マカセテクダサイと殻を破る音
ナクアに来て三日目、ようやくコンディションがよくなりました。雪が降って少し寒いけど、視界は良く風もありません。当然、ゴンドラも動きましたし、雪が軽い!
この日、内弟子Yは良子レッスン二日目でしたが、娘(仮称ケミ)の方もレッスンです。ナクアスキースクールは、今時珍しく、キッズを三歳から受け入れてくれます。もちろん、ママミキーのような子供専用スクールは三歳から受け入れるのですが、普通のスクールではキッズの受け入れ年齢を五歳に引き上げる所が多く、今年のケミさんを入校させる所に苦慮していたのでした。
キッズジュニア用の可愛いビブをもらい、集合場所に連れて行くと、ケミさん、ワタシの膝にしがみ付いて泣きだしました。しかし、こちらも、こういうことには慣れてきたので、普通に先生にお引渡ししました。優しそうな女の先生で、正直ホッとしました。
さて、ケミさんを先生にお任せすると、当然、ワタシはフリーです。ナクアの数少ない上級者コースである「じょっぱりコース」に行ってみました。ナルホド、こりゃ、八海山に持って行っても上級者コースだ。短い斜面ですが、非圧雪の超急斜面の上、ねじれが入って真っ直ぐ小回りで降りにくくなっています。前後の緩斜面は煩わしいものの、これは、かなり楽しいかも。
午前の楽しい時間はアッと言う間に終わり、お昼にはケミさんを引き取りに行きました。ナクアのキッズレッスンは幼児の体力を考慮して半日だけなんです。午前のレッスンを終えたYとも合流し、昼食をと思ったのですが、ケミさんがまだ滑りたがります。もちろん、娘が滑りたがるのは大歓迎なので、三人でリフト二本、滑ってみたのですが・・・。
す、すごい。驚きました。まず、リフトを降りた平地で、ケミさんがスケーティングのような動きをして進んでいるのにビックリ。滑り出して、その上達ぶりにまたビックリ。キレイに整地された緩斜面とは言え、いきなりパラレルターンとは!
去年の春からプルークターンはしていたのですが、まさか、こんなに早くパラレルになるとは!しかも、何だろう、あの超ワイドスタンスの深回りは!なにしろ、大人のワタシがシュプールをトレースしてもワイドスタンスになります。まだ身長1mほどのケミさんですから、足を思い切り広げた超ワイドです。
あのスタンスでパラレルのまま深回りターンするには、いい加減なごまかしは出来ないはずと思って観察していたら、角付、回旋、荷重の三要素を見事にミックスさせて外足を微妙にズラして回し、同時に内足を外旋させています。ナント言う超絶テクニック。ナクアSSはウチの娘にどんなマジックをかけたんでしょう。うーーむ。
滑り終わったケミさん、「すきーノコトワ、コノけみ二マカセテクダサイ」だって。~o~
ケミさんは、Eテレの影響で時々ロボット口調になるのですが、ロボットになって、「マカセテクダサイ、マカセテクダサイ」を連発します。さすがに本人もこれだけ上手くなったら、判るんでしょうねえ。~o~;;
午後、ケミさんのお昼寝が済んでから、レッスン終了したYと一緒に滑りました。ところが、ここでまた、ビックリ。なんだか大回りが、良子モドキになってますケド。
まだまだ、「モドキ」です。しかし、雰囲気が本当に良子さんに近くなってきました。明らかな進歩です。レッスン中、隙あらばピッタリ良子さんの後ろに付かせてもらっていたとのこと。
何だか、今までのレベルを越えつつあるような気がします。今度こそテクニカルの殻を破る音が聞こえたかも・・・。~o~;;;;
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