォレストコースを滑って、ナクアでの夢のような六日間は終了。楽しい時はアッと言う間です。

 ホテルを15時発の送迎バスで青森空港に向かい、青森17時発の飛行機に搭乗。行きと違って今度はケミさんも御機嫌のままでした。「ひこうきたのしー!」。東京の灯りを見て、「うわー、キレイー!」。ヨカッタ。飛行機に弱いわけじゃなかったんだ。

 羽田で夕食を取り、車で帰りました。帰りの車中で、何故かナクアで言えるようになった十二支を「ねーうしとらうー」と繰り返し叫んでいたケミさんでしたが、首都高に乗る頃から熟睡。帰宅は21時過ぎでした。お疲れ様。

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2015年1月11日 (日)

それぞれの啐啄

 昨日のナクアは朝のうち晴れ間が出たものの、それ以外はほぼ一日雪でした。寒かったー。車山の都技選を思い出しました。

 娘(仮称ケミ)は今日も、午前中ナクアSSのキッズレッスンでした。今日は優しそうなお母さん先生。引き渡しの時にワタシにしがみついて泣いたものの、すぐに馴染んでくれた模様。

 ケミさんをスクールに任せてワタシと内弟子Yはチャンピオンペアリフトに向かいました。緩中斜面中心のナクア白神スキー場にあって、じょっばりコースとともに上級者コースと呼べるのは、このチャンピオンペアで上るツイスターコースとコザックコースだけですが、雪付きの関係でこの日のオープンでした。

 内弟子Yは、昨日までの良子さんレッスンの成果を急斜面で試そうと張り切っていたのですが、薄く積もった新雪が踏み荒らされ雪面抵抗が変わるコンディションにやや苦戦。今一つ、前々日の「モドキ」を出し切れませんでした。

 右腕の返しを意識するあまり、やや肩に力が入っていたかもしれません。中斜面でのターンからの抜け出しは早くなっているので、進歩の跡は見られるのですが、急斜面に行くと少しだけ左ターンでの外足への荷重~エッジを緩める動きが遅いかなー。

 もうちょっとで殻を破れそうなんですけどねえ。雛が卵からかえる時、殻から出ようとして内側から鳴くのを「啐」、母鳥が外から殻をつつくのを「啄」というそうですが、ちと「啐」が弱くて、良子さんという絶好の母鳥の「啄」を引き出しきれなかったかも。

 本当ならここから、師匠のワタシが「啄」してやらなきゃいけないんでしょうけど・・・、まあ、自分で頑張って殻破ってくれや、Yクン。~o~

 午前中、Yのビデオ撮りで過ごし、お昼にケミさんを迎えに行きました。ケミさんのお昼寝の間、ワタシが滑らせてもらって、お昼寝終了後、交代してケミさんを見たのですが・・・またまた上手くなってます。ゴンドラ降り場下の短い急斜面も両足を上手くズラして降りて行きます。緩斜面では「体でグーするとはやくなるって先生におそわったんだよ」。

 お見事なクローチングを組みました。イヤハヤ、こちらの「啐」は大きな音だこと。~o~

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2015年1月10日 (土)

プライスレス!

 昨日のナクアは、曇り時々晴れのち雪。久々に朝日を見ました。ほぼ無風でそれほど寒くならずスキーには良いコンディションでした。

 内弟子Yは一昨日に続いて良子さんのレッスン。ワタシは午前中、娘(仮称ケミ)と一緒に滑りました。ケミさん、初めてナクアのゴンドラに乗りました。ナクア山頂からフォレストコースを御機嫌で滑走。雪が軽く圧雪がキレイなので気持ちよさそうに飛ばします。

 午後はナクアSSのレッスンに入りました。男性の先生だったので、馴染んでくれるかどうかちょっと心配したのですが、優しそうなおじさんだと思ったのか、特に泣きもせずついていきましたが、パパはちょっと心配。泣いて困らせたりしてないかなぁ。

