感傷と感心と敗北宣言の日
一昨日昨日と仕事のない日だったので、我が家は雪国でした。
一昨日は八海山でした。天候は曇り時々晴れ時々雪。雪面が荒れやすい中を、内弟子Yはかなり安定した大回り小回りでした。八海山の古い常連Eちゃんに「板が雪面に張り付いてる。かっこいいよ」とお褒めの言葉をもらってました。
昨日は野沢温泉を訪れました。天候は快晴。意外に寒く、雪は硬く締まっていました。まさに、絶好の野沢日和。
Yと娘(仮称ケミ)は、ハイシーズンの野沢は初めてです。長坂ゴンドラから物珍しそうに外を眺めていました→。
ワタシも、2009年までSGレース、その後は春の試乗会で野沢にお世話になってますが、ハイシーズンのファミリースキーは初めてです。しかも、こんなに快晴。ちょっとワクワクさせられました。
まず上の平からパラダイスゲレンデを通ってシュナイダーコースへ。
かつて、ワタシが散々苦労させられ、最初の頃はカスミ網に突っ込んだこともある「カスミ」のコーナーを見下ろすケミさんです←。
今見ても、すごい所です。よくぞこんな所で高速レースをやったもんだよね。
かつて、魂の闘いを演じた場所を、今や娘とともにファミリースキーですからねえ。ちょっと感傷的にならざるを得ませんでした。
ノンビリ感傷に浸っている暇なく、ユートピアゲレンデのコブ斜面に差し掛かってしまい、おや、こんな所を五歳児に滑らせられるかなと思ったのですが、ノンストックでスイスイクリア→。ご立派です。~o~
ユートピア下の日陰ゲレンデにはキッズパークが常設せれていました。子供用のムービングベルトが二台もあり、子供用障害物コースが作ってあります。コレ、タダなんです。ビックリ。
その他にも子供の喜びそうな遊具が置いてあって、全部タダ。某N場だったら、少なくとも一人千円は取りますゼ。いやー、野沢は素晴らしい!
内弟子Yも感心しきりでした。キッズパークだけでなく、トイレはキレイだし、リフト係さんがみんな若くて明るくて熱心だし、某N場にないものばかりです。野沢エライ!!
そのキッズコースを御機嫌で滑るケミさん←。こんなコースをパラレルで滑っちゃうの、ケミさんくらいです。~o~
昼食後、ゴンドラから見たブナ林コースに行きたいというので、三人で行ってみたのですが、いやー、ここは楽しい。森の中の迷路のようなコース、コース脇のオフピステ、オフピステに出来た小さなウェーブ。全てが子供をワクワクさせます。ケミさん、御機嫌で、何度も滑りたがりました。
でも、ブナ林コースの先には、名うての難コース牛首コースが控えているのですが・・・。
牛首コースの整地斜面をワイドスタンスパラレルの大回りでかっ飛ばすケミさん→。林の影が縞になって美しいコースなのですが、そんなことにはお構いなしの猛スピードです。
続いて、牛首のコブ斜面。硬いコブが細い尾根のコースにビッシリついている超難コースなのですが・・・。
最初はワタシが先に誘導して降ろしました。しかし、二度目の時は、ケミさん、もうワタシを待ってくれません。プルークスタンスの中回りでサラサラと降りてしまいます。よく見ると、斜度変化の少ないコース取りをしているようです。コブを舐めるようにスムーズに滑って行きます。スゴイなー。
我々がちょっと見とれていたら、いくら本気で滑っても全く追いつけなくなりました。速過ぎだよ、ヲイ。~o~;;;;;;;
さらにコブ斜面下の整地コースを得意のワイドスタンスパラレルでかっ飛ばしていきます。どこまで行くんだー。必死で追いかけるワタシのはるか先の合流点で、ケミさん、ピタリと止まりました。イヤハヤ、なんてヤツだ。~_~;;;;;;;;
多分、牛首コースを滑り降りる未就学児レースがあったら、ブッチギリ日本一でしょう。クラウン持ちの父とテクニカル持ちの母が必死で追いかけて追いつけない未就学児が日本に二人いるとは思えないから。
この後、ゴンドラの中で、「もう、ママはケミちゃんには敵わない。負けました」とYさんから敗北宣言が出たのでした。~o~
さらにその後、日陰ゲレンデを大回りで滑らせたところ、練習に来ていた大学のスキーサークルのお兄さん達に驚かれてしまいました。「おい、お前、コーチからスタートの合図が出てるぞ」「あっ、いけね。あの子があんまりうめーから見とれちゃってたよ」なんて会話があったとか。~o~ ~O~
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