 ゴンドラ降り場付近でたまたま見かけたので、ちょっと後を追ってみたら、人の少ないエレガントコースで、「はい、ブーツにターッチ」なんて言いながら滑る先生の後を、一生懸命付いて行ってます。ノンストックでのバランストレーニングをしてくれていた模様。

 「ブーツにタッチ」の後は、「膝を両手に置いてターン、終わったら立ち上がって両手を広げてー」「今度は両手を広げたままターン」。かなりマトモに大人にもするようなスキーレッスンです。大丈夫なのかしらんと思ったのですが、小さな体を一杯に使って先生の真似をして滑っています。うーーーん。

 娘があんなに一生懸命頑張っている姿を見るのは初めてです。なんだか、ちょっとジンと来ました。こういうのはプライスレスって言うんでしょうねえ。

 さて、レッスン終了後、この日はビッグイベントが待っていました。実は、ケミさんは良子さんと一緒に滑る約束をしていたんです。

 昨年の夏、良子さんの方から、「ケミさん、11月の終わりに丸沼で一緒に滑りましょう」と言ってくださっていたのですが、ケミさんの風邪でその約束を果たすことができずにいました。今回、もう一度、良子さんから言い出してくださって、とうとう約束が実現したというわけです。

 良子さんと一緒にゴンドラに乗り、フォレストコースを一本。良子さんが、「こんなことできますかー」なんて言いながら、様々なバリエーションを見せてくれている後を、ケミさん、ピッタリくっ付いて滑走しました。時々立ち止まって仲良くお話などしています。

 我々は、後ろからついて行きました。うーーーん、スキー馬○の両親としてはまさに感無量です。こればかりは絶対にプライスレス!  中田良子と言えば、日本のスキー史上に残るナンバー1女性デモです。その方が連日のレッスンでお疲れのところ、レッスン終了後、うちの娘のために時間をとってくれて、一緒に滑ってくださっているんですから。

 本当にどんなにお金を積んでも実現しないでしょう。ウチのケミさんは、一歳の頃からずっと丸沼でお会いするたびに可愛がっていただいき遊んでいただいていたので、それがあってのことです。

 本当に、これでスキー好きにならなきゃ、バチが当たりますゼ、ケミさん。~o~

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2015年1月 9日 (金)

マカセテクダサイと殻を破る音

 ナクアに来て三日目、ようやくコンディションがよくなりました。雪が降って少し寒いけど、視界は良く風もありません。当然、ゴンドラも動きましたし、雪が軽い!

 この日、内弟子Yは良子レッスン二日目でしたが、娘(仮称ケミ)の方もレッスンです。ナクアスキースクールは、今時珍しく、キッズを三歳から受け入れてくれます。もちろん、ママミキーのような子供専用スクールは三歳から受け入れるのですが、普通のスクールではキッズの受け入れ年齢を五歳に引き上げる所が多く、今年のケミさんを入校させる所に苦慮していたのでした。

 キッズジュニア用の可愛いビブをもらい、集合場所に連れて行くと、ケミさん、ワタシの膝にしがみ付いて泣きだしました。しかし、こちらも、こういうことには慣れてきたので、普通に先生にお引渡ししました。優しそうな女の先生で、正直ホッとしました。

 さて、ケミさんを先生にお任せすると、当然、ワタシはフリーです。ナクアの数少ない上級者コースである「じょっぱりコース」に行ってみました。ナルホド、こりゃ、八海山に持って行っても上級者コースだ。短い斜面ですが、非圧雪の超急斜面の上、ねじれが入って真っ直ぐ小回りで降りにくくなっています。前後の緩斜面は煩わしいものの、これは、かなり楽しいかも。

 午前の楽しい時間はアッと言う間に終わり、お昼にはケミさんを引き取りに行きました。ナクアのキッズレッスンは幼児の体力を考慮して半日だけなんです。午前のレッスンを終えたYとも合流し、昼食をと思ったのですが、ケミさんがまだ滑りたがります。もちろん、娘が滑りたがるのは大歓迎なので、三人でリフト二本、滑ってみたのですが・・・。

 す、すごい。驚きました。まず、リフトを降りた平地で、ケミさんがスケーティングのような動きをして進んでいるのにビックリ。滑り出して、その上達ぶりにまたビックリ。キレイに整地された緩斜面とは言え、いきなりパラレルターンとは!

 去年の春からプルークターンはしていたのですが、まさか、こんなに早くパラレルになるとは!しかも、何だろう、あの超ワイドスタンスの深回りは!なにしろ、大人のワタシがシュプールをトレースしてもワイドスタンスになります。まだ身長1mほどのケミさんですから、足を思い切り広げた超ワイドです。

 あのスタンスでパラレルのまま深回りターンするには、いい加減なごまかしは出来ないはずと思って観察していたら、角付、回旋、荷重の三要素を見事にミックスさせて外足を微妙にズラして回し、同時に内足を外旋させています。ナント言う超絶テクニック。ナクアSSはウチの娘にどんなマジックをかけたんでしょう。うーーむ。

 滑り終わったケミさん、「すきーノコトワ、コノけみ二マカセテクダサイ」だって。~o~

 ケミさんは、Eテレの影響で時々ロボット口調になるのですが、ロボットになって、「マカセテクダサイ、マカセテクダサイ」を連発します。さすがに本人もこれだけ上手くなったら、判るんでしょうねえ。~o~;;

 午後、ケミさんのお昼寝が済んでから、レッスン終了したYと一緒に滑りました。ところが、ここでまた、ビックリ。なんだか大回りが、良子モドキになってますケド。

 まだまだ、「モドキ」です。しかし、雰囲気が本当に良子さんに近くなってきました。明らかな進歩です。レッスン中、隙あらばピッタリ良子さんの後ろに付かせてもらっていたとのこと。

 何だか、今までのレベルを越えつつあるような気がします。今度こそテクニカルの殻を破る音が聞こえたかも・・・。~o~;;;;

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2015年1月 8日 (木)

森のめいろ雪のめいろとカルガモ親子

昨日の朝、起きてみるとナクアは猛吹雪でした。朝食時も窓の外は地吹雪で真っ白。どうなることかと思いました。

 しかし、メインリフトのナクアクワッドが動いてくれました。通常、フード付きクワッドは風に弱いものなのですが、ナクアクワッドは森の中を通るので風に強いのかもしれません。

 内弟子Yは、この日、中田良子デモのレッスンでした。プラスノーで教えていただいて以来、すっかり良子マジックの虜になってしまい、どうしても雪の上で教わりたがっていたんです。今回のナクア旅行の目的の半分はこれでした。悪天候にもかかわらず、何でも吸収してやろうとカルガモのように良子さんの後ろにぴったりくっついていた模様。

 そうなると、必然的に娘(仮称ケミ)の相手はワタシです。実は、ナクアSSのキッズレッスンは三歳からなので、ケミさんを入校させるのも目的の一つだったのですが、この悪天候の中、風を怖がる四歳児を他人様には任せてはおけません。

 十時頃から滑り出しました。朝の猛吹雪はやや収まったとは言え、視界は不良。ゲレンデは2~30cmのパウダーで覆われていました。我々にとってはそれほど悪い状況でもないのですが、四歳児には、まだちとシンドイか。

 と思ったのですが、ケミさん頑張って滑ってくれました。パウダーに入るとまだ動けなくなるのですが、自分で、「人のすべったあとだとらくだねー」ということを発見。もっぱら他人のシュプールをなぞって滑りました。

 ママ達がレッスンしているサンシャインコースを滑ったのですが、視界不良に加え、このコースは森の中の迷路のようになっているので、なかなかママ達の姿を見ることができません。ママの姿を追って滑り続けるうちに他人のシュプールも増えてきて、「ゆきのめいろみたいだねー」。~o~

 結局、二時間近く滑りました。クワッドリフトから一人で降りられるようにもなり、最後にはワタシがゆっくり小回りする後をカルガモのようにくっ付いて滑っていました。たいしたモンだ。~o~

 もちろん、我が家は午後も吹雪の中を・・・さすがに滑らせるわけにもいかず、午後は部屋に帰って練習帳とお昼寝。ケミさんがお昼寝から覚めた後だいぶ経って、ママが雪だらけになって帰って来ました。

 レッスン終了後も一時間ほど粘って練習してきて、超寒かったそうです。大回りの腕の構えを矯正してもらい、左ターンでの腕の返しを教わってきたとか。充実した顔をしています。こちらもまあ、たいしたモンだよ。~o~ 

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2015年1月 7日 (水)

木のみんな、雪のみんなこんにちわ

 やっほー、突然ですが、ただ今青森県のナクア白神スキー場です。仕事がなけりゃ我が家は当然スキーです。

 昨日の早朝、家を出て羽田から朝一番の飛行機に乗りました。娘(仮称ケミ)は、最初少しオネムだったのですが、飛行機に大興奮。安全のしおりをの非常時の絵を見て、「このひこうき、うみの上におりるのかなあー!」などと大声で叫んだり、離陸するや、窓の外を食い入るように見て、「うみの上をとんでるー!」「くもの上だー!」などとはしゃいでいたのですが・・・。

 雲の上に出た頃から、様子をおかしくなってきました。最初眠いのかと思ったのですが、気圧の変化なのか、経験したことのない縦揺れのせいか、飛行機酔いしたようです。機内でも嘔吐し、着陸後、スキー場まで何度ももどしてパパママを心配させました。

 しかし、ホテルの部屋へ入って、吐く物吐いたら、急に元気になりました。ホッ。~o~

 ナクアは初めてのスキー場だったので、まずワタシが様子見に滑りました。うーーん、こりゃケミさん大喜びのゲレンデだな。

 森の中の美しい緩中斜面で、コース幅が広く、かなりうねりがあります。ケミさんを滑らせてみたら、案の定でした。

 まず、うねりの強いコネクトラインに大興奮。「このコース、すきっ!」。この日ナクアには珍しく重い雪が降りしきったのですが、ラブァーコース、パラダイスコースなどを、パパママを引き連れて元気に滑走。「ケミ先生に着いてきてくださーい!」

 1000mペアリフトにパパと乗った時に、周囲の森に向かって、突然叫びました。「たくさんいる木たちのみんな、こんにちわー!雪たちのみんな、こんにちわー!」~o~

 この後、森の熊さんとトナカイさんにも呼びかけてました。~o~

 さて、ケミさんが御機嫌な滑走を続ける中、内弟子Yは、ひたすら、苦手の逆捻り小回りを練習していました。最後にはかなりマトモになりました。なにしろ、ケミ先生から、「今のすべり、スピードにのっててよかった!」とお墨付きを頂いてましたから。~o~

 ワタシとしては、この日上級者コースが開いていなかったこともあって、ちと物足りないかな、とは思いましたが、ケミさんが元気になって御機嫌で滑ってくれれば、パパとしては大満足、かな。~o~;;;

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2015年1月 6日 (火)

受験指導における訳というものについての硬い話

 「しばらく娘と雪の上のことだけ」と書いておきながら、ちょっと思い出したことがあります。かなり唐突ですが、古文の現代語訳の硬い話です。

 

 先日、仕事終了後に質問を受けました。センター試験の過去問の設問になっていない所の現代語訳について。

 

 2005年本試、『日光山縁起』から、「この川の水を飲みぬれば、ふたたび妻にあはずと申すなり」の部分の訳について質問でした。その子の持っているセンター試験対策の本には、「この川の水を飲みぬれば」が”その川の水を飲んでしまったら”と訳してあるというのです。

 

 「『已然形+ば』なのに何故仮定条件の訳をしているんですか」とのこと。うーーん、よく勉強しるなあー、モットモだ。

 

 これ、多分、その本を書いた方は、ある程度判ってやっているんでしょう。趣味で訳しているなら、間違えとは言えません。ちゃんとした訳です。しかし、受験指導の本の中の訳としては、問題があります。

 

 確かに文脈から言うと、ここは仮定条件です。しかし、「飲みぬれば」の「ぬれば」は、どうしても「已然形+ば」です。そして、「已然形+ば」を古語辞典で引くと、”・・・したら”という訳は出てきません。

 

 これは実は簡単なことです。「已然形+ば」には、いわゆる確定条件以外に、恒時条件とか恒常条件と呼ばれるものがあり、これを訳すと、”・・・すると、いつも(必ず)”となります。これは、一種の仮定条件です。恒時条件とは、一種の仮定のもとに、必ずいつも一定の結果が生ずることをいうのです。この用法は室町から江戸に掛けて「未然形+ば」と入れ替わって行くことになり、江戸後期に至って、現代語の「仮定形+ば」の語法となります。

 

 この文章の場合は、”この川の水を飲んでしまうと、必ず、妻に会わないことになると申しているのです”という意味になっているのです。

 

 これを判りやすく現代語に訳すと、確かに、”この川の水を飲んでしまったら”となるかもしれません。しかし、それでは、古語辞典に頼って学習を進めている受験生に理解不能な訳になってしまいます。

 

 実は、古文の現代語訳というものは、古語辞典に載っている訳だけでは上手くいかない場合があります。どうしても学校文法で説明しきれない文法現象などがあるためです。例えば、単なる<打消>「ず」を”・・・できない”と訳したくなることもあります。

 

 しかし、だからと言って、受験指導において、古語辞典の訳を無視して、文脈から勝手な訳をつけていては、単に受験指導だけでなく、古文の教育そのものがよって立つところを失います。古語辞典なんか引かずに勘で訳して良いということになっては、高校や予備校での教育は崩壊してしまいます。

 

 確かに古語辞典の説明は万全なものではないけど、「古語辞典は万全じゃないから」と古語辞典を無視した勝手な訳をつけたりすると、困るのは、古語辞典で勉強している真面目な高校生受験生の皆さんです。

 

 「古語辞典は万全じゃないから」と勝手な訳をつける方は、単なる自己満足で受験生を困らせていることになります。そんなことは教育者のやって良いことではありません。受験生を指導する立場の人間は、なるべく古語辞典に忠実に、しかし、文脈には適合するようにと熟慮しながら現代語訳を作らねばなりません。これは、受験指導をする者の責務です。

 

 まあ、古文は趣味でやってるんだよという方がたまたま受験指導してしまったなら、何をかいわんやなのですが・・・。

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2015年1月 5日 (月)

膾の結末と感謝の空

 例の高校生のための基本文法「膾」講座ですが・・・、「膾」は「膾」でした。おわんねーよ。~o~;;

 ほとんど理想的なペースで進んでいたのですが、延長時間がなくなっただけでした。補章と読解演習問題は出来ません。こりゃ、どうやっても終わんないわ。センターの過去問載せ過ぎだって。

 ま、しかし、ワタシの教えるべきことは全て教えました。しかも、時間延長無しで。アンケートだってエクセレントだったし、もう、良しとしましょう。

 膾講座の後は、例のボランティア家庭教師を一時間ほどこなしました。テキストの復習ノートをチェックしてあげて、模試に関する質問をいくつか受けて終了。マジメに勉強していて知的好奇心も豊富なので、質問もレベルが高くて楽しい仕事でした。

 これで、この人達にワタシがセンター前にしてあげられることは終わったかな。あとは、センター試験まで風邪ひかないでくださいね。体調さえ良ければ、力は十分あるんだから。

 仕事を終えて校舎の外に出ると、すがすがしい青空。やることは全部やったという充実感があります。なんだか、身の回りの全てに感謝したくなります。

 これで、しばらくは娘(仮称ケミ)と雪の上のことだけ考える生活だなぁー。~o~

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2015年1月 3日 (土)

膾の具合と顔見世一段落

 世間様は三が日とかだそうですが、我々はごく普通に仕事です。昨日から、今年も羹に懲りて膾を吹いた高校生のための文法講座でした。今のところ、昨年を越える好調なペースで進んでいます。もしや、四年目にしてピッタリ終わるのでは・・・。まあ、まだ予断を許さないと言っておきましょう。~o~

 さて、仕事と同時に進んでいるのが、お正月の顔見世イベント。昨日は、内弟子Yの一族が我が家に集結してのお正月顔見世パーティーでした。ワタシは仕事のために途中参加でしたが、一族の皆様、今年も元気で飲みまくりました。お義父さんにも義兄にも、この日のために用意した三重県木屋正酒造の「而今 特別純米 無濾過生 五百万石」が大好評でした。うーーん、ヤッパリ「而今」って美味しいんだね。

 娘(仮称ケミ)は、今回も従姉のIちゃんと仲良く遊び、最後には別れが辛くて涙ぐんだりして。

 今日の午後は、仕事の後、相模湾に面した町で親父の墓参りをし、兄のところに年賀に行き、施設の母を見舞いました。墓参りは、Yさんのたっての希望です。

 んで、すべて無事に済み、ホッと肩の荷が下りました。これで、年始の顔見世のご挨拶は済みました。後は、「膾」の仕事が済めば・・・。~o~

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2015年1月 1日 (木)

一にんまえの始まり

 あけましておめでとうございます。先ほど越後から八王子に帰りつきました。八海山を七時半頃出たのですが、日本海側は雪でスピードが出せず、十一時近くになりましたが、ほぼノンストレスの帰路でした。

 今日の八海山は一日雪。昨晩から今朝にかけてかなりの積雪があり、今日の昼間も降り続いて、昼間だけで30cmほどは積もった模様。

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 朝イチはワタシが滑らせてもらいました。雪の降りしきる中で、今年の一本目の滑走はファットでした。→は八海山山頂のスタート前チャンピオンコースを望むの図。

 ファットを履いてきた甲斐のある日でした。特に、エキスパートコースは荒れ方が適度で、たのしー!~o~

 ロープウェイ一本とリフト一本で、娘(仮称ケミ)を滑らせていた内弟子Yと合流。この程度の新雪ならテクニカルバーン(林間コース)に連れていけるかと思い、ケミさんに初林間を経験させてみました。2015010110460000

 ←は林間へ降りる廊下を滑るケミさんです。廊下を滑っているうちは、こりゃイケると思ったのですが・・・。

 やはり、新雪はまだまだです。この間の苗場ほど嫌がったわけではありませんが、無理をさせてスキー嫌いになられては元も子もないか。

 ダウンヒルレストランで、ココアを飲ませ、そのままらくらくコースを下しました。ところが、らくらくは滑りやすかったらしく、速い速い。スタンスを自在に使い分けて、らくらく~スイスイコースを楽しそうに滑り降り、オマケに第一リフトを一本滑って、昼食。

 午後も降りしきる雪の中、第一を数本滑ってくれ、おまけに昼寝のために休憩所に入る際、初めてスキーを一人で脱ぐことに成功しました。

 今までは、ストックを使って脱ごうとしていたのですが、腕力が足りなくて脱げませんでした。この日は、大人がよくやっているのを見ていたのか、片方の板でもう片方のビンディングを踏み、スキーを外した方の足でもう片方のビンディングを踏んで外すことに成功。

 「すごいねー」とホメてあげたら、「これで一にんまえだね」だって。~o~

 午後二時からワタシがケミさんを背負って昼寝させ、Yにも十分滑ってもらいました。Yさん、ファットの楽しさに目覚めたそうです。まあこれで、Yクンも八海山フリークとして一人前になったってことかね。~o~

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